見出し画像

一歩進んで三歩下がる日々

娘の不登校が始まり、1年生の2学期からは、ほぼ毎日学校に付き添うことに。

正直、入学してしまえばフツーに1人で
学校に行ってくれると思っていたので、
私が毎日学校に通うことになるとは
全く想像もしていなかった。。


でもそのおかげで学校の先生との関わりも
増え、校長先生や担任の先生とも密に連携が取れている。
正門前に立っている警備員さんも入学したての1年生の頃から、娘のことを毎朝見守ってくれています(娘と夫は正門前で平気で1時間押し問答している時もある)

全く関わりのない先生でも朝の光景を見て、
娘のことを知ってくれていて、励ましの言葉を掛けてくださる先生もいるし、全教職員に周知されている安心感がある。


ただ、この不登校の日々を振り返ってみても、これをやって正解と言えるものは未だに見つかっていないのが現状。

昨年の4月から7月までの毎日給食までの
4時間の付き添い。
授業の付き添いは、娘と共に母の私でも
メンタルを崩すぐらい辛い毎日でした。
(担任の先生の態度があまりにも酷すぎて、私が教室で泣いたことも、、)

娘の特徴として感覚敏感もあり、
かなり耳が良く、鼻もとても利くし、
味にも敏感で小さい頃から偏食。

肌に触れるものにもこだわりが強く、
下着・洋服・靴下の肌触りや、
特に布団カバーを溺愛しています。笑

【娘が苦手なもの】
・教室のザワザワした声
・椅子を引く音
・先生が怒る声
・注目されること
・急かされること
・道徳など自分の考えを書く授業
・算数・音楽の授業
・漢字・カタカナ
・自分の気持ちを伝えること
・見通しが立たないこと
・運動会などのイベント
・休み明けの学校
・時間通りに動くこと
・早起き

ザッと学校に関するものだけ挙げてみても
こんなにある…
そして学校が嫌いな理由は明白。
学校とは見通しの立たないことの連続。

そもそも娘が不登校になったキッカケ
1年の時の担任の先生が隣の席の子に毎日怒鳴っているのを見て、自分が怒られている気分になってしまいトラウマになったこと。
そして算数の授業が早くて、ついていけなくなったようです(今でも算数は大嫌い)

入学してから常に先生に怒られる…と怯え、
たまたま忘れ物をした日、帰宅して開口一番に「ママのせいで先生に怒られたじゃん!」とすごい勢いで責められました…

図工や生活科の授業では、決まったテーマに沿って何かを描いたり作らされる。
娘にとっては苦痛でしかないらしい。。
自分の好きなように、好きなことだけに時間を使いたいので、授業中に折り紙を折っていることも多々ある。
そんな娘が学校のシステムに合うわけがない。

宿題はやりたくない、でも先生に怒られたくないを行ったり来たり。
それを飽きずに毎日何周だってする。

私は学校が大好きだったし、6年間楽しかった思い出と、出された宿題をやらないという概念がなかったので、娘の感覚が分からなすぎて戸惑い、正直言うと今でも娘の気持ちに100%共感はできていない。

強迫性障害もある娘は、宿題も漢字一文字書くのに10回以上書いては消してを繰り返し、宿題を終わらせるのに2時間以上掛かることも。
綺麗に書けていないと、何度も何度も書き直す。
彼女のこだわりセンサーが働くと、誰にも
止められない。

毎週日曜の夜寝る前、21時頃から嫌々宿題をやり出すことも珍しくないし、
この間は朝登校する前の7時50分から、
のそのそと宿題を始めた。

やらなくていいよと言っても、やらないと
先生に怒られる…の一心で宿題をやる娘。
母としては、やりたくないなら、【やらない】選択をする勇気も必要と思うのだが、
怒られたくない娘には伝わるわけもなく。


一度うまくいったからといって、
次がスムーズに進むわけではない。。
過度な期待をしてはいけないと分かっていても、約束したからきっと明日こそは…と
つい期待してしまう。

何度も約束を破られ、毎回もう期待をしない!と決めるのに、どこかで期待をしていた自分がいて、なんで?昨日約束したよね?
どうしてできないの?と絶対言ってはいけないワードを繰り返すこともありました…

毎日気にかけてくださっている支援員の先生にも、一歩進んで三歩下がるぐらいに思っておいてくださいね、お母さん。
と、言われます。
明日もうまくいくとは限らないですからね!と念押しされます。

娘の場合は、日によって一気に5歩ぐらい
下がる時もありますが…
否定をせず、本人の気持ちにまずは共感
(これが私は苦手です)

何事も娘のペース、スモールステップで
小さなことでも褒めて励ますように心がけています。(過剰に褒めると逆に嫌がるので、本当にさりげなくがポイント)

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?