早くも生後半年 表情が豊かになってきた
時が経つのは早いもので、先日3月25日、生後半年、いわゆるハーフバースデーを迎えた。めでたい。両手の平で十分に乗せることが出来た身体は現在成長期ど真ん中、着実に体長が伸び、長時間抱えているのが大変になってきているほどだ。
また最近は特に顔のサイズも立派になり、身体から首、顔にかけてくびれの無い、例えるならアルパカのようなボリューム感で佇んでいる姿を見てはその胸元に鼻をうずめ、芳醇な香りを堪能させてもらっている。
顔の成長と言えばもう1つ、これまで何かを加えているとき以外は口をへの字に結んだ無表情タイプの犬だったが(これも可愛い)、今月になってヘラヘラと舌を出し、口角を上げたニコニコ顔をよく見せてくれるようになった。
犬が笑っているように見えるのは、リラックスしているから、飼い主の真似をしているから等色々な説があるようだが、その顔を見ては我々カイヌシも大げさに喜んでしまう節があるため、今はその反応欲しさもあるのかもしれない。いずれにせよこちらまで嬉しくなる良い顔をしている。犬は飼い主の鏡なので、これからもたくさんの笑顔が見られるよう接したいものだ。
少しずつ春の温かさが近づいては遠ざかりという近頃だが、先月購入したお気に入りのセーターを身に纏いながら今月も色々な場所へと足を伸ばした。
まずは念願のドッグランデビュー。
室内ながらノーリードで広い場所に放されるのは初めての新鮮な経験で、それこそ終始ニコニコ顔で駆け回っていた。先月の成長期にて、ぬん坊は犬見知りをせず初対面でもズンズン顔から距離を詰めていく子だと書いたが、やはりその様子は健在で、自分より身体の大きい小さいを問わず全員に挨拶をしまくってはガウガウ吠えられるか、後ずさりさせていた。
そして違う子の方へ向かってはそれを繰り返し、またさっきの同じ子に同じように迫り吠えられていた。その間ずっとヘラヘラしているのだから、そのマイペースぶりに笑ってしまう。
屋外で開催されたイベントにも初めて参加することが出来た。犬好きにとっては楽園のような場所で、大小様々、数百～数千匹の犬たちに四方八方を囲まれながらドッグランやショッピングに勤しんだ。
活発なわんちゃんたちと戯れる様子を見ていて気付いたのだが、ぬん坊は足が遅い。というかペキニーズがそうなのか。
前述の通りとにかく自分から挨拶を仕掛けるコミュ強犬なのだが、追いかけっこが始まると、1,2秒追ってはすぐに離され、オヨ？といった顔をして次に近い子にズンズン寄ることを繰り返していた。記憶のストレージがとても小さいのかもしれない。ずっと楽しそうで良いのだけど、何を考えて遊んでいるのだろうと思いながら目で追っていた。
話は変わって、今月は初めてお腹を下してしまったようで、頻繁に用を足す姿を見ては初めての子育てをする親のような気持ち(想像)で、どうしたものかと慌て、どうしても自らに原因を探した。
かかりつけ医に駆け込むと、恐らく食べ過ぎか、お出かけでのほかの犬との遊びすぎ走りすぎによるストレスですねとのことだったので一安心し、その後お薬を飲んだ後に見事10cm級のモノを捻り出している姿を見て喜んだ。
自分たちのことではめったに病院にかからないカイヌシも、犬のこととなれば腰が軽いのは犬飼いの常か、きっと年を経るごとに心配事は尽きなくなっていくのだろうが、可能な限り健やかに元気で過ごしてほしい。
幸いぬん坊は病院に苦手意識が無いようで、注射を打つ時も相変わらず何を考えているのか分からない真顔で過ごしてくれるので助かっている。
いずれにせよ、これからも心配し過ぎるくらいで見守り続けていきたい。
先日、生後半年を記念して写真館で撮影を行ってきた。
写真館なんて自分の七五三とかぶりだったかもしれない。犬を飼うことで、こういう文章も含め定期的に何か形に残しておこうと思えるから、副次的な効果として人生が豊かなものになるよな、などと時々思ったりする。
お世話になった写真感は郊外に広い一棟スタジオを構えていて、犬に限らず、好きなものと好きな姿で撮ってくれる、そんなコンセプトが感じられる場所だった。
簡単な打ち合わせを終えスタジオ入りすると、入室から写真撮影の終了まで何十分も様子を動画に収め続けてくれ、それを1分の動画作品として編集して写真と共に渡してくれる、少し珍しいスタイル。仕上がりは素晴らしく、ぬん坊も慣れない場所ながらお利口に撮らせてくれたのでとても楽しい時間となった。
せっかくなので、Xに載せられていないお気に入りのを何枚かここに残しておく。
これからも定期的に記録に残る機会を作っていきたい。
4月は犬のイベントが多く開催されるようで、また1つずつ、ぬん坊の思い出に残ることが増やせそうで嬉しい。またたくさんの人と犬と出会い、暖かくなってくるこの時期をめい一杯満喫してほしい。
一緒に過ごすことが出来る1回1回の季節を立ち止まって大切にしていきたいものだ、と改めて考えつつ、今月の成長記とする。
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