NPO法人境を越えて

『介助者がいれば自分らしく生きられる』 車いすからベッドの移動ができず一晩車いすで過ご…

NPO法人境を越えて

『介助者がいれば自分らしく生きられる』 車いすからベッドの移動ができず一晩車いすで過ごす人がいる。大学進学・就職をあきらめた家族がいる。生きるのを諦める人がいる。こうした現状を知ってもらうこと、重度障がい当事者とその家族がその人らしく地域で暮らせる仕組みづくりを目指します。

マガジン

  • 【知】コラム「境を越えた瞬間」

    境は至るところにあります。目に見える境もあれば目に見えない境もあります。境がないと壊れてしまうものもあれば、境があるから困ってしまうことがあるのかもしれません。 毎月、障がい・福祉・医療に関わる方に「境を越えた瞬間」というテーマでコラムを書いていただいています。 ※これまで、メールマガジン「境を越えて通信」にて掲載していたものを、2022年4月号より、noteにてコラム単独で掲載してまいります。

  • プロジェクト

    境を越えてのすべてのプロジェクトをまとめました。

  • 【繋】特別なスタンスとスキルを持つ介助者の会

    地域で暮らす重度障がい者のそばにはいつでも介助者がいます。「重度訪問介護」の介助者は、長い時間そばにいることで、個別性に応じた身体介護や家事援助、医療的ケアや特殊なコミュニケーション支援、さらには、その方が望む生き方のサポートをしていきます。熟達した介助者同士の語り合いからその専門性の追求と一般への理解を目指すとともに、介助者が孤立せず共有・共感・支え合いながら働くことのできるネットワークを構築していきます。

  • 【繋】Bar境

    サポーター会員限定企画「Bar境~ゲストを交えて何でも話そう~」 2022年4月より始まる新企画です。 オンラインにて、毎月第3金曜日の夜、ゲストを交えてゆっくりとお話しましょう。 詳細は1つ目の記事「サポーター会員限定新企画のお知らせ」をご覧ください。

  • イベント

    イベント告知・開催情報はこちらから!

最近の記事

  • 固定された記事

NPO法人境を越えてです

車いすからベッドの移動ができず一晩車いすで過ごす人がいます。 大学進学・就職をあきらめた家族がいます。 生きるのを諦める人がいます。 彼らの介助が出来る人 : 100 人に1人 ※訪問介護士 ( ヘルパー ) の内、重い障害を持った人の状態に合わせた介助ができるスタンスとスキルを持ち合わせているのはわずか 1~2%未満と言われています。 NPO 法人境を越えてでは、こうした現状を知ってもらうこと、重度障がい当事者とその家族がその人らしく地域で暮らせる仕組みづくりを目指し、

    • コラム「境を越えた瞬間」2024年6月号-岡本莉奈さん‐

      プロフィール岡本 莉奈(おかもと・りな) NPO法人自立生活センターSTEPえどがわ社員 作業療法士 2000年生まれ。大学1年生のときに自立生活センターSTEPえどがわの講義を受け、学生ヘルパーを始める。 約2年間、ALSの方などのヘルパー経験を経て、大学を卒業後に作業療法の資格を持ちながら、STEPえどがわで活動する。 ヘルパーをする傍ら、障害当事者と一緒に大学で講義をしたり、ときどき、全身ピンクタイツを着て(笑)、ダンサナクセイバーのナクセイバーピンクになったりす

      • 「悩める介助者のための交流会」

        はじめに境を越えてでは、「特別なスタンスとスキルを持つ介助者の実態把握とネットワーク構築」というプロジェクトを行っています。 ▼プロジェクトについてはこちらをご覧ください。 「仙人ヘルパー」と呼んでいる“特別なスタンスをスキルを持つ”熟達介助者たちも、よりよい関係作りやケアの提供ができるように、日々悩み考え続けています。 当事者だけでなく、介助者も孤立しがちになってしまう重度訪問介護。 悩みや不安、疑問や質問。 どこに伝えたらいいのだろう? これって伝えていいのかな?

        • コラム集「境を越えた瞬間」

          重度の身体障害のある当事者自身や、その介助者などの様々な立場の方に、介護や障害、福祉にまつわる「境を越えた瞬間」をテーマに思いを綴ってもらい、年に1冊、コラム集としてまとめております。 (毎月発行しているコラムの拡大版のような形です。) コラム集「境を越えた瞬間」Vol.1,Vol2のデータ版はこちらからご覧になれます。 Vol.1 Vol.2 Vol.3こちらの記事をご覧ください。 Vol.4こちらの記事をご覧ください。 購入はこちらコラム集は当団体会員でなくて

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        NPO法人境を越えてです

        マガジン

        • プロジェクト
          143本
        • 【知】コラム「境を越えた瞬間」
          37本
        • 【繋】特別なスタンスとスキルを持つ介助者の会
          5本
        • 【繋】Bar境
          27本
        • イベント
          7本
        • 【知】「境を越えて通信」
          33本

        記事

          2024年5月-Bar境-のお知らせ

          皆さま、こんにちは! 日中はとっても暑いGWでしたね。 でも、夜は風が気持ちよくて、夏もこんな夜だったらな~と今から夏の暑さにおびえている事務局です。 さて!5月もBar境がOPENいたします。 今回は、繋がるプロジェクト・学生介助者交流会と連動し、学生さんたちにも声をかけてまいります。 皆さんの周りにも、学生さんがいましたらぜひご一報くださいませ♪ 概要日程:2024年5月17日(金) 時間:19:00~20:30 方法:オンライン(zoom) 定員:5名程度+α 申

          2024年5月-Bar境-のお知らせ

          境を越えてフォーラム2024~介助者だって当事者だ。Vol.4~

          今年もやってまいりました!きたる6月22日「境を越えてフォーラム2024」開催です! 2021年から4回目を迎えるフォーラムですが、今年も「介助者だって当事者だ。」がテーマです。 重度身体障がいの当事者と介助者が一緒になって語り合う、他ではなかなか見られない、少しエッジの効いたトークイベント!今年は医療職の方々もセッションに登場します! 会場でしか見られない展示・関係者たちの本の販売もありますので、ぜひ会場にも足をお運びください☆ 昨年のフォーラムの様子はこちらからご覧

          境を越えてフォーラム2024~介助者だって当事者だ。Vol.4~

          「境を越えて通信」Vol.58-2024年5月号-

          今月のアート 活動報告▼インクルーシブ運動会の掲載情報(毎日新聞)※有料記事 今月のPick up\境を越えて、5歳おめでとう/ 活動に参加してくれている仲間からメッセージをいただきました! 境を越えてで関わっている、参加した活動は? 境を越えての活動に参加しての感想をお願いします! 6年目を迎える境を越えてへ、叱咤激励をお願いします! 今後境を越えてでやりたいことありますか?? 漫画 ジョニーの話なんとか粗探しを試みるジョニー。 ひみまみ、この調子でがんばれ

          「境を越えて通信」Vol.58-2024年5月号-

          コラム集「境を越えた瞬間」Vol.4完成!

          コラム集『境を越えた瞬間』とは・・・ 重度の身体障害のある当事者自身や、その介助者などの様々な立場の方に、介護や障がい、福祉にまつわる「境を越えた瞬間」をテーマに思いを綴ってもらい、年に1冊、コラム集としてまとめております。 (毎月発行しているコラムの拡大版のような形です。) コラム集「境を越えた瞬間」Vol.1,Vol2のデータ版はこちらからご覧になれます。 今回はその第4弾です! 実際の記事とともにその内容をご紹介いたします。 巻頭企画巻頭企画では、「障害者のリア

          コラム集「境を越えた瞬間」Vol.4完成!

          コラム「境を越えた瞬間」2024年5月号-横井菜絵子さん‐

          プロフィール横井 菜絵子(よこい・なえこ) ALS遺族。夫がALSで2年間闘病後、2020年死亡。 死別後、重度訪問介護ヘルパー経験あり。 日本ALS協会北海道支部運営委員。 札幌市在住。 「天使がラッパを吹いた話」これからするのは「天使がラッパを吹いた話」です。 タイトルに違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、しばしお付き合いを。 振り返ると結婚して21年目、夫婦なかよく暮らしていたのに、夫がALSに罹患。目の前が真っ暗になりながらも「後から後悔しないように

          コラム「境を越えた瞬間」2024年5月号-横井菜絵子さん‐

          【もしもシリーズPart2】難病当事者と考える「合理的配慮」ってなんだろう

          難病を患っていたって地域で暮らしている 難病を患っていたって買い物に出かける もしも、あなたの仕事先に難病のある方が来たらどうしますか? -お店の中に入れるかな? -会話ってできるのかな? -メニューは見れるかな? -私はどうすればいいんだろう… -他のお客さんはどう思っているかな… このシリーズ(#もしもシリーズ)は、街中のいろいろなお店に難病の方が来た場面を切り取っています。 「合理的配慮」が求められる今、私たちと一緒に考えてみませんか? もしかしたら、そんなに難

          【もしもシリーズPart2】難病当事者と考える「合理的配慮」ってなんだろう

          2024年4月-Bar境-のお知らせ

          皆さま、こんにちは! 新年度がはじまりましたね。 東京はやっと桜が・・・🌸 お花見、夜桜・・・🍻 ということで、2024年度も毎月Bar境をOPENいたします♪ 聞いてみたいことがある方も 具体的にはないけど、何か得たい!という方も、 誰かとちょっとお話したいなぁ・・・という方も、 どなたでも、お気軽にお申込みくださいね! 皆さまのご来店を心よりお待ちしております☆ 概要日程:2024年4月26日(金) 時間:19:00~20:30 方法:オンライン(zoom) 定

          2024年4月-Bar境-のお知らせ

          「境を越えて通信」Vol.57-2024年4月号-

          今月のアート 活動報告 今月のPick up皆さんのお話を聞かせてくれませんか? 皆さんこんにちは。 境を越えて会員の吉沢祐輔と申します。 突然ですが、障がい・福祉・医療に関わる障がい当事者・ご家族・支援者の方で、下記のようなお話を一方的に聞いてもらいたいという方、 もし、いらっしゃいましたら私に1時間お話聞かせてください! もちろんこれはボランティアです。 ただし、3つお願いがあります。 私はいま目の前に境や壁を感じて前に進めないでいる人が境や壁を越えて、なり

          「境を越えて通信」Vol.57-2024年4月号-

          コラム「境を越えた瞬間」2024年4月号-杉田省吾さん‐

          プロフィール杉田 省吾(すぎた・しょうご) 1969年、大阪府豊中市生まれ。 2009年から川崎市在住。 毎朝、空の写真撮ってSNSで生存アピールしてます。 「川崎つながろ会」という患者会の活動で月一は外出し、世間に存在アピールしてます。 楽しく、時に苦しく生きてます。誰だってそうですね。 少しずつ越えた「境」私はALS患者です。 2013年に発症し、2017年に気管切開を行い延命して今に至ります。 家族は妻だけです。 ALSだとわかったのは発症から半年ほど経ったころ。

          コラム「境を越えた瞬間」2024年4月号-杉田省吾さん‐

          【報告レポート】コンパクト版カリプロ@東京都介護福祉士会

          コンパクト版カリキュラム化プロジェクト 東京都介護福祉士会様主催にて実施! いつもは学生向けにおこなっているカリプロですが、今回は初めての現職者研修という形でした。 (講義の様子は公式XにUPしておりますのでぜひご覧ください) 開催概要主催:東京都介護福祉士会 場所:日本福祉教育専門学校 日程:2024年2月21日~2月22日(講義1日、体験1日の2日間) 対象:10名 ご協力いただいた当事者:講師2名、実習受け入れ7名 1日目:講義【前半】支える・生きる、介助の視点を

          【報告レポート】コンパクト版カリプロ@東京都介護福祉士会

          「境を越えて通信」Vol.56-2024年3月号-

          今月のアート 活動報告生活力向上講座2024のリアル講座のお申込みが開始しています!詳しくは以下の記事をご覧ください。 今月のPick up「自薦ヘルパーを使うには??」 先日、当団体に寄せられたご相談に「自薦ヘルパーをやりたいと言ってもどこの事業所も対応してくれなかった」というものがありました。自薦ヘルパーという言葉だけか一人歩きしている現状も否めないと思っていた矢先、今回のご相談でした。 ピックアップで取り上げていきたいと思います。 自薦ヘルパーとは、その名の通

          「境を越えて通信」Vol.56-2024年3月号-

          コラム「境を越えた瞬間」2024年3月号-吉澤卓馬さん‐

          プロフィール吉澤 卓馬(よしざわ・たくま) 作業療法士 元学生ヘルパー 専門学校2年生のときに岡部さんと出会い、2年間学生ヘルパーをしていました。作業療法士となった現在でも、境を越えての活動に協力させていただいています。 ALS当事者さんとの出会いは、一瞬で「境」を越えてしまうことができる 境を越えた瞬間と言われ、改めて考えてみると、ALS当事者さんと出会った瞬間を思い出します。 学生の時の授業でALSという病気を知りました。 「徐々に筋力が低下していくが、思考や

          コラム「境を越えた瞬間」2024年3月号-吉澤卓馬さん‐