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2023年オフ新外国人候補 vol.リリーバー

2023年オフの新外国人候補、セットアッパー/クローザー起用を期待できる投手のリストです。掲載時点での契約状況やステータスに基いていますので、コールアップやトレード、怪我(コンディション不良)等による、リストの入れ替えにつきましてはご理解ください。随時追加を予定。

※noteの仕様上、動画の画質の劣化と音ズレがあります。高フレームレートでのご視聴は該当ツイートをクリックして頂き、Twitter上でご覧ください。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。


ジェリー・デロスサントス(25) RHP

今季はPITの40人枠入り。デセプションに優れたコンパクトなデリバリーのパワーアーム。細かなコマンドはないが、鋭く変化するタイトな2シームで打者を制圧。非常に低い被打率を誇る不沈艦。プレッシャーに強い骨太なメンタルが高評価で、セットアッパー/クローザーに絶好の候補。今オフはマイナーFA。


トレイ・ウィンゲンター(29) RHP

今季はDETの40人枠入り。天性のフィジカルポテシャルが魅力の奪三振マシン。優れたウイングスパンとインステップの相乗効果が抜群で、マネーピッチのスライダーが◎。引き出しの少なさとコマンド難がネックも、プレートを踏む位置を微調整するなど試行錯誤。今季はマイナーFA、チャンスがあれば是非。


ジョナサン・ヘルナンデス(27) RHP

今季はTEXと99.5万ドルの契約。常にボールを動かしながらミスショットを誘発、ゴロを量産するドミニカンエクスプレス。ハードシンカーに目が向くが、シャープなスライダー/チェンジアップこそが真骨頂。不安定なコントロールがネックも、クローザーに適任。米メディアが今オフのノンテンダーを予想。


ジョーイ・クレイブル(30) RHP

今季はBALの40人枠入り。ナチュラルなスライス&シンクアクションを伴うムービングファストボーラー。絶えずボールを動かしながら打者を制圧、落差のあるブレーキの効いたバルカンチェンジが絶品。ムービングファストがゾーン中心に集まるため被弾癖。セットアップに絶好、今オフはマイナーFA見込み。



ジェフ・ブリガム(31) RHP

今季はNYMの40人枠入り。抜群のキレを誇るスイーパーで三振の山を築くパワーリリーバー。胸元を突くタイトなカッターの習得で配球の幅が増加。アームアングルを欠く打ち辛さのないメカニクスと被弾癖がネック。確かな実力を有するセットアップ/クローザー。米メディアが今オフのノンテンダーを予想。


アンソニー・ケイ(28) LHP

今季はCHCとマイナー契約、DFA後NYMを経てOAKへ。ハイスピンレートのファストボールで圧倒するパワーアーム。レパートリーの全てが上質も、コントロールのバラつきがネック。奪三振力に秀でるためセットアッパー起用はもちろん、スターターへ再転向も〇。40人枠外でマイナーFA、チャンスがあれば是非。


カービー・スニード(29) LHP

今季はOAKの40人枠入り。サイドアングルを活かした綺麗なクロスファイアが持ち味のパワーアーム。コーナーを突く2シーム/ハイゾーンへの4シームをベースに、丁寧にコマンドされたスライダーが生命線。投球メカニクスが平凡で肩のコンディションに不安。40人枠外でマイナーFA、セットアッパーに是非。


ベン・ヘラー(32) RHP

今季はTBRとマイナー契約、トレードでATLへ。度重なる怪我から完全復活を果たしたハードボーラー。サイドアングルを活かした、異次元の軌道を描くスイーパーが絶品。カッターの習得で配球の幅が広がったパワーリリーバー、ブルペンのアクセントにも絶好。40人枠外でマイナーFA、チャンスがあれば是非。


ジュニオール・マルテ(28) RHP

今季はPHIの開幕ロスター入り。MAX161.3km/hのハードシンカーで制圧するドミニカンエクスプレス。見事な奪三振力と低被打率を兼ね備えたハードボーラー。速くはないがクイック可能、逆球とコントロールの甘さが△。優良クローザーの可能性を秘めた逸材。40人枠外でマイナーFA、チャンスがあれば是非。ユニオル・マルテ/ユニオール・マルテ等、表記の揺れがあります。ご了承ください。


マット・フェスタ(30) RHP

今季はSEAの開幕ロスター入りもリリース。しっかり腕を振れる投げっぷりの良いリリーバー。ライジング軌道を描く4シームと打者の手元で急激に変化するスイーパーのコンボが絶品。速くないがクイック可能、ややパワーレスで対左に有効な2シームを絞っている点が気掛かり。ブルペンのアクセントに絶好。


ジョー・バーロウ(28) RHP

今季もTEXの40人枠入りもDFA、後にKCRがクレーム。抜群にキレるスライダーと伸びのある4シームのコンボが魅力のパワーアーム。コントロールも安定しており、穴らしい穴がない点が◎。クローザー経験も豊富と、実績と実力を兼ね備えたリリーバー。今オフは40人枠外でマイナーFA、チャンスがあれば是非。


ディネルソン・ラメット(31) RHP

今季はCOLと年500万ドルの契約もリリース。意のままに変化する縦/横/標準の3種のスライダーで制圧するパワーアーム。良好なアームアングルに高速クイックも備えるが、ムービングファストがゾーン中心に集まる点がネック。スターター確約でチャレンジして欲しい大物右腕、獲得のチャンスがあれば是非。


マイケル・ケリー(31) RHP

今季はCLEとマイナー契約。米独立も経験した苦労人、スイーパーの習得で大きくステップアップした右腕。カウント球/マネーピッチにフル稼働のスイーパーが生命線。適度な荒れ球がハードヒットを防ぎ、非常に低い被長打率が魅力的。速くはないがクイックも可能。今オフは40人枠外でマイナーFA見込み。


ロブ・ザストリズニー(31) LHP

今季はPITとマイナー契約、DFA後にFAを選択。デセプションに優れた、クリーンなデリバリーのパワーリリーバー。安定したコントロールと球持ちが良さが光る。アームアングルは平凡ながら対左に滅法強く、使い勝手の良さも◎。ブルペンのボリュームアップに絶好のリリーバー。今オフはマイナーFA見込み。


ジェイク・カズンズ(29) RHP

今季もMILの40人枠入り、DFA後HOUがクレーム。シャープなスライダーを操るハードボーラー。サイドアングルと球持ちの良さが魅力も、コントロール難とクイックに課題。肘に古傷を抱えており、コンディション不良再発の可能性に懸念。健康なら理想的なセットアッパー候補、今オフはマイナーFA見込み。


アンソニー・ミセビッチ(28) LHP

今季はKCRを始め計5球団でプレー。総合力に秀でたバランスの良いスウィングマン。安定したコマンドで丁寧にゾーンをコントロール。緩急を上手に使えるため、スターターへの再転向も選択肢。投球メカニクスが平凡で打ち辛さがなく、対右に有効な球種がない点がネック。40人枠を外れるようなら是非。

ライアン・トンプソン(31) RHP

今季はTBRと年100万ドルの契約。精密なコマンドを誇るクレバーなサイドアーム。大きく前に踏み出すストライド幅大なデリバリーが球持ちの良さを実現。ウイングスパンを活かした、異次元のサイドアングルも魅力。変則右腕ながらクイック可能な対左キラー、セットアップに適任。ノンテンダーの際は是非。


ロネル・ブランコ(29) RHP

今季はHOUの開幕ロスター入り。糸を引くような快速球とタイトなスライダーのコンボが魅力的なスウィングマン。平凡なアームアングルを逆手に取り、メジャー指折りのホップ量を誇るライジングファストをハイゾーンに捻じ込む。コマンドにやや不安、速くはないがクイックは〇。40人枠を外れるなら是非。


ホビー・ハリス(30) RHP

今季はWSNとマイナー契約。抜群にキレるスプリットチェンジとタイトなカッターを併せ持つパワーリリーバー。意図的にハイファストボールを多用し、同じ軌道からスプリットチェンジを落とすスマートさが◎。コントロールに不安も、高速クイックと低被打率を両立する不沈艦。今オフもマイナーFA見込み。


ケビン・ハーゲット(32) RHP

今季はCINとマイナー契約。抜群のコマンドと投球術で打者を手玉に取る右腕。球場に合わせてプレートを踏む位置を微調整するなど、非常にクレバー。球離れの早さを、良好なアームアングルと強烈なインステップを伴うデリバリーで補完。使い勝手は良いがパワーレスがネック。今オフもマイナーFA見込み。


アントニオ・サントス(26) RHP

今季は日本海リーグ石川でプレー。国際FAとして5万ドルでMLB入りのドミニカンパワーアーム。独特のリズムを刻むデリバリーから、淡々とストライクを積み重ねるコントロールが○。豊富なレパートリーを操るイニングイーター。変化球の質が今一つながら、バランスの良いハイフロア型との評。


フランクリン・キロメ(28) RHP

今季は3Aをリリース後、BCリーグ茨城でプレー。国際FAとして4万ドルでMLB入り、球団内で最もハイシーリングな素材と評された元ドミニカントッププロスペクト。恵まれたウイングスパンを活かしたアームアングルと球持ちの良さが◎。メイクアップとインテリジェンスが非常に高評価。変化球のコマンドに苦心、制球難が大きなネック。


アンドレス・マチャド(30) RHP

今季はWSNとマイナー契約。フルエフォートなデリバリーのハードボーラー。粒の揃った上質なレパートリーを同一モーションで投げ分ける剛腕。球持ちは良いが、アームアングルを欠く平凡なメカニクスの為、打ち辛さのない点が△。NPB球へのフィット次第で難攻不落のセットアッパーの可能性。23年に読売巨人の公式インスタグラムをフォロー。


タイ・ブラック(32) LHP

今季はCOLとマイナー契約。レパートリーの全てでカウントが取れるゲームメイカー。絶妙なコマンドで打者の懐を突き、逃げるボールで翻弄するスタイル。ゾーンコントロールに長け、緩急自在でクイックも○。パワーレスで球離れが非常に速く、打ち辛さのないメカニクスが△。今オフもマイナーFA見込み。


パトリック・マーフィー(28) RHP

今季はMINとマイナー契約。上質な2種類のファストボールで打者を制圧するパワーアーム。優れたアームアングル/球持ちを併せ持つ奪三振マシン。タイトなパワーカーブを備えるが、チェンジアップは要改善、スプリットの習得で大化けも。ゾーン中心に集まるコマンドがネック。今オフもマイナーFA見込み。


テイラー・ハーン(28) LHP

今季はTEXと年146.25万ドルの契約。クリーンなデリバリーから、キレのある快速球を捻じ込むパワーアーム。マネーピッチを兼ねる鮮烈なファストボールが絶品。変化球の質がもう一つで、逆玉が多くコントロールに苦心。対左に抜群に強く、スターター起用も○。稀有な左の剛腕、ノンテンダーの際は是非。サンプルの多い投手なので、動画を分割しています。1つ目が4シーム/スライダー、2つ目が2シーム/チェンジアップ/カッターとなります。


ワンダー・スエロ(31) RHP

今季はLADとマイナー契約。タイトなカッターがベースの技巧派。右打者にはインハイにフロントドア/左打者にはアウトハイにバックドアを有効に使うなど、非常にスキルフル。変化量大なチェンジアップ/カーブもマネーピッチ級。ブルペンのアクセントに絶好のユニークな右腕、今オフもマイナーFA見込み。


ライアン・シェリフ(33) LHP

今季はBOSとマイナー契約、オプトアウトを選択しFA(7/10)に。正確無比なコマンドが生命線のスリークォーター。シンプルな2ピッチ構成ながら、打者との駆け引きに長けたクレバーなスタイル。やや衰えが見え始めており、パワーレスな点がネック。対左に圧倒的なスタッツを残す、投球術に優れたサウスポー。今オフもマイナーFA見込み。


ダニエル・ノリス(30) LHP

今季はCLEとマイナー契約。複数のマネーピッチをレパートリーに持つ、奪三振力に優れた技巧派。ウイングスパンを活かしたサイドアングルが○。ややパワーレスで球離れが早く、ファストボールがゾーン中心に集まるため被弾癖。リリーバー起用も魅力ながら、スターター確約で獲得を期待したい大物左腕。


カーソン・フルマー(29) RHP

今季はSEAとマイナー契約もリリース、LAAとマイナー契約。シャープな変化球を操る元トッププロスペクト。タイミングを計り辛いハイテンポなデリバリーが印象的。アンダーサイズに加え、4シームがゾーン中心に集まるアバウトなコマンドに苦心。即戦力リリーバーながら、コンディションに不安(7/14に7-day IL入り)。


ジミー・ヤカボニス(31) RHP

今季はNYMとマイナー契約。全身を使った投げっぷりの良いパワーアーム。サイドアーム特有の軌道を描く2シームと、タイトなスイーパー(スライダー)のコンボが絶品。不安定なコントロールと対左に課題。使い勝手が良くブルペンのボリュームアップに絶好の候補、オプション切れ◎、40人枠を外れた際は是非。


ルーク・バード(32) RHP

今季はTBRとマイナー契約もリリース(6/5)。メジャー10指に入る驚異的なスピンレートを誇る快速リリーバー。定評のあるスライダー/カッターをベースに、スイーパーをレパートリーに加えバリューアップ。メカニクスに特徴がなく、4シームがゾーン中心に集まるため被弾癖。セットアッパー起用を期待。


ハビー・ゲラ(27) RHP

今季はMILとマイナー契約もTBRへ出戻りトレード。鮮烈なツーシームを操るサイドアーム。スカウト陣から将来のゴールドグラバーと評されたSSからコンバート、翌シーズンにはメジャー登板と野球センスの塊。球離れが早い為コマンドに苦心、アンダーサイズでマネーピッチを欠く点もネック。オプション切れ◎、チャンスがあれば是非。(動画更新予定)



コナー・サゼック(31) RHP

今季はMILとマイナー契約もリリース(7/5)。20年の2度目のTJ術から完全復活、際立つウイングスパンが良好なサイドアングルを生み出すスリークォーター。MAX100マイル越えのハードボーラーも、コマンドに苦心。チェンジアップが落差のあるスプリットチェンジに化けたようで、大幅にバリューアップした可能性。


ゲイブ・クロボシッツ(28) RHP

今季は米独立リーグATLLでプレー。恵まれたフレームを最大限に活かした、異次元のアームアングルと球持ちの良さが魅力のパワーリリーバー。角度のあるヘビーなフォーシームと、落差のあるスプリットのコントラストが印象的。セットアッパー起用の期待大。


オースティン・ボス(31) RHP

今季はBALと年185万ドル(24年245万ドル+インセンティブ50万ドル(クラブオプション))の契約。肘のコンディション不良でIL入りも、MRI検査の結果は問題なし。クリーンなデリバリーから安定したスリーピッチスタイルのスウィングマン。近年流行のスイーパー気味に投球可能なカーブとカッターのコンボが秀逸。メカニクスに特徴がなく、打ち辛さのない点がネック。クラブオプション破棄の場合は是非。(動画更新予定)


トレバー・メギル(29) RHP

今季はMINの開幕40人枠入りもMILへトレード。ハイスピンレート型のハードボーラー、傑出したアームアングルと球持ちの良さが◎。ナックルカーブ/スライダー共にマネーピッチポテンシャル。四死球で崩れるタイプではないが、ゾーン中心に集まるコマンドが大きな課題。21年にオリックス公式をフォロー、40人枠を外れるようなら是非。(動画更新予定)


R.J.アラニス(32) RHP

今季はMEXリーグでプレー、噴き上がるライジング軌道のツーシームと、ブレーキの効いたスライダーの強烈なコンボが武器のリリーバー。アバウトなコマンドに加え、チェンジアップの質が今一つなことから対左が大きなネック。21年にオリックス公式をフォロー。


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