見出し画像

十月はたそがれのビール 〜コザ麦酒工房那覇久茂地店で美味体験〜

こんにちは、伊波です。

嗜好品としてお酒を楽しむとき、何を選びますか。最もポピュラーなのはワインやウイスキーなどの洋酒でしょうか。日本では日本酒や焼酎があります。泡盛も近年、製法が多様化し、嗜好品としての性質を高めています。様々なレシピを楽しむという意味では、カクテルもその一つでしょう。

その中で近年、存在感を強めてきているのがクラフトビール。かつては地ビールといった呼び方をされていましたが、ご当地性以上に工場ごとの性格がビールに反映される向きが強く、だんだんとクラフトビールの呼称が定着してきたように思います。
そしてクラフトビールといえば、私が現在ハマっているマンガ『琥珀の夢で酔いましょう』。京都を舞台に、実在のクラフトビールが多数登場する作品です。
作中でクラフトビールの魅力を伝える参加型イベントが開催されるのですが、このほど、そのエピソードにかこつけたSNSイベント「十月はたそがれのビール」が催されました。10月10日19時に合わせて、ハッシュタグと共にビールの写メをアップし合うというもので、当日は200件以上のツイートが交わされたようです。

当日は私もこのイベントに乗っかり、沖縄のクラフトビールを堪能すべくお出かけしてきました!前置きが長くなりましたが、今回はクラフトビールの美味しいお店の食レポです!!!

コザ麦酒工房那覇久茂地店

というわけでこの日お邪魔したのはコザ麦酒工房那覇久茂地店さん。沖縄市に本拠を構えるビール工房の那覇支店(?)です。18時前にお店を訪ねましたが、すでに3〜4組のお客さんがビールを味わっていました。
(外のテラス席にも何組かお客さんがいたので外観を撮れず……ウソです、撮り忘れましたすみません)

店名こそ県内のフードフェスきっかけでちらほらと聞いていたものの、ちゃんと味わうのは初めて。ということで、最初は飲み比べセットをオーダー。クラフトビール3種を味わえるお得なセットです。しかし、選べるビールの種類は定番5種・限定2種の計7種類から。ちょっと多いですやん。メニューの説明を見ると、初心者でもはっきりと個性の違いを理解できるものばかり……悩む……めっちゃ悩む……。悩んだ末に選んだのはこの3点。

画像1

右から、三線ペールエール(5%)、空手黒帯スタウト(6%)、そして限定品のアコークロー 夕方 ブラックベリーエール(5%)です。それぞれ色がはっきりと異なり、見た目だけで既に美味しい。写真だけでにやけてしまう。

画像2

三線ペールエールは麦の甘味とホップの苦味がバランスよく味わえる一杯。さっぱりとした後味で飲みやすく、最初の一杯にちょうどいい感じ。

画像3

アコークロー 夕方 ブラックベリーエールはまろやかな味わいで、ほんのりフルーティさを感じられます。ビールの苦味が全く無いわけではないですが、だいぶ抑えられているのでビールの苦さがちょっと……というかたも美味しく飲めるかも。ちなみにアコークローとは、“夕方”や“黄昏時”を指す沖縄の方言。あまり普段の会話では聞かれず、現在では詩語として使われることが多い語です。「十月はたそがれのビール」にピッタリ!ということでチョイスしました。

画像4

空手黒帯スタウトは、まさに正拳突きのようなパンチの効いた苦味がクセになる黒ビール。この並びでは異色な感じがありますが、私が結構黒ビール好きなものでこのチョイスは外せませんでした。

ほんのり空きっ腹だったので、ジャブ的にこんなのをつまんでました。

画像5

オトナになったのでオニオンのありがたみがすごく分かるようになりました。冷めても美味し。

おまけの一杯

さて飲み比べセットも堪能したところで、もう一杯……。アコークローが美味しかったのでおかわり……と言いたいところだけどせっかくなら別のものも行きたい……でもさすがに飲み比べセットをもう1セットは何だかがめつい……迷いに迷うのも一人飲みの楽しさよ……え、また一人なんですかって?そうですよ、一人だよ……一緒に飲んでくれるかたは連絡イレテネー待ッテルヨー……。

ふう。写メも上げるんだしせっかくなら分かりやすく沖縄らしいのを行こうじゃないか、というわけで選んだのはこちら。

画像6

わあ、真っ黒!
しかし先ほどのスタウトとは別物。こちらは黒糖を使ったシーサー黒糖ブラウンエールです!
ビターかつ独特な甘味を持つ黒糖の風味を存分に活かしたエール。うちなーんちゅにとっては懐かしくも馴染み深い味わいです。ジョッキに注いでもらいましたが、豪快にゴクゴク飲むよりもひと口ひと口、香りや味をじっくりと感じながら飲むのがベターな一杯。あー、美味い。沖縄に生まれて良かった。生きててよかった。生きててよかった。そんな夜を探して、見つけた一杯。ぷはー。

せっかくなので

ビールたくさん飲むとお肉食べたくなりませんか?っつーわけで、こんなのも頼んでいました。

画像7

ウェイウェイウェ〜〜〜イ☆牛タンだZ〜☆
濃厚な味わい同士のガチンコ対決みたいな組み合わせですが、これはこれでまた美味し。肉食べてる時間は幸せよね。ふふー。

もっと楽しみたい、クラフトビール

そんなこんなでお店にいた時間はがっつり2時間半。一人飲みで、こんなにしっかりクラフトビールを満喫したのは初めてだったので嬉しい気分でした。次は誰かを誘って行きたいのー。どなたか誘われてくれますかー、とか言っちゃって。

沖縄といえばオリオンビールを思い浮かべるひとが多いかと思いますが、実はそれ以外のクラフトビールもたくさんあったりします。今回訪れたコザ麦酒工房さんのように、自店でビールを手掛けているところも増えているというウワサも。色々回ってビール職人のこだわりを感じたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?