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この世でいちばん嫌いな時差


日頃から、「頼むからなくなってくれぇ、、、」と思う時差がある。



それは髪を切ってから気付かれるまでの時差。


例えば土曜日の夕方に切ったとして、
その後、人に会う予定がなければ
月曜日に会社の人に気づかれるかどうか、が論点になる。

そう、時差が発生するのはこのタイミング。



つい最近、髪を切った。
前髪を作って、パーマも掛け直しくるくる通り越してぐるんぐるんにしてもらった。

なかなかいい感じだ。
髪を切った後に人に会うのは誰であれ心踊るものがある。会社の人であっても、それは例外ではない。月曜がたのしみ。サザエさんを心置きなく見れた。

週明けオフィスに出社し、仕事をしていると先輩に声をかけられた。
一緒に進めてる企画の話をして、そのまま先輩は営業先に向かっていった。

いってらっしゃーい、と見送りつつ
そういえば何も言われなかったな、と気付く。

まあ、忙しいし仕事中だしそれもそうか。
髪を切ったことに気付かれないことに関しては、
正直あまり気にしてない。少し思うところがあるけど、基本気にしてない。基本ね。

問題はこの後。

水曜日、同じ先輩と別の仕事の話をしていると

「あれ?」

割と込み入った話をしてる最中に先輩が声をあげた。
咄嗟にまずい、と思った。

「髪切った?かわいい〜〜」

へへ、ありがとうございますっ
と、表面では返しつつ、

いや、切ったの土曜なんだけどな。
なんなら月曜長めに話してるんだよな。
これはあれかな、休みの日に切ったとかは言わないほうがいいやつかな。
もはや相手の髪型に話ふって終わらそう


この時差がいっっちばん苦手。
めっちゃ気まずい。
長ければ長いほど気まずい。
相手は月曜は既に切ってたなんて知らんから、自分だけが気まずい。

会ってすぐ気付くことのほうが難しいとはわかっていても、長めに会話した後はきついて。



この時差について、友達に話したら解決策として「自己申告したらいいやん」と言われて
それができる人間はこんな時差で気まずさ感じないのよ、、、と鋼メンタルの友人がより羨ましくなりました。




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