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2022.01.21〜22 南海電車②

和歌山の安宿で夜を明かし、バリ晴れの天気予報を信じて迎えた朝。なんとも言えない曇り空に肩を落とした。とはいえ予報は晴れると叫び続けている。山を登っている間に雲が晴れるのではないかと淡い期待を抱き、阪南市・俎石山の登山口に車を付けたのは午前8時前のことだった。

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2022.01.22 南海本線 尾崎〜鳥取ノ荘
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
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2022.01.22 南海本線 尾崎〜鳥取ノ荘
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

1時間半の登山の結果、晴れてたら絶景だっただろうなあ!という気持ちを得ることに成功した。霞んで見えないが、遠くには神戸の街。その手前には関空連絡橋。眼下には阪南市や泉南市の住宅街が広がっていた。晴れきらないためにテンションも上がりきらないが、まずはケツ撃ちで7100系を仕留め、続いてサザンも撮影。晴れないなら粘らなくても……と早々に下山し、高野線への転戦を決めた。


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2022.01.22 高野線 御幸辻〜橋本
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
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2022.01.22 高野線 御幸辻〜橋本
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2022.01.22 高野線 御幸辻〜橋本
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2022.01.22 高野線 御幸辻〜橋本
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2022.01.22 高野線 御幸辻〜橋本
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
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2022.01.22 高野線 御幸辻〜橋本
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

雲ひとつない快晴。大勝利である。登ったのは橋本駅南側に広がる段々畑にこじんまりと残る謎の展望デッキ。撮影順は前後するが、片開きドアが特徴的な6000系を寄りと引き両方で抑え(1,2枚目)、ほとんど外見は変わらないが両開きドアになった6300系も縦横両構図で撮影(3,4枚目)。最後には、こちらも車齢30年を越え、いつ置き換えのアナウンスが来てもおかしくない特急こうや用30000系も登場。橋本駅を入れる構図と、特徴的な顔の形がわかる切り位置とでおいしく頂戴することができた(5,6枚目)。


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2022.01.22 高野線 三日市町〜美加の台
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
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2022.01.22 高野線 三日市町〜美加の台
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
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2022.01.22 高野線 三日市町〜美加の台
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

続いて向かったのは、河内長野市を一望できる岩湧山の山頂。新日本百名山にも選ばれた標高897mの山で、その行程はシンプルに登山だった。この日2度目となる1時間半のトレッキングで足はガクガクだが、眼下の景色は最高。夕焼けも相まってすべてが輝いて見えた。登場した6000系は、橋本でも撮った2+2+4両の不思議な編成。オール6000系の8連はありがたい限り。続いて現れた6連の6000系も含め、三日市町駅から美加の台駅まで区間を思う存分切り取ることができた。


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2022.01.22 高野線 三日市町〜美加の台
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2022.01.22 高野線 三日市町〜美加の台
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2022.01.22 高野線 三日市町〜美加の台
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

夕方は通勤特急扱いのりんかんも走る。本命の30000系ではなく31000系の登板だが、赤白のラインは俯瞰で良く映えてくれる。まだ置き換えの話は聞こえてこない6300系も、この距離から見れば6000系とそう大差あるものではない。光線の関係でステンレス車でもきちんと存在感を出してくれるのは撮っていて楽しくなる。今の高野線を支えるベッドタウンと線路を一枚絵で表現できたのではないか。