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2018.05.20 留萌本線

春になり社会人になった。新天地札幌での新生活には慣れないが、幸い道内での撮影には慣れていたので、まずは近場から攻めることにした。札沼線とセットで行きやすい留萌線に照準を定め、借り出したレンタカーで初夏の275号を下った。

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2018.05.20 峠下〜幌糠
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

北海道の夏、朝は早い。始発前からすでに明るくなる。山にはもやがかかっているが、じきに晴れるだろう。留萌線沿いはまったくロケハンをしていなかったので、まずは手っ取り早く幌糠駅近くの踏切から見えるゆるいS字カーブで撮ることにした。電線が気になるところだが、これが現実。仕方がない。ヘロヘロの鉄路を走る単行列車は、車に追い越される速度でゆっくり峠に挑んでいった。


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2018.05.20 大和田駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

大和田駅は国道を背にした場所にあり、集落のはずれにある。カーブした線路に沿って舗装されていない低いホームが据え付けられている。雲の切れ間から日がさしてきた。数秒停まったディーゼルカー。誰も乗り降りせずに去っていった。


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2018.05.20 石狩沼田駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

沿線では最も活気がある石狩沼田駅。数少ない定期利用者がいるだけに、ホームには列車を待つ人がいた。ホーロー看板が1枚だけ線路に直角に掲げてあるので一枚絵で場所が表現できる。到着間際の1枚と、線路が剥がされた副本線側ホームに残る駅名標を入れたスナップでまとめた。


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2018.05.20 峠下駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

最後にやってきたのは、唯一の交換可能駅峠下。限界を感じる佇まいが印象的だ。まずはホームからスナップを1枚。次の列車は駅を見下ろす斜面上から俯瞰を撮ろうと思ったものの、草に阻まれ登るのを断念。泣く泣く踏切から駅全景を写した。