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ケトルベルのこと (xiii) ボトムアッププレス24kg右

新たに手に入れた24キロのケトルベルで、ボトムアッププレスに挑んだ。たぶん難しいだろうとは思ったが、ものは試しにと右腕で持ち上げた。まずは胸元に保持するクリーンである。できるか?

意外な安定感

できた。しかも、なんだか安定感がある。ハンドルが太めであるためのようだ。ケトルベル魂製(20キロ)よりも伊藤鉉鋳工所製(24キロ)の方がハンドル部がやや太い。

ハンドル部が細めだとやはり、ケトルベルの重心をとらえるのに繊細な注意が必要で、ちょっとでも気を抜くと重心を外し、バランスを崩してしまう。

ハンドルが太めだと、胸元に保持する際、鉄球を直接手のひらで持ち支えているに近い感覚がある。4キロの差はほとんど感じられない。重さよりも不安定であることが体への強い負担になるようだ。不随意筋への負荷とはこのことか。

で、そのまま挙上した。えいや。

できた

意外とすんなり上げられた。20キロから2割増しの重量である。24キロはたしかに重いのだが、できないことはない。しかし挙上は1回で限界な感じである。

胸元に戻すときの方が負荷が強い

いざやってみて、全身に適度な負荷が感じられてとても良かった。24キロは良いなとしみじみ思った。

では左腕ならどうか。試してみた。うむ、まだ全然無理である。

この先に分厚い壁がある

胸元で保持してほんの少し上げたその先に、びくともしない壁がある。

あと体内の張りというか、腹腔圧をしっかりと高めた上で扱わないと、体の軸が歪んでしまって腰がやばいという感覚があった。ケトルベルに教えられている。

あとは練習あるのみである。壁を突き破るまでくり返せば良いのだ。なので仕事の合間にプレスをくり返している。

あるときコピー機の横で試みていて、あ、これ途中で崩れてコピー機を破壊する展開だと未来視できた瞬間があった。ケトルベルを扱うには周囲にも細心の注意が必要である。


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