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PM 記事まとめ

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PM(プロダクトマネジャー、プロジェクトマネジャー)の記事をピックアップする公式マガジンです。#PM、#PdM、#プロジェクトマネジャー、#プロダクトマネジャーのハッシュタグをつ… もっと読む
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#UX

UXの最前線を体感!「THE UX CONF 2023」カンファレンス参加レポート

こんにちは。リクルートの旅行領域でプロダクトマネージャーを担当する大森、林です。 今回はイギリスのロンドンで開催されたTHE UX CONF 2023 に参加してきたレポートをまとめています。 THE UX CONF 2023とは THE UX CONFは2017年からロンドンで開催されており、UXの実践を深めるための国際的なイベントです。 今回のカンファレンスはロンドンのサウスバンクセンターおよびオンラインで開催され、私たちはオフラインで現地の熱量を感じながら参加し

毒の沼地を歩く☠️

こんにちは。 iCAREのクラウドPdMチームのKmatです。 今年こそ数年ぶりにデンマークに飛ぼうかなとコペンハーゲンへの直行便を調べたら、、、2名で70万円超でそっ閉じしました。エコノミークラスとは⁉︎ さて、今回はプロダクトのUXに関する話です。(社内で日報に書いてたものを整理がてら転記編集) 毒の沼地を歩く=インタラクションコスト 先日、社内で仕事へのモチベーションについて話しているときに、モチベーションは日々下がるもので「毒の沼地を歩く」ようなもの。だから上げ

デザインと開発の分断を乗り越え、チームでアウトカム検証を回すプロセス

リーン開発の課題、Sense→Discovery→Deliveryのプロセス分断をどう乗り越えるかリーン的なアウトカム検証には、不確実性が高い段階から「Sense(課題発見)」「Discovery(ソリューション発見)」「Delivery(製品開発)」の3つの仮説検証トラックが存在すると考え、Gaudiyでもこれに近い運用を行なっています。 そして、リーンやアジャイル的な考え方では、これらはプロセスではなく考え方の区別であり、各トラックの仮説検証サイクルをチーム全員で回すマ

PO/PMとしてプロダクトマネジメント変革 「トリプルトラックアジャイル」にここ1年取り組んできた件。

こんにちは。株式会社GaudiyでPMやってるmiyatti(みやっち)といいます。(Gaudiyとはどんな会社かというところは、ぜひリブランディングが話題の会社ページをみてみてください) Gaudiyに入って1年4ヶ月。初期は代表PO(CPO)として全体のPMプロセスを整備したりするようなことをやりつつ、ここ半年は現場のPMとしてそのプロセスにうまくのっかりながら、ここだ!というようなプロジェクトに全勢力を上げて邁進してきました。そのプロジェクトもクローズドではありますが

BtoBプロダクトをシンプルに保つ「名前をつけない」UXライティング

こんにちは、ログラスでデザインマネージャーをしている高瀬です。 この記事では、名前をつけないUXライティングのアプローチについて考察し、なぜ名前をつけない決断が必要なのかを記載していきたいと思います。 プロダクトが複雑になる問題昨今のデジタルプロダクトは時間の経過とともに成長していき、どんどん便利な機能がリリースされていきます。はじめはシンプルで使いやすかったけど気がつけば複雑になっていき「使いにくい…」となることも珍しくありません。 私が所属しているログラスは「BtoB

良いサービスはスクショ見たらわかる

こんにちは、PdMのひまらつです。 仕事やプライベートで触っていて、「あ、このサービスいいな」と思うことがあります。使い込んでというよりは、ちょっと触った時点でもうわかる。この感覚が不思議に思っていたので整理してみました。 良いサービスはスクショ見たらわかる画面が現在地を教えてくれる 良いサービスは、画面が現在地を教えてくれます。 上の画像は Notion のページですが、サイドバーとヘッダーで階層がナビゲーションされていて、「いま自分がどの画面にいるのか」がパッと見で

プロトタイプ検証したのに使われない機能が生まれるパターンの振り返り

「どんな機能なら使われるのか」という問いは、プロダクトの体験・機能をデザインするとき、本当に恐ろしく本質的な悩みになると感じます。 どんな価値を提供するアプリだったとしても、使われなければ無価値です。 そして、「提供した機能の64%は使われない」とも言われています。 これは、アプリの機能を提案することを仕事にしている人間には、本当に大問題です。 上のグラフは、あまり高い信憑性はあるとは言われておらず、2002年の研究で社内向けのプロダクトを対象にデータを出しているよう

#3-2 顧客理解・ユーザ理解にサヨナラを(UX戦略の教科書)

昨今では、顧客理解 / ユーザ理解に取り組む必要性が様々な所で主張されており、一般常識になりつつある。そして「顧客のことを深く理解すれば、良質な仮説を立案できる」という言説が広く信じられており、マーケティング戦略を検討したり顧客体験をデザインするうえでの前提条件となっている。しかし、このような言説は本当に正しいのだろうか。 結論からいえば「顧客を深く理解すれば、良質な仮説を立案できる、という言説は間違っている」というのが本記事の主張である。この間違った言説が広く信じられてし

SQLとLooker Studioで、インタビュー対象者を定量的に観察できるようにしてみた話

お久しぶりです。バイトルの会社でPdM/UXデザイン領域をやっている田中です。 このnoteでは、「インタビューの対象者選定を定量的に行うことで、定性調査(UXリサーチ)の精度を向上する」ためのデータに適したサマリーの作成方法と、実際に作成したダッシュボードをご紹介します。 インタビューで定性調査する前に、定量的に対象を決める仕組みを作ることで施策(企画)ディレクションの打率を高め、効果量達成までの再現性を高める助けになると考えています。 はじめにUXリサーチの常套手段

0→1フェーズのプロダクト作りで参考になった書籍紹介

こんにちは。IVRyでプロダクトマネージャーをやっている神山です。 今回のnoteでは私が0→1のプロダクト作りにおいて参考にした書籍について紹介していきます。 経歴私はプロダクトマネージャーとして、前職は飲食ドメインのバーティカルプロダクトを担当し、現職(22年11月〜)では電話自動応答サービス「IVRy」というホリゾンタルなプロダクトを担当しています。 前職では飲食店に向けた集客系の新機能を模索する日々を送っており、顧客発見→課題定義→ソリューション検証に取り組んでお

プロダクトを死へと誘う複雑性の恐ろしさと、それを最適化する10個の方法

ある研究によると、80%のユーザーがプロダクトの機能のうち20%しか使っていないことが分かっています。 優れた体験のプロダクトを作り上げ成長を実現する上で、複雑性の弊害をしっかりと理解し、それに正しく対処することはスタートアップや新規事業を始める企業にとって必要不可欠な能力です。 この記事では、複雑性がUXに与える悪影響を複数の研究を引用しながら示し、プロダクトの複雑性を最適化して優れたサービス体験を作り上げる10個の方法を紹介します。 複雑性がUXに与える悪影響プロダ

(pmconf登壇資料・動画)プロダクトマネジメントと人間中心設計、デザイナーからPMへのキャリアシフト

念願のpmconf登壇光栄にもプロダクトマネージャーカンファレンス2022で登壇させていただきました。4月にPMにロールシフトした際「いつか自分も発表できたらいいなぁ」と遠い目標に思っていたのですが、落ちても失うものなどない!と気合いで公募セッションに応募したところ、採択されました。 プレゼン1ヶ月くらい前からめちゃくちゃ緊張していました。そちらの体験記は別途記すとして、ここでは登壇スライドと文字起こしをします。誰かの役に立てば幸いです。 自己紹介こんにちは。富士通の吉川

B2B SaaSのUXデザイン、プロセスとアウトプットを公開します

こんにちは、カミナシでPMをしているかもしー (@96kemu96) です! 外気浴が楽しい季節になってきました。 さて今回は、今取り組んでいる新機能開発にあたって「どのように仮説検証をしたか」を具体的に紹介していきたいと思います。 先に前提をお伝えすると、今回は全く新しい概念のコンセプトや課題を検証したのではなく、既存ユーザーからも声が上がっていた課題をベースに仮説を立てました。そのため、課題や解決策の方向性はある程度あたりがついていたところからスタートしています。

ユーザーニーズに応え開発期間3カ月で新サービスローンチ!全社一丸開発を実現する7つの仕掛けとは?

2022年11月1日、M&Aクラウドの2つ目のサービスとして誕生した資金調達のマッチングプラットフォーム「資金調達クラウド」。既存の「M&Aクラウド」内でステルスで展開していた資金調達機能を独立させたサービスです。 ありがたいことに、ローンチ直後からユーザー登録が爆発的に伸び、ステルス時代の約6倍のペースで推移。ユーザーサポート部門には急遽応援メンバーが入り、増大したサーバー負荷をコントロールする開発部門も対応に追われ、社内は活気にあふれています。 新プロダクトの立ち上げ