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ドラえもんとくまモンがメタバースへ進出~その裏にある目的とは?~

子どもから大人まで幅広く愛される国民的キャラクター「ドラえもん」や、ゆるキャラを代表する「くまモン」がついにメタバースの世界へ足を踏み入れました。これは、エンターテイメントの新時代を告げる画期的な出来事です。今回はこの大ニュースを詳しくお伝えします。


ドラえもんのメタバース進出:子供から大人まで楽しめる新境地

日経新聞の記事によると、ドラえもんはメタバースプラットフォームである「ロブロックス」に進出し、ドラえもんのキャラクターをモチーフにしたゲームが楽しめるようになりました。これは、ドラえもんが新たな舞台に挑む意欲的な試みであり、新旧のファンに新しい楽しみ方を提供します。

Robloxにドラえもんやキティ 日本のキャラクター続々

Roblox(ロブロックス)とは?その魅力とは何か

ロブロックスは、ユーザーが自らゲームを作成し、他のユーザーと共有できるメタバースプラットフォームです。2024年時点で4億人以上のユーザーがおり、日々約5000万人がこのプラットフォームで遊んでいます。主に小学生や中学生が利用しており、これらの若い世代にとってはα世代のエンターテイメントの中心地とも言えます。

ドラえもん×ロブロックス:独創的なゲーム体験の提供

ドラえもんがロブロックスに進出したことで、ユーザーはドラえもんの世界を体験することができます。たとえば、ドラえもんのひみつ道具を使ったレースゲームでは、プレイヤーが互いに競い合いながら、目指すゴールに向かいます。このゲームは小学校低学年の子どもでも楽しめるよう設計されています。

ロブロックス内の経済圏は、専用の仮想通貨「Robux」を中心に展開しています。このRobuxは年間数兆円規模の市場を形成しており、プレイヤーはゲーム内でこの通貨を使ってアイテムを購入することができます。

ロブロックス内のドラえもんゲームでは、プレイヤーはタケコプターや他のひみつ道具を使用してレースに参加します。基本プレイは無料で、特定のひみつ道具を使用するためにはゲーム内通貨が必要になります。このシステムは、誰でも簡単に参加できるように設計されています。

メタバースの重要性:なぜドラえもんが進出したのか

ドラえもんがメタバースに進出した背景には、テレビでのアニメ視聴率の低下やYouTubeでの動画配信におけるマネタイズの難しさなどがあります。メタバースは、ドラえもんをより多くの若い世代に届けるための重要な手段です。ロブロックスを通じて、ドラえもんは世界中の新しいファン層を開拓していきます。

ゆるキャラがメタバースに挑戦!くまモンのフォートナイト進出とその意義

ドラえもんに続き、熊本県の人気ゆるキャラ「くまモン」もメタバースに進出しました。今回はフォートナイトのメタバースで、2024年1月31日から「くまモン島」という新しいステージが公開されています。

くまモン島 -KUMAMON ISLAND TYCOON-

くまモン島では、熊本城やその他の観光地がフォートナイトのバーチャル空間に再現されています。これにより、熊本の魅力を世界中のプレイヤーに伝えることができます。

経営シミュレーションゲーム(タイクーン)としてのくまモン島

この島では、経営シミュレーションゲームが楽しめます。プレイヤーは熊本県の特産品を収穫したり、観光施設を建設することができます。これにより、フォートナイト内でのくまモン専用コインを集めながらゲームを楽しむことができます。
データを確認すると公開2日目にして既に世界中で数万回プレイされています。

まとめ:メタバースに進出する意義

このように、メタバースに進出することは、IPコンテンツを持つ団体にとって強力な戦略です。メタバースをマーケティングの手段として活用することは、テレビCMに代わる新たな形です。認知度向上や関心の喚起につながります。認知度の拡大という点では、ロブロックスやフォートナイトを活用することが若い世代にリーチする上で重要です。

私は農業Web3コミュニティ「Metagri研究所」をDiscordで運営しています。この分野も、若年層へのアプローチが必要不可欠であり、将来的にはフォートナイトやロブロックスで農業に関するゲームを提供することを検討しています。一方で、メタバースへの進出には資金調達やマネタイズの仕組みの構築が必要です。これらの課題を克服し、農業とテクノロジーの融合を目指しています。
農業とメタバースをテーマにした書籍も出版しているので併せて読んでみていただけると嬉しいです!

また、Metagri研究所コミュニティにおいて、ロブロックスやフォートナイトでの農業メタバースゲーム創造の未来を夢見て一緒に参加してみていただけると幸いです!

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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