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IRニュース:訪日富裕層向けの施策強化/婚礼施設の平日稼働で売上向上へ

こんにちは。
株式会社ノバレーゼ IR担当の岩井です。

日本政府観光局が発表した2023年の訪日外国人数(推計値)は、2022年比で6.5倍増の2,506万6,100人でした。新型コロナウイルスの感染拡大で厳しい水際対策がしかれていた2020~2022年からは大きく回復し、通年で過去最高だった2019年の3,188万人の8割程度の水準まで到達しています。円安も追い風となり、米国を含む12の国と地域で訪日外国人数(推計値)の過去最多を更新しています。

参照:日本政府観光局 訪日外客数(2023年12月および年間推計値)
https://www.jnto.go.jp/news/20240117_monthly.pdf

そこで今回は、増加する訪日外国人(インバウンド)に対する弊社の新たな取り組みについて解説します。


自社式場の強みを活かしたレストラン施策

インバウンド向けに開放するのは全国27府県の結婚式場 34 会場(2024年 2月末時点)で、シンプルでモダンな建物や婚礼施設に再生した歴史的建造物など、いずれも訪日観光客好みのデザインです。弊社の結婚式場は、それぞれの土地に合わせたシンプルでモダンな設計が特徴です。業界に多い白亜調の施設とは一線を画すデザインで、他社との差別化を図っています。

北山モノリス(京都府)

また、弊社は主に地方都市に出店しており、海や山の美しい眺望など、その土地にしかない唯一無二の魅力を楽しめるのも特徴です。

例えば、180 度オーシャンビューが絶景の式場、自然豊かな高台に建つ施設、近代美術館のような美しいデザインの建物、国の重要文化財などの歴史的建造物を再生した婚礼施設などです。 各自治体でインバウンド誘致が熱心に進む中、地方にはこうしたデザイン性の高いレストランは少なく、 弊社の結婚式場を有効利用できると判断しました。

アマンダンブルー鎌倉(神奈川県)
旧桜宮公会堂(大阪府)

専門の旅行代理店と業務提携

訪日富裕層の送客で、専門旅行代理店のBOJ株式会社(東京都中央区、野口貴裕 代表取締役)と業務提携しました。 結婚式のない平日の式場を海外富裕層向けに開放し、レストラン営業を行います。鏡開きや寿司ビュッフェを開催するなど、インバウンド好みのパーティーも企画します。

訪日富裕層に特化した旅行代理店であるBOJ社からは弊社に対して「特にインセンティブツアー(報奨旅行)の顧客からは、ユニークな会場への需要が高く、伝統文化の体験も併せて提供することで、ゲストに和を感じてほしい」と期待されており、今回の業務提携に至っています。BOJ 社は、欧米富裕層を中心とした訪日客をターゲットにしており、ツアーや体験型の観光で、年間約20,000人の訪日観光客を誘客する高い実績を持ちます。

BOJ 社が誘致する団体レジャー及びインセンティブツアーをメーンターゲットに、平日の結婚式場で ランチやディナーのレストラン営業を行います。

人手不足が叫ばれる中、優秀な人材を確保

今回のレストラン事業の拡大は、飲食業界における人材確保と育成も功を奏しました。当社は、料理人らを対象に、会社が指定した料理やサービスのコンクール参加準備に必要な食材費を最大3万円まで支給するほか、参加に必要な交通費や宿泊費も負担するなど、スタッフの技術力向上に対してできる 限りの支援をしています。

また、有給休暇の取得に関しては、レストラン事業部の管理責任者にスタッフの取得100%を義務付けています。その他、3 年に一度、育児や介護など特定の理由を目的としない、 社員自身がリフレッシュするために使える、30 日間の長期休暇制度を導入するなど、働く環境の整備・ 向上を長年積み重ねています。


昨今、業界を問わず人手不足が叫ばれる中で、多くの優秀なスタッフがいきいきと活躍している弊社の人材力を最大限活かし、満足度の高いサービスを提供することでSNSや口コミへの波及効果も狙います。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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