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人生初のメタバース広告に挑戦!Robloxで没入型広告を出稿!

今回は、初めてメタバース広告である「没入型広告 in Roblox」に挑戦した経験について紹介します。
近年、メタバースという言葉が注目を集めていますが、その中でもRobloxは特に若年層に人気のプラットフォームとして知られています。そんなRobloxで提供されている広告プランの一つが、「没入型広告」です。


没入型広告とは?

没入型広告は、Roblox内の3D空間に組み込まれる広告形式で、主に2種類に分けられます。

  1. 画像広告

    • 静止画の画像をRobloxの対象空間に掲載する広告

  2. ポータル広告

    • Roblox内の他の空間に移動できるワープのような広告

今回、私自身はRoblox内にオリジナルな空間を持っていないため、「1.画像広告」を選択することにしました。

広告の作成と出稿

広告の出稿

広告の出稿には、まずRobloxでの企業アカウント作成が必要です。
アカウント作成後、以下の手順で広告を出稿します。

  1. ターゲットの地域、性別、年齢層、デバイスを選択

  2. 選択したターゲットにおける対象ユーザー数の概算を確認

  3. 広告を表示したいゲームのジャンルを選択

どのようなターゲットに広告を表示するかを決める必要があります。私の場合、高校生インターンを採用していることから、13歳から17歳の男女をターゲットに設定しました。

広告画像の作成

画像広告の場合、16:9の横長サイズのみが対象です。今回、高校生インターン採用に関連するバナー広告を作成し、出稿することにしました。

広告効果の測定

広告を出稿した後は、その効果を測定することが重要です。Robloxでは、インプレッション数やクリック数、CPMなどの指標を確認できます。
また、ポータル広告の場合は、自分の空間へのテレポート数も重要な指標となります。これにより、広告からどれだけのユーザーが自分の空間を訪れたかを把握できます。

没入型広告の出稿方法とコスト管理

Robloxの没入型広告では、入札単価の設定が重要なポイントの一つです。ここで登場するのが、CPM(Cost Per One Thousand Impressions)という指標です。

CPMは、1,000回の広告表示に対して発生するコストを表します。例えば、CPMを10$に設定した場合、1,000回の広告表示ごとに10$の費用がかかることになります。

相場と予算管理

一般的に、Robloxの没入型広告におけるCPMの相場は、5$から10$程度だと言われています。つまり、1インプレッションあたり、わずか1円から2円程度のコストで広告を配信できる計算になります。

これは、FacebookやTwitter(現在はX)の広告と比べると、かなり安価だと言えるでしょう。おそらく、Robloxの広告市場はまだ黎明期にあるため、昔のFacebookのような単価設定になっているのでしょう。

ただし、Robloxの没入型広告には、最低20$の予算設定が必要です。つまり、仮にCPMを10$に設定した場合、少なくとも2,000インプレッション分の予算を用意する必要があります。

広告の承認と配信

予算とCPMの設定が完了したら、いよいよ広告の出稿です。広告クリエイティブをRobloxに提出し、承認を待ちます。

承認が下りれば、設定した条件に合うユーザーに向けて、広告の配信が開始されます。今回の高校生インターン募集の広告がどれだけの効果を上げるかは、まだ未知数ですが、とてもワクワクしますね。

メタバース広告の可能性

今回の経験を通して、改めてメタバース広告の可能性を感じました。Robloxのような没入感の高いプラットフォームで、ユーザーに寄り添った形で広告を配信できるのは、これからの広告のあり方を考える上で、非常に示唆に富んでいます。
特に、RobloxのCEOはDAU10億人の世界を目指しているので、メタバース広告は可能性に満ちあふれています。

特に、若年層をターゲットにする場合、従来の広告媒体よりもメタバース広告の方が、より効果的かもしれません。没入感のある空間で、自然な形で広告に接してもらえるのは、広告主にとって大きなメリットと言えるでしょう。

今後の展望

今回、「1.画像広告」を出稿しましたが、将来的には自身のオリジナルなRoblox空間を制作して「2.ポータル広告」も活用していきたいと考えています。企業がRoblox内に自分の空間を持つことが当たり前になれば、ポータル広告は非常に有効な導線になるでしょう。
メタバース広告はまだ発展途上ですが、今後もその可能性を追求していきたいと思います。特にRobloxのような若年層に人気のプラットフォームでは、没入型広告が重要な役割を果たすはずです。

一方で、メタバース広告にはまだまだ課題もあります。広告クリエイティブの作り方や、効果測定の方法など、確立されたノウハウがまだ少ないのが現状です。
また、ユーザーにとって、メタバース内の広告がどこまで受け入れられるのかも、まだ分からない部分があります。没入感を損なわない、ユーザーに寄り添った広告配信の在り方を模索していく必要がありそうです。
とはいえ、メタバース広告の市場は、今後ますます拡大していくことが予想されます。先駆者として、Trial and Errorを繰り返しながら、ノウハウを蓄積していくことが重要だと思います。

まとめ

今回、Robloxの没入型広告に挑戦し、その出稿方法やコスト管理の仕組みについて理解を深めることができました。メタバース広告は、まだ発展途上の領域ですが、その可能性は計り知れません。特に、若年層をターゲットにする場合、非常に有効なアプローチになるでしょう。課題はまだまだありますが、これからのデジタル広告の在り方を考える上で、メタバース広告の動向から目が離せません。皆さんも、ぜひこの新しい広告の形に注目してみてください。
以上、Robloxの没入型広告に挑戦した経験について紹介しました。少しでも、皆さんのメタバース広告への理解が深まれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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