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#編集 #ライター 記事まとめ

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編集、ライター、コンテンツ、メディアなどに関する記事をまとめていきます。
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2019年8月の記事一覧

「インタビュイーに恋をする」作家・土門蘭と編集者・徳谷柿次郎、それぞれの取材術

2019年8月3日、『経営者の孤独。』(ポプラ社刊)の出版を記念し、著者の土門蘭さんとHuuuu代表・徳谷柿次郎によるトークイベントが銀座 蔦屋書店にて開催されました。 「土門さんと柿次郎が、お互いにインタビューし合う」というコンセプトで開かれた今回のイベント。ふたりのインタビュー術から作家と編集者の関係、紙とWebの違いまで、縦横無尽に語られた当日の様子をレポートします。 「土門さんはいい女である」 ーー『経営者の孤独。』はもともとウェブマガジン『BAMP』の連載でし

教養として知っておきたい「編集」の基本①:そもそも編集ってなに?

はじめまして。編集家の松永光弘と申します。 ぼくは15年あまりにわたって、日本を代表する広告制作者やデザイナーといったクリエイターと呼ばれる人たちの本を数多くつくってきました。そして、そこで得た知見や編集者としての気づきをもとに、ここ数年は出版にとらわれることなく活動の領域を大きく広げて、編集家として「世の中に編集を生かす」をテーマに企業のブランディングや広報、学校づくり、イベントの企画、講演・司会、パーソナルセッションなど、日々、さまざまな「モノやコトの編集」に取り組んで

2つの地域で作るローカルメディア「SとN」制作者インタビュー (前編)

こんにちは、「〇〇と鎌倉」の狩野です。過去2回にわたり、国や自治体がこれまで進めてきた地域間交流の歴史を掘り下げました。さまざまな観点から地域間交流の意義が唱えられ、国や自治体主導で各種事業が行われてきたことがわかりましたが、”交流”という成果を図りづらい分野だからこその課題も見えてきました。過去2回の記事はこちら↓ 一方で、地域と地域がつながり、これまでになかったような動きも各地で生まれつつあります。「◯◯と鎌倉」のnoteでは、そのような取り組みをしている方たちへのイン

常に自分へ問いかけている、届く文章を書くための5つの質問

ライターになりたての頃、良い記事を作るために意識したほうが良いと教えてもらったことが2つあります。 ひとつは、記事のゴールを決めること。目指すべき対象を決めることで、目的を持って執筆と呼ばれるマラソンを走り切ることができるから。 もうひとつは、記事の構成を決めること。最短距離でゴールに向かうためには、どのようなルートを走るのかを考える必要があるから。 3年間、ライティングを生業にしていると、これらの重要性を痛感することばかりです。むしろ、今となっては、構成やゴールなしに