元不登校生が考える「掛け算の順序問題」について
よくSNSなどで掛け算の順序問題が話題になることがあります 簡単に説明すると
さとしくんは4人家族です りんごを2個ずつ家族みんなで食べることになりました さて、りんごは全部でいくつ必要でしょう?
といった問題で、正解は
りんごの数を求める問題だから りんご2個×4人 2×4 8個
で 4×2としてしまうと、式はバツになる?という問題です どうしてこうなるかというと、教育指導要領解説(教師が持っているやつ)にそう教えるようにと書いてあるからです
一番上の図をみると4×2は間違ってると感じるかもしれませんが、算数的にそんなことないです だって掛け算は順序関係ないので むしろ高度な掛け算を知ってる子ほど順序関係ないことを知っていると思われます
肝は「先生が教えたとおりに回答する」ことなのです 従順が肝?
ようするにIQが高い子、授業を聞いていない子、不登校児は不利です 中学以降定期テストより実力テストが得意なタイプに不利です ちなみに大学受験(一般入試)で成功するのはこの問題に不利なタイプです 国語力でなんとなく正解することはあるかもしれないですけどね
さて、自分の問題としたとき、ぼくは向かい風だったら(文字通り風が吹いていて進みにくかったら)学校を休むような子だったので、この問題に正解するのは難しいです しかも算数・数学的に正しい式で×を喰らうのは確かに理不尽です
ここから次のような飛躍した考えが出てきます 「教師も同級生も馬鹿だ」 これは決して咎められることではありません 現にぼくはそう思って育ってきました
掛け算の順序問題については、勉強・社会の理不尽さを体験して心がゆがむ原因の一つとなり得るので、正しい順序を守るといった指導には反対の立場です
注)先生は学習指導要領解説を守っているにすぎず、諸悪の根源は文科省にあると言えるでしょう
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