すべては体力と雑談から始まる
🎅✨✨Ho! Ho! Ho‼️ アドベントカレンダーの季節ですね。今日はGoodpatch anywhereの一員としてこの記事を書きました。Goodpatch anywhereでファシリテーター/UXデザイナーをやっている沼野です。
わたしはデザイン領域の中でも、コンセプトや組織カルチャーをつくるような、形があるようでないものをみんなで捉えられるようにする領域を担うことが多くあります。その中でも今回は、しぶとく何かを続けて考えたり取り組む上で大事な体力と雑談について書いていきます。
さきに結論
論点・本質に迫ったことだけを議論・検討し続けても人は疲れます。
わたしは話し合う時間の冒頭や終わりにのりしろ*的に余計なお話を振り、自分も話します。やれ今日は寒いとか、雨で洗濯物が乾かないとか、柔軟剤の匂いがきついんだけど何がおすすめ? とか。どうでもいいようでいて、相手の好き嫌いとか日常にちょっとだけ触れられそうな話を聞き合います。(これは自チームでも、お客さまとの間でも)
仕事の話だけでは見えなかった相手の人となりが少し窺い知れるはず。人となりが見えてくると、論点についての話だけでは見えづらい価値観のすりあわせどころをたくさん感じられるようになります。例えば……
相手が何にモニョモニョとネガティブさを漂わせるか?
下を向いていた顔をあげたり、いい表情を見せてくれるのはどんな部分にヒットしたときか?
決断をするときのポイントや口癖は?
一緒にゴールに辿り着くために掴んで損はありません。無くてもまぁ大きく困りはしないけど、あるとチームの雰囲気がよくなったり、無理を少し通したいときの柔らかいコミュニケーションが可能になります。雑談からええ感じの雰囲気はきっと始まります。
体力だってそう。自分の体力の今を知り、底上げをしていくことでやっと土台がしっかりしてくる。
体力欲しい欲しいと言いながら何も続けられなかった頃をふりかえると、仕事も遊びも少しスケジュールが立て込んだだけで不安になり、かつ大きなストレスにもなっていました。日頃自分ひとりで会社をやってることもあって、仕事があるのは大変ありがたいのに。でも体力がついてきたことで、出張も恐れず、遊ぶときものびのび遊べるようになってきました。
飽き性なのに続いたジム通い
さて。疲れが取れやすい身体が欲しい! と、体力づくりのためにジムに通い始めて年末で1年を迎えます。出張でキャリーケースを引いても腕が筋肉痛にならず、移動でむくんだ脚は翌朝にはスッキリして、ずっしりした疲労から回復していて欲しいという目標がだいぶ叶えられてきました。
体力づくりならウォーキングやジョギングという手段もありますが、ひとりでやっていると淡々と自分と向き合う時間になるのですよね。この時間が苦手で苦手で……。
ところが今回のジムはパーソナルトレーナーさんにびったり伴走してもらったおかげで1年続いています。これがストイックに身体づくりを押し上げる筋肉ガチ勢(結論で触れたところの”論点・本質に迫ったことだけ”)の指導だったら続かなかった。
トレーナーさんは、まずは通うところから支えてくれました。「時間枠内ならいつ来てもいいです。この時間は沼野さん用だから遅れたって問題ない、大丈夫!」と、遅刻しつつジムにたどりついただけでハイタッチで褒めてくれるのです。なんて柔軟。
雑談→トレーニング→雑談→トレーニング
トレーニングルームでは「今日体調どうですか?」と調子のヒアリングから、身体自体にも尋ねるようにストレッチ。そして身体を動かす合間に、最近見たもの、読んだ本、仕事でどんなことをしているか? など、いろんな角度からわたしの興味関心を探ってくるのです。運動に関係ない話をどんどん振ってくれる。THE雑談。
きついブリガリアンスクワットをして、今気になる体型のポイントを今後どうしたいか?(As-isとTo-beですね)話、おすすめ動画雑談。しんどいバーピージャンプ(参考動画を貼りますが、こんなスムーズにはできない)をして、最近観たものの話。雑談とトレーニングを織り交ぜていきます。そうすると時間枠もあっという間! 途中しれっと負荷が足されていたり、回数が増減されたり。
身体を動かす時はもちろん効かせたい部位に集中してカウントをします。終わってプハーっと給水するようなタイミングであれこれ話す。真面目にトレーニングをやればもっとメニューをこなせるはずですが、通い続けるうちに効果を出していく方を優先したい自分にはぴったりでした。通い切れなくなったら元も子もないんじゃ!!
同様に、議論や会議に疲れ果ててしまうのも元も子もない。形がないものや曖昧なものを掴みにいくような取り組みは1回や2回の議論(orワークショップなど)で終わることはありません。腰を据えて、中長期で向き合うときにはスピードや弾みをつけていくことも必要です。
雑談を挟めるリラックス感が楽しみになる可能性だってある。あの場は雰囲気がいいからスムーズに議論がしやすいと思ってもらえるかもしれません。
おすすめの雑談トピック
身も蓋も無い話ですが、自分の話をするのが苦手な人もいらっしゃるので、雑談でのりしろ部分のコミュニケーションを取ろうとすることが効果100%とは限らないです。ちょっとずつ振ったり、自分の場合の話をして様子を見るのがおすすめです。
普段自分の話をあまりしない人も、おイヤでなければ少し試してみませんか? 相手から聞ける話から、何か面白みが増えていくかもしれません。自己開示とまでおおげさには言いませんが、ちょっとした生活の話なんかがおすすめです。
デスクにいつも置いているものは?
仕事中は何を飲んでる?
午前と午後で変わる?
気分転換に手近なところだと何をする?
今日その場に臨む直前、仕事以外だと何をしてた?
お昼何食べた?
家事って何かした?
寒い!暑い!これでしのいでるっていうものある?
地味な体調不良ネタ
体力のある身体と、健全なコミュニケーションで、明日からもがんばっていきましょい!!
Goodpatch anywhereには雑談の名手がたくさんいて、業務のミーティングも、組織作りのいろんな委員会の話も弾みがつきやすいです。筋トレ部のslackチャンネルもあって、おかげで継続の励みにもなってます!
あらゆるバックボーンを持った人たちとコミュニケーションをしながら、デザインワークができる環境、興味を持たれた方はぜひノックしてみてください。
🎅前後のアドベントカレンダー記事のご紹介🎄
12月13日の記事は、きっとさんのこちら! 国内医療機器開発に向けて学びを進めているアニキ。デザイナーのみんな、医療やらないか! と呼びかけているよ📣📣📣
12月14日の記事は、けたけさんのこちら! 小さなところにギュッと詰まった情報、しかも観やすくかわいらしさもある👀👀 見逃していた人も公式動画でチェックできますよー🏉
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?