原田光治|クラウドマネージメント協会

30歳で起業し、日本初のデジタル印刷機を導入。その後インターネット黎明期からデジタル広…

原田光治|クラウドマネージメント協会

30歳で起業し、日本初のデジタル印刷機を導入。その後インターネット黎明期からデジタル広告、IT研修など多角化。事業創造を理念に23社設立。全国の印刷会社から成るクラウドマネージメント協会や全国の工務店から成るDX Builders Networkを組織し新規事業のサポートを実施。

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マーケティング定義刷新の裏側

今年34年ぶりにマーケティングの定義そのものがマーケティング協会にて改定されました。 この流れは、DXによりこれまでの定説であったAIDMAなどの過去の定義が通用しなくなってきていることにあります。現にGoogleは新たな次の理論を定義しています。

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    • 適小デザイン住宅が成功のカギ

      建築業界では、最近「BIM」という用語が頻繁に登場しています。 BIM、つまりBuilding Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)は、建物を3Dでモデリングし、設計、コスト、運用の情報を一元化して管理する技術のことです。 このBIM技術は、一般の住宅建築にも徐々に導入され始めています。工務店やハウスビルダーにも、ぜひ導入を検討していただきたいと思います。 2023年、新築の着工件数が5%近く減少しました。今後、この減少傾

      • 70代のスマートフォン利用率の上昇とマーケティングの変革

        ここ3年間で70代のスマートフォン利用者は31%増加し、60代は86%、70代は65%の人がスマートフォンを使用しています。 以前は、高齢者を主な顧客とする企業の多くがデジタルマーケティングを避けていましたが、市場の変化によりマーケティング戦略を根本から見直す必要が出てきたと感じられます。 既に、シニア層向けのオンライン通販サイトが多数立ち上がり、顕著な成長を遂げている企業も見受けられます。 さらに、オースタンス社が運営するシニア向けコミュニティサイトは、大勢のシニア層

        • ダイソーのこのサービスはすごい

          よくあるシーンですが、店舗で特定の商品を探していても見つからない場合、スタッフに在庫を尋ねますよね。 その際、よく耳にするのが「売り場になければ在庫はないでしょう」というやや冷たい反応。 このような経験は多くの方がしているかと思います。ダイソーは顧客のこのような不満を解決するために、在庫確認が可能なアプリをリリースしました。 このアプリの画期的な点は、ダイソーを含む3つのブランドが展開する約3300の店舗の、7万点にも及ぶ商品の在庫を店舗ごとに確認できる機能です。 こ

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          マーケティング業界おける「4つのR」と印刷業界での展望

          このたび、ECに関する展示会に参加した際、マーケティングの将来において中心的な役割を果たすであろう「4つのR」というキーワードを学んできました。これは以下の通りです。 - Right Person:最適なお客様へ - Right Timing:最適なタイミングで - Right Content:最適な内容を - Right Channel:最適なチャネルで これらの「4Rの概念」は以前からマーケティング業界でしばしば議論されてきましたが、生成型AIの普及により、コストとス

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          スマートハウスとスマートホーム

          ここ1年で急激に新しい住宅フランチャイズが出現していますが、それらが特に際立った特徴を持っているわけではなく、インパクトに欠けると感じています。 そろそろ、住宅業界も自動車業界のように、本当の意味でターゲットごとにピンポイントで商品構成を行う市場性になってきていると思います。 それでは今回の記事内容に入ってまいります。 ・スマートハウスとスマートホーム 工務店を運営されている方々の中で、意外にもスマートハウスとスマートホームの区別が曖昧になっているという事実が見受けら

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          クッキーレス時代のマーケティング

          完全なクッキーレス状態になると言われて2年が経過しましたが、まだ完全な状況には至っていません。クッキーレスとは、サードパーティクッキーを廃止する、つまり受け入れないことを意味しますが、一部の広告配信は依然として続いています。 ただ、そのような中でも、新たな概念である「ダイナミックリターゲティング」が市場を広げています。簡単に説明すると、この手法はファーストパーティデータ型と同様に、広告の閲覧をブラウザでなく、広告配信を行う会社のサーバーで記録し認識させることで、従来と同じよ

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          顔認証サイネージの進化

          2〜3年前から顔認証技術を利用したデジタルサイネージの商品化が始まりましたが、当初はあまり売れず市場の拡大は見られませんでした。 しかし、生成型AIの進化により、劇的な新たなソリューションが誕生し、様々なサービスが提供され始めています。NECなどからも同様の商品が発表されており、その精度は大幅に向上しているようです。 https://jpn.nec.com/delight/partnerprogram/index.html 特に、来場した顧客を識別し、瞬時にVIP客であ

          タレントマネジメントは1on1から

          ニュースでもピックアップされる機会が増えてきましたが、大学卒業後3年以内の退職率が40%近くに達している現状があります。 これからは、本当の意味での人材確保が企業にとって最大の経営課題となってくるのではないかと感じています。 ここから表題の件になります。 採用後の定着を促進するため、数年前からタレントマネジメントの考え方が浸透してきました。 タレントマネジメントとは、一人ひとりの個性や適性を把握し、最適な仕事環境を提供することを指します。この管理を具体化するために、カ

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          AIが検索を根本から変えていく

          昨年、Googleから新たな検索アルゴリズム「SGE」が投入されました。 以前からGoogleはセミナーなどで、将来的には検索ワードを入力した際に1つの検索結果だけを表示する世界を創りたいと述べ続けてきました。 これは、過去の検索履歴からAIが個々に最適な検索結果を提供することを意味しており、生成型AIの活用によりSGEではその第一歩が踏み出されています。 そのため、これまで20年にわたり検索上位に表示されるためのSEO対策に力を入れてきましたが、新しいアルゴリズムでは