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興味は長くは続かないのだから 趣味としてのクラシック音楽

好きなもの、聴きたいものを聴こう。 そう決めました。 かねてより、西洋美術、西洋音楽どちらにも興味を持つなか、音楽にはいくつかのハードルがあると感じていました。 精度を別にすれば、美術であれば、1時間に100作品を見ることは可能です。 それによって美術史を概観することもできるでしょう。 しかし、音楽はそうはいきません。 小品でも5分前後、序曲なら8分前後が多いでしょうか。 交響曲では1時間を超えるものもありますし、オペラだと2時間でも短めです。 また、美術史は本を読

    • 短歌で迷子になりかけたら

      数か月前、短歌をはじめたときの目標は、 「ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINALで、枡野浩一さん、天野慶さんに読んでいただきたい。もし叶うなら、選んでいただけたら」 でした。 幸いにもそれが実現し、また、NHK短歌でも自作を放送していただくことができました(Rhythm名義ではないため、こちらではご報告はしていません)。 となると、今後はさらに次のステップを目指すのが自然なようですが、私は、いまの自分の短歌がそのレベルにあるとは思っていません。 なので、このギャップ

      • 2024年9月生まれの短歌たち

        10月が終わろうとしているのに、いまごろ9月の話で恐縮ですが、今後のために記録をつけておきたくなりました。 これから、自分の短歌がどう変化していくのか、あるいは変わらないのか、定点観測していきたいと思っています。 連作「まだ透明な本」  おなじ道歩いていても気づかない言葉を摘んで星にするひと  やさしくて切ない歌を詠むひとのまだ透明な本が欲しくて  まぶしくて紅茶のカップてのひらに抱いて西日を見上げています  好きだけが好きを伝える術じゃない 知っていますが好きなの

        • 改めまして、自己紹介

          こんにちは、Rhythmです。 はじめましての方も増えてきましたので、改めて自己紹介です。 もっとも、noteでは個別の趣味の話は多く書いてきたものの、まとまった自己紹介は初めてだったと思います。 Rhythmと書いて、リズムと読みます。 姓名のある筆名に変えるか悩んでいましたが、少なくともネットでは、当面Rhythmでいくことにしました。 理由は、高校時代からのハンドルネームで、愛着があるから。 「藤掛廣幸ファンのページ」をはじめ、この名前で多くの方と出会い、貴重な経験

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        興味は長くは続かないのだから 趣味としてのクラシック音楽

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          短歌講座と、タイミングの問題

          歌人・文学者である西巻真さんの短歌講座に参加しました。 この講座は、お題をもとに短歌をつくり、西巻さんの助言のもと、試行錯誤してつくり直していくというもの。 助言といっても、押し付けるようなものではまったくなく、作り手が何を表現したいのか、ということを丹念に聞き取り、焦点をしぼっていく手法です。 初回の短歌講座では、「旅」のテーマで短歌をつくっていきました。 参加者は10名くらいでしょうか。 短歌のキャリアも向き合い方も作風も異なる人たちを相手に、リアルタイムで導いていく

          短歌講座と、タイミングの問題

          短歌のスタートラインに、ようやく立てた

          激動の9月でした。 私が短歌を始めたのは今年の6月から、すなわち「ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL」からと説明してきましたが、ここにきて、短歌のスタートラインに立てたのは、この9月から、さらに言えば、9月14日からでは、と思うようになりました。 9月14日というのは、「ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL」交流会の初日です。 それまで、たった一人で、枡野浩一さんの「かんたん短歌の作り方」だけを繰り返し読んで短歌をつくってきた私にとって、この交流会は、短歌

          短歌のスタートラインに、ようやく立てた

          ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL レポート(まさかの歌合わせ 編)

          受賞作の紹介、交流会の模様は、こちらの記事をご覧ください。 美味しい日向の幸をいただき、おなかいっぱいになったところで、歌合わせが始まりました。 プログラムのなかに歌合わせがあるということ、私は日向市の記者発表資料で知りました。 知っていて良かった、と思う一方、準備の仕方もわかりませんから、流れに身を任せるしかありません。 受賞者どうし、 「歌合わせって何をするんでしょう?」 「しおりには歌合わせゲームって書いてあるから、天野慶さんの57577のカードゲームでしょうか」

          ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL レポート(まさかの歌合わせ 編)

          ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL レポート(おいしい日向 編)

          2024年6月14日から7月12日まで募集された「ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL」にて賞をいただき、9月14日、15日の授賞式&交流会に参加してきました。 本稿では、交流会で訪れた場所、美味しいものをご紹介します。 受賞作については、こちらの記事をご覧ください。 9月14日(土)朝 宮崎空港まずは、宮崎空港に集合です。 30分ほど早めに着き、事務局の方を目で探していると、後ろに座られた方から「短歌のイベントの方ですか?」と声をかけていただきました。 初対面

          ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL レポート(おいしい日向 編)

          ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL レポート(きらめく受賞作 編)

          2024年6月14日から7月12日まで募集された「ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL」にて賞をいただき、9月14日、15日の授賞式&交流会に参加してきました。 心づくしのおもてなしをいただき、受賞者の方々と親交をあたためることができました。何にも代えがたい経験でした。 まずは、撰者の枡野浩一さん、天野慶さん、事務局の日向市の皆様に心から感謝申し上げます。 当日も御礼を申し上げたつもりですが、いただいたお気持ちの10分の1も伝えられていないと思っています。本当にありが

          ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL レポート(きらめく受賞作 編)

          ときには読書の話を #名刺代わりの小説10選から

          「#名刺代わりの小説10選」をX(旧Twitter)に投稿してみました。 10作くらい簡単だろうと思っていましたが、同じ作者の作品は選ばない、というコンセプトで臨んだため、意外に苦労しました。 Xの文字数では、書名と著者を記すのがやっとでしたので、主なものについて、noteで紹介したいと思います。 ローマ人の物語 塩野七生古代ローマの建国から衰亡までを描いた大作(ハードカバー全15巻)です。 以前にnoteで注目ポイントを紹介しました。 カルタゴの名将ハンニバルとの

          ときには読書の話を #名刺代わりの小説10選から

          筆名をどうするのか問題

          noteやX(旧Twitter)では、Rhythmという名で投稿しています。 この名前は高校時代から使用しているもので、かつてBBSと呼ばれた個人サイトの掲示板で、ハンドルネームとして使っていたものでした。 Twitterでは一時期別の名前を用いたこともありましたが、やはりRhythmの方が馴染みがあることから、継続するに至っています。 私の活動範囲が狭いためか、同じ名前の方とバッティングすることもなかったですし、これまで特段の問題はなかったのですが、ここにきて困ってい

          筆名をどうするのか問題

          わたしの短歌の現在地

          私は、短歌初心者です。 振り返ると、自分がなぜもっと早く短歌に浸らなかったのか、不思議に思います。 高校の頃から、作家の川上稔さんの影響もあり、芸術は、「言葉」、「音」、「絵」の三つの要素で成り立っていると考えていました。 時間があれば本を読み、音楽を愛し、学校の美術では賞もいただいたりするなかで、もっと早くに短歌を始める機会はあったのではないか。 もし、学生の頃から取り組んでいれば、いまの試行錯誤は、もっと感性の鋭いうちにクリアできたのではないか。 そうはいっても、

          わたしの短歌の現在地

          刀を趣味にするには、ハードルが高い

          なんとなく、日本刀が好きです。 もう10年になりますが、軍師官兵衛の放送に合わせて展示された「圧切長谷部」の存在感に圧倒されました。 何が凄いのか、分からないけど何かが凄い。 言語化するための手がかりもなく、ただただその存在に引き込まれました。 以来、機会があれば美術館や博物館で鑑賞しますが、どう観れば良いのかが分からない。 東京の刀剣博物館で開催されていた「現代刀職展」に至っては、もう本当に置いてけぼりでした。 作刀、研磨、刀装、さまざまな部門ごとに入賞作品が並ん

          刀を趣味にするには、ハードルが高い

          「川のぬし釣り2」を思い出す -HPが減ると攻撃力が下がるゲーム

          こんなまとめ記事があがっていました。 まとめ記事のサマリーとしては、 ゲームバランスの調整が難しい(HP満タン時に合わせると瀕死時が厳しい、瀕死時に合わせるとHP満タン時が緩くなる) そのため、常にHP全回復が求められストレス この辺りに落ち着いたようです。 攻撃力がHPと連動するゲームとして思いつくのは、スーパーファミコンの「川のぬし釣り2」です。 昭和の日本を舞台にした、「釣り+RPG」といった趣のゲームで、単に魚を釣れば良いというものではなく、ゲームを進める

          「川のぬし釣り2」を思い出す -HPが減ると攻撃力が下がるゲーム

          ピップマグネループは凄いかもしれない

          ピップマグネループを着けると、朝の仕事がはかどるようになった。 狐につままれたような感想ですが、1か月ほど使用してみた実感です。 そもそものきっかけは、慢性的な首こり・肩こりに悩まされていたこと。 まとめ記事で、マグネループが効いたというのを読み、2,000円くらいなら、と、ピップマグネループMAXを試すことにしました。 肩こりの方の効果は… あまりよく分かりません。 ただ、これまで首筋に手を当てると冷たかったのが、マグネループを使うようになってからは、いくぶん普通

          ピップマグネループは凄いかもしれない

          100回泣ける「蝶々夫人」と、読みを付された「蝶々夫人」

          兵庫県立芸術文化センターで上演された、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」 開幕に先立ち、公開リハーサル(ゲネプロ)に参加してきました。 公式X(旧Twitter)にて、「100回観ても泣ける」とあり、どれほどのものかと思ったのですが… 言葉にならないくらい素晴らしかったです。 ただただ、美しい。 飛鳥左近さんが指導されたという振付や所作。 障子や灯り、隅々に至るまで洗練された舞台。 日本の美を追求した、ということが一見しただけで伝わってきます。 兵庫県立芸術文化センター

          100回泣ける「蝶々夫人」と、読みを付された「蝶々夫人」