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2023年オフ新外国人候補 vol.1B/3B/DH

2023年オフの新外国人候補、1B/3B/DH起用を期待できる野手のリストです。掲載時点での契約状況やステータスに基いていますので、コールアップやトレード、怪我(コンディション不良)等による、リストの入れ替えにつきましてはご理解ください。随時追加を予定。

※noteの仕様上、動画の画質の劣化と音ズレがあります。高フレームレートでのご視聴は該当ツイートをクリックして頂き、Twitter上でご覧ください。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。


ミゲル・サノ(30) DH/1B

今季はMILと300万ドルでバイアウト。比類なきパワーを秘めた、アプローチの良いペイシェントヒッター。ファストボールに滅法強い、球場不問の超長距離砲。低めへ沈むブレーキングボールに弱点。ハンドリングが雑で守備には期待薄。ハイリスクながら復活のリターンは計り知れず。チャンスがあれば是非。


ジャレッド・ヤング(28) 1B/OF

今季もCHCとマイナー契約。フィジカルポテンシャルに秀でたWBCカナダ代表スラッガー。コンタクトスキルがネックも、優れたパワー&スピードを走攻守に活かすオールラウンダー。クラス昇級の度に壁に突き当たるが、翌年必ずアジャストする点が◎。守備に不安はなしとの評。今オフはマイナーFA見込み。


エイブラハム・トロ(26) 3B/2B

今季はMILと年125万ドルの契約。抜群のバットコントロールが魅力の元プロスペクト。右打席はコンパクトなアベレージ型/左打席はパワフルなスラッガーにスイッチ。アジリティを欠き守備レンジが△、アームに頼らずクイックスローも使い分けるスマートさが◎。米メディアが今オフのノンテンダーを予想。


フランミル・レイエス(28) OF/DH

今季はKCRとスプリット契約(40枠入りで200万ドル)もDFA、後にWSHとマイナー契約。メジャー有数のハードヒッター。長い腕を折り畳み、腰の回転で幻術的にインハイを捌く、確かなスキルセットを備えた超長距離砲。緩急に脆く、アウトローにバットが止まらない致命的な悪癖。ルート取りが不安定で、守備レンジは極狭とDH起用を視野。続報に期待。


ジェイク・ケイブ(30) OF/1B

今季はPHIとスプリット契約(40人枠入りで年95万ドル)。ハイレンジでバランスの整ったオールラウンダー。優れたヒット/フィジカルツールを誇る、スピードに溢れた4Aリーガー。粗いコンタクトツールと対左がネック。守備レンジは平凡ながら堅実、アグレッシブなプレーが持ち味。ノンテンダーの際は是非。


モイゼス・ゴメス(25) OF/DH

今季はSTLの40人枠入り。破格のパワーツールが魅力のスラッガー。態勢を崩されながらも、軽々スタンドまで運ぶリストの強さが◎。アプローチ/コンタクト共に非常に粗く、ローボールにバットが止まらない悪癖と内角に脆さ。40人枠を外れたらマイナーFA、支配下で育成/アジャストを前提とした獲得が〇。


イーサン・ディアス(27) 2B/3B

今季はSFGとマイナー契約、DFA後DETがクレームもリリース。抜群のアプローチとパワーツールを両立したミドルヒッター。コンタクトツールに課題も、非凡なセンスとスキルセットが魅力的。球際に非常に強いが、2Bはイージーミスが目立ち、3Bはスローイング難と守備面に不安。今オフはマイナーFA見込み。


マット・ビーティ(31) 1B/UT

今季はKCRとマイナー契約。抜群のヒットツールでギャップを射抜くミドルヒッター。ややパワーレスながら、バッティングセンスに溢れた強打者。弱点の少ないオールラウンダーで高い野球IQに定評あり。ファンダメンタルが高評価、1B/3B起用が理想的。今オフはノンテンダー見込み、チャンスがあれば是非。


ダリック・ホール(28) 1B/DH

今季はPHIの開幕ロスター入り。他を寄せ付けない破格のパワーツールが魅力のスラッガー。苦手な内角のカットを習得で大幅にステップアップ。ハイゾーンと対左に課題を残すが、アプローチ/コンタクトは上々。アジリティを欠くためレンジこそ狭いが堅実、懸命なストレッチが◎。40人枠を外れるなら是非。


ドミンゴ・レイバ(27) 2B/3B

今季はSDPとマイナー契約。20年ドーピング規定違反により80試合サスペンデットの劇薬。抜群のバットコントロールが光る、パワフルなスイッチヒッター。左打席のパワーに定評。派手さこそないが2B/3Bで起用可能、SS起用もオプション。右脚のコンディション不良が気掛かり。今オフもマイナーFA見込み。


フランチー・コルデロ(29) OF/1B

今季は来季はBALとマイナー45万ドル保障のスプリット契約(40人枠入りで135万ドル)も開幕前にリリース、後にNYYとマイナー18万ドル保障のスプリット契約(40人入りで100万ドル)。圧巻のフィジカルツールを揃えたアスレチックなパワーバット。5ツールプレイヤーを期待されながら伸び悩んだ元プロスペクト。粗いコンタクトとブレーキングボールに課題。昨オフはNPB複数球団が獲得調査、今季は6月初旬にKBO/ハンファが獲得調査。今オフもノンテンダー見込み、日米韓で争奪戦が有力。


マイケル・チャビス(28) IF/1B

今季はWSNとスプリット契約(40人枠入りで100万ドル)。アンダーサイズながら破格のパンチ力を秘めた、スケール大な元トッププロスペクト。メイクアップとハードワークに定評。早仕掛けで粗いアプローチがネック。95マイル超のファストボールに課題も、平均球速が落ちるNPBならフィットの可能性。今オフもノンテンダー見込み。


オースティン・アレン(29) C/1B/DH

今季はMIAとマイナー契約。傑出したパワー/ヒットツールを備えた大型スラッガー。対左をやや苦手とするものの、中軸として非常に理想的なパワーバット。キャッチング/フットワークに課題と、捕手としての総合力が今一つなため、打力が活きる1B/DH起用がベター。今オフもマイナーFA見込み、要注目候補。


ウィリー・カルフーン(28) OF/DH

今季はNYYとマイナー契約。鋭いラインドライブで長打を積み重ねるスラッガー。早仕掛けながら、ゾーンコントロールに長けたスキルフルなプルヒッター。ファストボール系に強いがブレーキングボールに苦心。アンダーサイズを補うべくオーバーウェイト気味な為、DH起用も視野。ノンテンダーの際は是非。


カイル・ガーリック(31) OF/DH

今季はMINと年75万ドルの契約。ファストボールに抜群に強いプルヒッター。コンタクトツールがネックも、フィジカルを活かしたパワーツールに定評。ラインドライブ性の弾道により柵越えは控え目な可能性。怪我が多く、コンディショニングに課題あり。希少な右のパワーバット、ノンテンダーの際は是非。


ボビー・ダルベック(28) 1B/3B

今季もBOSの開幕40人枠入り。メジャー有数のパワーポテンシャルを秘めたスラッガー。インコースに滅法強い荒削りなHRアーティスト、外に逃げるブレーキングボールに苦心。90マイル超のキャノンアームを誇るが、狭い守備レンジにより1B起用が〇。40人枠を外れるようなら是非チャレンジして欲しい大器。


エドウィン・リオス(29) 3B/1B

今季はCHCと年100万ドルの契約。爆発的なスイングスピードを誇る、球場不問のパワーバット。コンタクトに課題はあるが、イン捌きのエキスパートでヒットツールも上々。アジリティを欠くため、守備レンジが狭くスローイングも不安定。怪我の多さがネックも、長距離砲候補としては最上位クラスの逸材。


ロベルト・ラモス(28) 1B/DH

今季もMEXでプレー。20年/KBOでHR38をマーク、NPB移籍も噂された長距離砲。HRアーティスト特有のスピンをかけるスキルと球場不問のパワーが魅力的。コンタクトツールに課題、緩急/対左がネックと粗さを併せ持つ。腰のコンディションに不安がある為、DH起用も要検討。アジアでのプレー経験は大きなメリット。


ミゲル・アンドゥハー(28) OF/1B/DH

今季はPITと年152.5万ドルの契約。ハイエンドなヒッティングスキルを持つパワーバット。フリースインガーながら、左右不問かつ苦手な球種のない点が◎。キャノンアームと抜群の打球反応を誇るが、ルート取りとスローイングに難がある為、守備レンジを含め非常に不安定。獲得のチャンスがあれば是非。


カーティス・テリー(26) 1B/DH

今季は米独立リーグ(AL)でプレー。パワーポテンシャルに振り切った荒削りな長距離砲。上半身だけでハードヒットできる屈強なフィジカルが印象的、アプローチ/コンタクト共に及第点の評。狭いレンジとスローイング難の為、守備には期待薄。複数年に渡った育成/アジャストで大化けを期待したい原石。


ジョナサン・ビヤー(32) 3B/UT

今季はMEXリーグでプレー。安定したアプローチに際立つパンチ力を併せ持つギャップヒッター。クイックネスを活かしたベースランスキルに定評。軽率なハンドリングと不安定なスローイングがネック、高いUT性を加味しても総合的な守備は△。打線のテコ入れ/起爆剤に理想的、獲得のチャンスがあれば是非。


ボビー・ブラッドリー(27) 1B/DH

今季は米独立リーグ(AL)でプレー。美しい放物線を描くムーンショットが魅力のスラッガー。まずまずのアプローチから広角に長打を散らす器用さの一方で、コンタクトツールが壊滅的。守備は期待薄なのでDH起用も○。抜群のポテンシャルを持つだけに、中長期的なアジャスト/育成を前提とした獲得を期待。


ミッカー・アドルフォ(26) OF/DH

今季は米独立AAでプレー。度重なる怪我で伸び悩んだ、ポテンシャル溢れるスラッガー。アプローチ/コンタクト共に課題は多いが、フィットした場合のリターンが計り知れない大器。即戦力は望み薄も素材としては最高峰、数年をかけた育成/調整を念頭に置いた上での獲得を期待。米独立リーグの注目株。


ルーウィン・ディアス(26) 1B/DH

今オフは5度のDFAを経験もBALとマイナー契約。プルサイドへの圧倒的な飛距離が魅力のパワーバット。安定したハンドリング/フィールディングを武器に、際どい連係プレーも鮮やかに捌くディフェンダー。左腕を苦手とする他、緩急に脆く、アプローチの粗さも相まって大味な面がネック。オプション切れ◎の荒削りな原石、オフに40人枠を外れるようなら是非。


ラモン・エルナンデス(27) 3B/UT

今季もMEXでプレー。フィジカルツールに秀でたスケール大な中距離砲。積極的な走塁を始め、メイクアップに優れたエネルギッシュなスタイルが好評。アプローチに粗さが残るが、バットコントロールは○との評。守備は情報がなく不透明。磨き残しの多さがリスキーながら、大化けのリターンは計り知れず。


ピーター・オブライエン(33) OF/1B

今季もMEXリーグでプレー。インコースに長打のツボがあり、ファストボール系に滅法強いスラッガー。コンタクトツールに大きな課題、変化球全般を苦手とするなどピーキーな側面。アームは絶品も、アジリティを欠くため守備レンジが極狭と期待薄。パワー一点張りのユニークな打者、スペアとして絶好。


コリン・モラン(30) 1B/3B

今季はSEAとマイナー契約。粘り強いヒットツールが魅力のラインドライブヒッター。対左に脆く、パワーレス気味ながら中軸としての打力は申し分なし。安定したスローイングが絶品、アジリティを欠くため守備レンジは△。中軸はもちろん下位打線のボリュームアップにも絶好の候補、チャンスがあれば是非。


ジェイク・ラム(32) 3B/OF

今季はLAAとスプリット契約(40人枠入りで125万ドル+7月1日のオプトアウト条項付)。大きな穴がなく、バランスの整った理想的なパワーバットも、対左がネック。柔らかなハンドリングと安定したスローイングが狭い守備レンジを補完。メイクアップに定評があり、その振る舞いは若手のロールモデルとの評。獲得のチャンスがあれば是非。



ノマー・マザラ(28) OF/DH

今季はBALとスプリット契約(40人枠入りで150万ドル)もリリース。11年当時の最高額となる契約金495万ドルでMLB入りの元トッププロスペクト。アプローチは粗いが、芯を食った打球は爆発的な速度/飛距離を見せるグラウンドボールヒッター。キャノンアームが絶品ながら狭い守備レンジが大きなネック、DH起用がベター。22年オフ、中日ドラゴンズの補強リストのトップランカーだったとの報道。


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