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2023年オフ新外国人候補 vol.スターター

2023年オフの新外国人候補、スターター起用が期待できる投手のリストです。掲載時点での契約状況やステータスに基いていますので、コールアップやトレード、怪我(コンディション不良)等による、リストの入れ替えにつきましてはご理解ください。随時追加を予定。

※noteの仕様上、動画の画質の劣化と音ズレがあります。高フレームレートでのご視聴は該当ツイートをクリックして頂き、Twitter上でご覧ください。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。


アンソニー・ケイ(28) LHP

今季はCHCとマイナー契約、DFA後NYMを経てOAKへ。ハイスピンレートのファストボールで圧倒するパワーアーム。レパートリーの全てが上質も、コントロールのバラつきがネック。奪三振力に秀でるためセットアッパー起用はもちろん、スターターへ再転向も〇。40人枠外でマイナーFA、チャンスがあれば是非。


ナビル・クリスマット(28) RHP

今季はSDPの40人枠入り、DFA後ARIがクレーム。ユニークな握りの魔球、2シームチェンジアップを操る技巧派。ムーブメント大なレパートリーをコマンド良く織り交ぜ、緩急で翻弄するグラウンドボーラー。股関節のコンディション不良が気掛かり。パワーレスながら安定度〇、スターター再転向で獲得を期待。


ハイメ・バリア(27) RHP

今季はLAAと年105万ドルの契約。傑出したアームアングルを誇るスキルフルなWBCパナマ代表。優れたコマンドでインハイを抉り、キレの良いスライダー/チェンジアップで仕留めるベーシックなスタイル。ローテの柱/エース格も見込めるパワフルなスウィングマン。米メディアが今オフのノンテンダーを予想。


タイソン・ミラー(28) RHP

今季はMILの40人枠入り、3度の移籍を経てFA。ナチュラルなカット&シンクアクションを伴うムービングファストを操る右腕。レパートリーの全てを同一モーションで投げ分け、安定したリリースポイントと傑出した球持ちが生み出す、抜群のコントロールが◎。パワーレスも、投手層のボトムアップに絶好。


ジョシュ・フレミング(27) LHP

今季はTBRの40人枠入り。精密機械のような完璧なコマンドでゾーンに出し入れするスターター。超低回転の粗い球質と、手元で鋭く変化するレパートリーの相乗効果が抜群。デセプション/球持ちに優れるも、パワーレス気味で肘のコンディションに不安。米メディアがノンテンダーを予想、ローテの一翼に◎。


ザック・プリーサック(28) RHP

今季はCLEと年295万ドルの契約。デセプション/アームアングルに優れたコンパクトなデリバリーのスターター。ゾーンに出し入れ可能なコマンドでゴロを量産、垂直に鋭く変化する縦スラ/パワーカーブが持ち味。闘争心に溢れるが、ややパワーレスでセルフコントロールに課題。獲得のチャンスがあれば是非。ザック・プリサック/ザック・プレサック等、表記の揺れがあります。ご了承ください。


エリック・フェッディ(30) RHP

今季はKBO/NCと年100万ドル(サインボーナス20万ドル込)の契約。最多勝/防御率/奪三振の三冠に輝いた、KBOが誇る支配的なスターター。優れたコマンドで胸元を攻め、ゾーンを広く使うストライクスロワー。上質なレパートリーの全てでカウントを整えられ、スイーパー軌道を描くカーブが絶品。続報に期待。


ブルース・ジマーマン(28) LHP

今季もBALの40人枠入り。腕を振り切る躍動感に溢れたデリバリーから、抜けの良いチェンジアップを操る左腕。インハイを正確に突けるコマンドを武器に、対左右に応じた配球/投球スタイルを確立。平凡なメカニクスとややパワーレスな点を除けば、欠点のないスターター候補。40人枠を外れればマイナーFA。


ジェシー・ショルテンス(29) RHP

今季はCHWとマイナー契約。大きなストライド幅が生み出す、傑出した球持ちの良さが魅力のスウィングマン。優れたコマンドと緩急を駆使するクレバーな投球術が魅力ながら、飛び抜けたツールがない総合力型。バックエンドスターターが適任、投手層のボリュームアップに〇。40人枠を外れればマイナーFA。


スペンサー・ワトキンス(31) RHP

今季はBALの40人枠入りもHOUにトレード、DFAを経てOAKへ。毎年のように球種が増え続ける、非常に器用な右腕。ドライブラインにてスイーパーを習得、レパートリーの質も向上し大きく飛躍。コントロールは安定もパワーレスがネック。ローテの柱は望めないものの、バックエンドスターターが適任の候補。レパートリーの多い投手なので、動画を分割しています。1つ目がシンキングファスト(4シーム)/カッター/スイーパー、2つ目がカーブ/2シーム/チェンジアップ/スプリットとなります。


タイラー・ギルバート(29) LHP

今季はARIとマイナー契約。持ち前のコマンドと緩急を上手に織り交ぜた投球術が光るサウスポー。丹念にボールを動かしながら、ゾーン全体を広く使い切るクレバーなスタイル。ややパワーレスで、球種毎のアームアングルのバラつきが気掛かり。バックエンドスターターが適任、今オフはマイナーFA見込み。

ディネルソン・ラメット(31) RHP

今季はCOLと年500万ドルの契約もリリース。意のままに変化する縦/横/標準の3種のスライダーで制圧するパワーアーム。良好なアームアングルに高速クイックも備えるが、ムービングファストがゾーン中心に集まる点がネック。スターター確約でチャレンジして欲しい大物右腕、獲得のチャンスがあれば是非。


ミッチ・ホワイト(28) RHP

今季はTORの40人枠入り。堅実なコントロールと緩急を巧妙に使いこなすハイフロア型の理想形。ムーブメントが絶妙に異なる変化球を器用に操り、ゾーン際を突くタイトなスライダー/スイーパーが絶品。総合力に秀でるが、肘肩のコンディションに不安。今オフは40人枠外でマイナーFA、ローテの一角に是非。


タッカー・デビッドソン(27) LHP

今季はLAAの開幕ロスター入りも、KCRにトレード。理想的な投球メカニクスを誇るスウィングマン。上質なレパートリーの全てでカウントを整えられ、粘り強くゴロを量産と安定度が◎。エース格に化ける可能性を秘めた、ハイポテンシャルな逸材。今オフは40人枠外ならマイナーFA、スターター確約で是非。


チェイス・デヨング(29) RHP

今季はPITの開幕26人枠入り。秀逸なアームアングルから縦に腕を振り切れる、投げっぷりの良い右腕。ゾーン際を粘り強く突くコマンドとクイックが◎、広い球場で本領発揮のフライボーラー。スプリットが高めに抜ける癖があるため、チェンジアップ主体へ回帰がベター。ローテ候補に理想的、今オフはマイナーFA見込み。


ブレント・ハニーウェル(28) RHP

今季はSDPとマイナー20万ドル保障のスプリット契約(40人枠入りで72.5万ドル)。度重なる怪我で伸び悩んだ、MLB屈指の元プロスペクト。安定したコマンドと複数のマネーピッチ、スターターに必要な能力を全て備えた大器、希代のスクリューが絶品。今オフもマイナーFA見込み、争奪戦の可能性大な要注目株。

アンソニー・ミセビッチ(28) LHP

今季はKCRを始め計5球団でプレー。総合力に秀でたバランスの良いスウィングマン。安定したコマンドで丁寧にゾーンをコントロール。緩急を上手に使えるため、スターターへの再転向も選択肢。投球メカニクスが平凡で打ち辛さがなく、対右に有効な球種がない点がネック。40人枠を外れるようなら是非。

アレク・ミルズ(31) RHP

今季はCINとマイナー契約。オールドスクールなスタイルにトレンドのスイーパーを織り交ぜるハイブリッドなサイドアーム。パワーレスながら投球術に優れ、強烈なインステップが生み出すサイドアングルが魅力的。ヘルニアの術後コンディションに不安も、ローテの一角に絶好。今オフもマイナーFA見込み。


ローガン・アレン(26) LHP

今季はCOLとマイナー契約もリリース。打者の懐を抉る、鮮烈なクロスファイアが光るスウィングマン。粒揃いの多彩なレパートリーが◎のハイフロア型。インステップなど工夫は見られるがファストボールの質が△、ややパワーレスで被弾癖。燻り続けるもポテンシャルは一級品、覚醒の可能性を秘めた左腕。

ケビン・ハーゲット(32) RHP

今季はCINとマイナー契約。抜群のコマンドと投球術で打者を手玉に取る右腕。球場に合わせてプレートを踏む位置を微調整するなど、非常にクレバー。球離れの早さを、良好なアームアングルと強烈なインステップを伴うデリバリーで補完。使い勝手は良いがパワーレスがネック。今オフもマイナーFA見込み。

アントニオ・サントス(26) RHP

今季は日本海リーグ石川でプレー。国際FAとして5万ドルでMLB入りのドミニカンパワーアーム。独特のリズムを刻むデリバリーから、淡々とストライクを積み重ねるコントロールが○。豊富なレパートリーを操るイニングイーター。変化球の質が今一つながら、バランスの良いハイフロア型との評。続報に期待。

アーロン・サンチェス(30) RHP

今季もMINとマイナー契約。安定したコマンドで打者の懐を突き、逃げるボールでゴロを量産するイニングイーター。球持ち/デセプションに秀でたデリバリーと投球術の相乗効果で、見た目以上の打ち辛さがある右腕。オールドスクールなスタイルながら、総合的な完成度は折り紙付き。今オフもFAを予定。

チチ・ゴンザレス(31) RHP

今季はMIAとマイナー契約。カット&シンクアクションを伴う4シームを筆頭に、常にボールを動かし的を絞らせない技巧派。不意にクイックを織り交ぜ打者を翻弄、投球術に秀でたクレバーさが◎。某KBO球団が熱心にスカウト/リクルートとの噂。ローテーションの一翼を担える右腕、ノンテンダーの際は是非。レパートリーの多い投手なので動画を分割しています。1つ目が4シーム/スライダー、2つ目が2シーム/チェンジアップ/カッター/カーブとなります。

ドリュー・ハッチソン(32) RHP

今季もTORとマイナー契約。ハイレンジでバランスの取れた理想的なスターター。レパートリーの全てでカウントを取れ、大崩れしない抜群の安定度が◎。良好なアームアングルを誇り、ゾーンに出し入れ自在のスライダーが生命線。アジア複数球団が数年掛かりで追い続けている逸材、チャンスがあれば是非。サンプルの多い投手なので、動画を分割しています。1つ目が4シーム/スライダー、2つ目が2シーム/チェンジアップとなります。

トーマス・ハッチ(28) RHP

今季もTORとマイナー契約。超高回転のファストボールに粒揃いのレパートリーをバランス良く織り交ぜるパワーアーム。コントロールが安定してしるため大崩れせず、ゲーム纏め上げるスキルに長ける。失投による被弾癖と平凡で打ち辛さのない投球メカニクスが△。今オフ40人枠外の際はマイナーFA見込み。


タイ・ブラック(32) LHP

今季はCOLとマイナー契約。レパートリーの全てでカウントが取れるゲームメイカー。絶妙なコマンドで打者の懐を突き、逃げるボールで翻弄するスタイル。ゾーンコントロールに長け、緩急自在でクイックも○。パワーレスで球離れが非常に速く、打ち辛さのないメカニクスが△。今オフもマイナーFA見込み。

タイラー・アレクサンダー(29) LHP

今季はDETと年187.5万ドルの契約。多彩なレパートリーをバランス良くミックス、粘り強くゾーン際を攻める技巧派スターター。タイトなカッターと抜けの良いチェンジアップのコンボが絶品。ややパワーレスで被弾癖がネック。きちんとゲームを纏め上げる安定度が最大の魅力。ノンテンダーの際は是非。

カルロス・マルティネス(31) RHP

今季はMEXでプレー。ドーピング/DVの両項でサスペンデッド中の劇薬。アンダーサイズながら縦横自在にボールを動かすグラウンドボーラー。カッター/2シームで懐を突き、逃げる球で仕留めるベーシックなスタイル。球離れが早く対左に課題。度重なる怪我でピークアウト感も、大博打に絶好の右腕。

マット・スワーマー(29) RHP

今季はATLとマイナー契約。傑出したアームアングルを誇るタフなイニングイーター。完璧にコマンドされた落差のある縦スラが絶品。ややパワーレスで被弾癖有、モーション大なデリバリーの為クイックに課題。バックエンドスターターが適任も、奪三振力〇でリリーフ起用も照準。今オフマイナーFA見込み。

T.J.ゾイク(27) RHP

今季はCOLとマイナー契約もPHIへトレード。粒揃いのレパートリーを操る技巧派。スリークォーターへ転向で球持ちが劇的に改善も、対価として抜群のアームアングルを失った点が痛恨。飛び抜けたボールはないが、バランスが良く総合力に長ける為、バックエンドスターター候補に。今オフマイナーFA見込み。

ダニエル・ノリス(30) LHP

今季はCLEとマイナー契約。複数のマネーピッチをレパートリーに持つ、奪三振力に優れた技巧派。ウイングスパンを活かしたサイドアングルが○。ややパワーレスで球離れが早く、ファストボールがゾーン中心に集まるため被弾癖。リリーバー起用も魅力ながら、スターター確約で獲得を期待したい大物左腕。

ダニエル・カスタノ(28) LHP

今季もMIAの開幕40人枠入り。緻密なコマンドを武器に、大崩れしないゲームメイカー。リリースポイントが非常に安定、同一のモーションから多彩なレパートリーを投げ分けるスキルが◎。肩のコンディションに不安のある点が気掛かり。ローテの一角を任せられる実践派左腕、獲得のチャンスがあれば是非。

ザック・トンプソン(29) RHP

今季はTORの開幕40人枠入り。破格のアームアングルと、球種の特徴を活かした配球が際立つクレバーな右腕。全ての球種でカウントが取れるコマンドを武器に、イニングを稼げる優秀なゲームメイカー。大きな穴もなくローテの一角に◎、獲得のチャンスがあれば是非。今オフ40人枠外ならマイナーFA見込み。

テイラー・ハーン(28) LHP

今季はTEXと年146.25万ドルの契約。クリーンなデリバリーから、キレのある快速球を捻じ込むパワーアーム。マネーピッチを兼ねる鮮烈なファストボールが絶品。変化球の質がもう一つで、逆玉が多くコントロールに苦心。対左に抜群に強く、スターター起用も○。稀有な左の剛腕、ノンテンダーの際は是非。

ジャレッド・ケイニグ(29) LHP

今季はSDPとマイナー契約もリリース。米独立からメジャーまで上り詰めたアンダードッグ。飛び抜けたツールはないが、対左右でプレートを踏む位置を変える他、多彩なレパートリーで工夫を凝らすクレバーなスタイル。パワーレスで抜け球がゾーン中心に集まる点がネック。バックエンドスターターが適任。


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