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この世には褒められるのが嫌な人もいるらしい

私は褒められるのが大好きだ。

褒められるって素直に嬉しいし、褒められたら頑張って良かったって思うし次も頑張ろうって思える典型的な褒められて伸びるタイプの人間だ。

でもこの世には褒められるのが嫌なタイプの人もいるらしい。

それは私が前職の時に出会った後輩だった。



前職では『褒める』ということを徹底していた。私は自分は褒められたいくせに人のことを褒めるのが正直とても苦手だった。
それは他人に全く興味がなかったからだ。
仕事がすごく出来る人は褒めるのも簡単なんだ。出来てることを凄いねと言えば良いから。でも逆に仕事が出来ない人は?どう褒めたらいい?何も褒めるところがない場合どうしたら良い??

「その人のことちゃんと見てあげてね。」

褒めるところがなくて困ってると上司に相談したら返ってきた言葉がこれだった。

見てるつもりだったけど何も見えていなかったのかもしれない。それを言われてから私は常にその仕事が出来ない後輩のことを見るようにした。

でも困った。見れば見るほど褒めるところがない。どうしてそんな簡単なこともできないんだろう、なんで余計なことをするんだろうとイライラしてしまうぐらい。でも1日1回はその人のことを褒めようと決めた私は褒める練習から初めてみた。

「いつも頑張ってるね!」

それだったら嘘じゃない。嘘はつけないのでそれ以外のことは言えない。

「(今やらなくて良いことだけど)ゴミ箱溜まってたこと気付いてくれてありがとう!」

小さいことをコツコツと褒めていった。
そしたら自分にも褒める癖がついてきて段々とその人の良いところを見つけられるようになった。

その人は仕事は出来ないけど、細かい計算は早かったり、データ分析が得意だったりということがわかった。
だから苦手な仕事はなるべく振らないようにして、得意なところを伸ばそうと思い出来る仕事を振っていった。
そしたら失敗も減り、褒めるところがどんどん出てきたんだ。

私の褒める練習はそれ以外でも続けた。
その時はその後輩以外でも一緒に働いていた人を上も下も関係なく1日1回は褒めるということを決めていたので、良かったところをメモに残したりして忘れないように褒めていた。

そんなことを続けていたら褒めることが得意になっていった。
後輩達との面談の日、「いつも細かいところまで見ていてくれてありがとうございます」と言われた時はとっても嬉しかった。

そんな順調にいってると思ってた時だった。仕事が出来なかった後輩の面談中に衝撃的なことを言われた。

「嫁ちゃん、いつも私のことを褒めてくれるじゃないですか。私褒められるの苦手なんです。自分に自信がないから褒められても、何でこの人は私のことを褒めてるんだろう、なにか裏があるのでは?と思ってしまうんです。だから私のことは褒めないでいいのでダメなところがあったら注意してください。」

ええええ。めんどくさ…
私の今までの苦労はなんだったのか。てゆうか注意したこともちゃんと出来ないし不貞腐れていたのはそっちじゃん???

色んなことが頭の中を巡ったのだが返す言葉が出てこなかった。
「私は思ってもないことは言わないからそれだけは信じてね。」

それだけ言って面談は終わった。


それが私が初めて出会った「褒められたくない人』だった。

でもその後にも何人か褒められるのが苦手と言ってる人に出会い、全て共通してたのが今まであまり褒められてきてないということだった。
褒められてきてない人生を歩むと、褒められることに疑心暗鬼になってしまう。

自己肯定感なんてものはなくて、注意されないように生きるのが精一杯。
それってなんて悲しいことなんだろうって思ってしまう私は残酷なのだろうか。

そんな世界を知らなかった私はなんてお花畑で育ってきたのだろう。そういう人達を救いたいなんてそんなおこがましいことは思わないけど、でも私はなるべくこれから出会う人達の良いところを見つけることが出来たら褒めていきたいなって思う。お前に褒められたところで嬉しくないっていう人もいるだろうけど別にそれは関係なくて。

結局その後輩は仕事を辞めてしまったけど、おかげさまで私は「人の良いところを見つける」ということが前よりかなり出来るようになったので。

謙遜する必要ないよ。言われたことを疑うこともない。

女子特有の"褒め合う"が苦手な人もいるけど、別に良いじゃん。褒められたら「嬉しいありがとう」って返せばいいじゃん。

例えばさ、本当に嫌味な感じで褒められたとしても「嬉しいありがとう」って返されたら嫌味が通じないからこの人に嫌味を言っても意味がないで終わるし、本当に褒められてたとしたら喜んでもらえたハッピーで終わるからどちらにせよ褒められた時の返しって「嬉しいありがとう」に尽きると思うんだよね。

私のツイート見てみて???全部
「嬉しい!!!!ありがとうございます!!!!!」って言ってるから(本当に喜んでるよ)

おっと、話が逸れてしまったけど。
この世には褒められて嬉しい人もいれば、褒められるのが苦手な人もいるっていうのがわかったことだけでも私がその後輩との大変だった日々は人生の勉強になったなぁって話でした。


ちなみにね、これは人を褒める上で勉強したとってもタメになるコツなんだけど。

褒める時ってパターンがあって、
私のように単純な人は

・嫁ちゃんすごい!
・嫁ちゃん天才!
・嫁ちゃん面白い!

みたいな褒め言葉でも受け取るんだけど、
それだと「何が????何に対して言ってるの????」ってなっちゃう人もいるらしくて、そういう人には

・嫁ちゃんTwitter1万人フォロワーいってすごい!
・嫁ちゃんのnoteいつも面白いから天才!
・嫁ちゃんのワードセンスが面白い!

みたいに〇〇だから〇〇みたいな感じで具体的に褒めると受け止められる人がいるから人によって使い分けていくと良いと思うよ!

ちなみに私は激務の時に「コウペンちゃん」のラッピング電車に乗って「出勤してえらい!」って文字を見て泣いてた女です。

かわいい

ではでは今週も皆さん1週間お疲れ様でした!
頑張ってるみんなも私もすごい〜〜〜!!!!
私のTwitterフォローして褒めてってリプくれたらbotのように褒めるから疲れた時に言ってください♡

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