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ケトルベルのこと (x) ボトムアッププレス 20kg 左リベンジ

ボトムアッププレス、右腕では挙げられるようになったが、左腕となると難しい。たかが20キロ、されど20キロである。右で挙げられるのに、なぜ左ではできないのか。単純な腕力の問題ではないような気もしてきた。

自身の動作を見返して、ケトルベルを持っていない方の手の動きに、おやと思った。右腕で挙げるとき、左手は開き、挙上する動作とともに胸を開き、腕を後方に引いているように見える。無意識である。

背中が鍵なのではないかと思った。右腕で上げるとき、左腕は引き手となり、背中を締める。背中の筋肉を通じて、右腕に力を伝えるかたちになっているとか。

ただ、力を伝えるといっても、ガチガチに固まっているのではなくて、けっこうふんわりした動きになる。右腕でなら、あまり力まずにできるようになったということもある。

右に左に揺れつつバランスを取る

右でなら、こういうことが自然にできるのだが、左腕ではそうはいかない。これが利き腕とそうでない腕とのちがいなのか。

左でも、胸元に保持するクリーンまではなんとか。しかし、そこからの力の入れようが難しい。

腹圧高めて背中を意識

左腕をなんとか伸ばそうと、体軸を傾けなければならないあたり、利き腕と全然ちがう。それはともかく、肩を落とすように、肘を肩と鉄球の間に差し入れるように。えいや。

挙がった

ようやく挙上できた。ケトルベルを手に入れて76日目のこと。人類にとってなんら意味のない出来事であろうけれど、僕にとっては大きな一歩である。

しかしここで崩れた。

ヒヤリとする

胸元に戻す前にバランスを崩した。惜しい。そして危ない。

高所で崩れるとヒヤっとするが、なんとかフォローはできてことなきを得た。

「全身の筋肉を一塊の如く」が理想であるが、遠い。

筋肉の連携だとか骨をそろえるだとか、いろいろと小理屈をこねることはできるわけだが、大所高所から眺めれば要するに、単純な腕力が一番大事というのが現時点での結論である。

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