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2022.01.30〜31 石北本線①

この冬の主役はどう考えてもラストイヤーのキハ283系おおぞらだった。しかしJR北海道は案外、キハ183系の石北特急も推してくれるらしい。オホーツク幕のリバイバルが始まるだけでなく、じきに2両が新特急色に塗装変更されるという。石北183系担になって気がつけば6シーズン目。新幕を撮らずにはいられまい。首尾よく重なった休み。出撃の準備は整った。

2201石北001
2022.01.30 当麻〜伊香牛
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

まずは昨夏見つけた当麻の踏切を見下ろす構図に三脚を据えた。一応夕焼け狙いではあったが、雲なのか雪なのかわからないほどに白い世界。これはこれで冬らしくていいか。旭川に向かう特急大雪の去り際を切り取った。


2201石北002
2022.01.30 遠軽駅
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
2201石北003
2022.01.30 遠軽駅
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

そのまま旭紋道で東へ向かい、遠軽駅手前の跨線橋に登った。特急大雪の到着を待つ駅には、すでにラッセルとキハ40が入線していて、暗いながらも絵面が華やかである。極寒の中待つこと数分、踏切の音とともに本命の大雪が登場。巻き上げ雪を被ったテールライトがヘッドライトに変わる姿こそまさにスイッチバックの遠軽駅。輝く4灯が旅の行き先を照らした。


2201石北004
2022.01.30 遠軽駅
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
2201石北006
2022.01.30 遠軽駅
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
2201石北007
2022.01.30 遠軽駅
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
2201石北008
2022.01.30 遠軽駅
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

今回の目的がこのリバイバル幕である。以前のオホーツク=OK幕も好きだが、この幕もかっこいい。幕に雪が付いていなくて本当に良かった。趣しかない遠軽駅に輝く、同じく趣のあるオホーツク幕。この絵幕が、いずれはなくなる183系の最後の相棒になるのだろう。


2201石北010
2022.01.30 生田原駅
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
2201石北011
2022.01.30 生田原駅
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

この1月から大雪・オホーツクにキハ261系ラベンダー編成が入っている。183系狙いの身としてはありがたくないご配慮なのだが、撮らないのももったいないので生田原駅で待ち構えることにした。午後9時半の生田原は氷点下21℃。寒いを通り越して痛い。耳が取れそう。
少し湿度があるためか、到着した新車のラベンダー編成からは爆煙が吹いていた。かつてスラントノーズでも見たことはあったが、ボロいがゆえの煙だと勘違いしていた。ラベンダー編成も厳しい北海道の冬を身を持って感じたことだろう。