ヒトリエ

wowakaさんに会いたくて、大晦日に東京から新潟に行ってきた

今年、バンド「ヒトリエ」のボーカルのwowakaさんが亡くなりました。


ゴッドタンの主題歌だった「インパーフェクション」をはじめて聴いたのが2014年。それからずっとファンで、ライブに行ったりCDを買ったり…だから、僕にとって彼の死は本当に悲しくて、苦しくて、耐えられないものでした。ずっと彼の死を受け入れられないまま、何かの間違いなんじゃないかとふわふわとわだかまって、でも仕事に忙殺されて過ごしていました。

マンガを描きたいって夢があって、それを掴めるかも、ジャンププラスに1月に掲載できるって決まって、それに夢中になっている間に、11月にヒトリエのライブが未映像化の者も含めDVD化して発売していたことを知りました。特典はwowakaさんのポスター。気付いた時にはもうどの店にも残ってなかった。

どうしても、wowakaさんに会いたいと思いました。追悼式のときも実感がなかった、このままずっと心を整理できないままいたら、あんなに勇気付けられて元気を貰えたヒトリエの曲を、彼の曲を、もう楽しめないままじゃないかと思いました。
公式サイトの対象店舗のリストを見て、上から順に電話を掛け続けました。

そんな中で一軒だけ、渡せると答えてくれました。

「ポスターはある。でも取りに来てもらうことになる」
場所は新潟でした。
「行きます」と答えました。
コミケが終わって、東京から新幹線に乗って、一晩駅の近くのホテルで明かしてから、みぞれの中電車を乗り継いで、タクシーでその店に伺って、購入しました。電話で何度かやり取りをしていた店員さんは僕を労ってくれました。

受け取って、新幹線にまた乗って、帰って。ポスターを開きました。

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あれからどうしても出なかった涙が、ボロボロ溢れて止まらなくて、今やっと、8ヶ月経ってやっと僕は、wowakaさんが亡くなったことを理解しました。

でも、泣けてよかったと思うんです。全然言葉にならないし説明できないんですけど、これで僕は、今また彼の曲を聴いても、傷ついたとか悲しいみたいな気持ちにならなくていい、「今までもこれからも好きな歌だ」って思える気がして、それが嬉しいんです。

家で再生して、この2018のライブに俺いたなあって思いだして、たしかにこうだったって納得して。MCではやっぱ悲しくなってしんみりもしたけど、でもやっぱり、僕はこのバンドが好きです。

シノダさん達はヒトリエを続けてくれてて、これからは悲しくて直視できなかったのから吹っ切ってまっすぐ見れると思って、だから、本当にこうしてポスターを買えてよかった、ヒトリエが好きでよかったです。


ありがとう。これからも応援します。

これからも楽しみにしてます。

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