2018.05.26〜27 只見線②
2日目も天気はバリ晴れ。こんな幸運があって良いのだろうか!道の駅でのマルヨから目覚め、この日も飽きずに六十六里越の方向に車を走らせた。
まずは田子倉手前の国道沿いから、小さなスノーシェッドを越えたストレートを狙うことにした。この日も新潟色の2連は続投のようで、初夏のあたたかな日差しのもと、エンジン音とともに古老が姿を現した。
この日も臨時列車は大盛況。大白川駅での離合を俯瞰すると、臨時列車が到着するやいなや、ホームはいつにない人混みとなった。離合相手はさきほどの新潟色。大雨による寸断後の只見線ではまず見られない離合にこの配役はまたとないシャッターチャンスである。離合をおいしくいただいた後は、長い停車時間を利用して我々もホームへ。米坂線のキハ58、大村線のキハ65を思い出しながら、リバイバル塗装の車両を記録した。
午後は再び田子倉へ。きのう同様田子倉駅跡近くに三脚を据える。まず臨時列車の返しを、河原の反対側、前日に俯瞰で撮り下ろした橋を、今度は見上げる形で構図を作り撮影。手前の水面が影になるのは否めないが、国鉄色の存在感でカバーできたのではないか。次の定期列車は、きのうと同じトンネル飛出しの縦アングルを抑えることに。背景に残雪を据えてこちらも手堅くシャッターを切った。
翌日には札幌に出社しなければならず、ここまでで撮影を切り上げざるを得なかった。車で長岡まで送ってもらい、そこから新幹線で新潟に出て、新潟空港から新千歳へ飛んだ。道外遠征も無理すればなんとかなるんだなと感じた撮影行だった。