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PM 記事まとめ

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PM(プロダクトマネジャー、プロジェクトマネジャー)の記事をピックアップする公式マガジンです。#PM、#PdM、#プロジェクトマネジャー、#プロダクトマネジャーのハッシュタグをつ… もっと読む
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#UXデザイン

UXデザイナーが定量調査を行うことで変わること

こんにちは!GoodpatchでUXデザイナーをしています田口です。 この記事では主にUXデザイナーの方やUXデザイナーを目指す方向けに「UXリサーチにおける定量調査の役割」について、リサーチ会社でプロジェクトを支援した経験や、その後、自身で新規事業開発やプロダクトマネージャーをしていた経験も踏まえて、ぼんやり思っていることを書こうと思います。 この記事で伝えたいこと私の考える結論は下記のとおりです。 なお、定性・定量どちらがいい悪いを言うつもりは全くなく(もはや定性調査

【PdM Days】DAY4①「魔法のような製品をいかにして生み出すか」

多彩な領域のプロダクトマネージャー(PdM)が集結し、プロダクトづくりに関する様々なセッションを発信するカンファレンス「PdM Days」。全体を通してのテーマは「枠を超えて、未来のまんなかへ」。セッションを通じて第一線で活躍するPdMの視点を獲得し、これまでの自分の枠を超えて未来に挑戦する。そのきっかけを提供し、日本のプロダクトづくりに貢献していきたいという思いが込められています。 今回は、2月17日に行われたオンライン講演「魔法のような製品をいかにして生み出すか」の模様

UXの最前線を体感!「THE UX CONF 2023」カンファレンス参加レポート

こんにちは。リクルートの旅行領域でプロダクトマネージャーを担当する大森、林です。 今回はイギリスのロンドンで開催されたTHE UX CONF 2023 に参加してきたレポートをまとめています。 THE UX CONF 2023とは THE UX CONFは2017年からロンドンで開催されており、UXの実践を深めるための国際的なイベントです。 今回のカンファレンスはロンドンのサウスバンクセンターおよびオンラインで開催され、私たちはオフラインで現地の熱量を感じながら参加し

リサーチのトレンド 2023

今年も1月〜12月までに「#リサーチハック」のハッシュタグでXに投稿してきた、デザイン・マーケティング・市場調査のリサーチ界隈で起きていた主なニュース・トレンドを7つのトピックに分類してお届けします。 リサーチのトレンド 2023 1.ChatGPT/生成AIの活用 2.VOCデータの再評価 3.ディスカバリーリサーチの価値浸透 4.リサーチ支援会社の合従連衡 5.リサーチツールの越境機能強化 6.リサーチデータベースの構築 7.案件依頼・相談フローの改良 2023年も新

About 『About Face』 : 本家本元のペルソナとプロダクトマネジメント

🗒 一言サマリPMやプロダクト企画職こそ『About Face』で提唱されている「ゴールダイレクテッドデザイン」の素養を身につけると役立つよ ゴールダイレクテッドデザインは、(インタラクション・UX) デザイナーだけのものではなく、PMやプロダクト企画職を含め、解くべきユーザー課題について考える全ての人に役立つ考え方である 調査とモデリングを通じ見出されたペルソナ・ゴール(目的)は、プロダクトが取り組む課題の優先度整理の上質な input になる ペルソナ・ゴール・コ

ユーザーに価値を届け続けるためのアジャイル開発とUXリサーチ【追加の質問に答えます】

こんにちは。atama plusというAI×教育のスタートアップでDesignOpsを担当している野澤です。 先日行われたResearch Conference2023にて、「ユーザーに価値を届け続けるためのアジャイル開発とUXリサーチ」というテーマでatama plusの伊藤と河口が登壇を行いました。私もDesign Opsのメンバーとして、二人の登壇に伴走しておりました。 おかげさまで当日は質疑応答の時間に答えきれないほど多くの反応・質問を寄せていただきました!(セッ

良いサービスはスクショ見たらわかる

こんにちは、PdMのひまらつです。 仕事やプライベートで触っていて、「あ、このサービスいいな」と思うことがあります。使い込んでというよりは、ちょっと触った時点でもうわかる。この感覚が不思議に思っていたので整理してみました。 良いサービスはスクショ見たらわかる画面が現在地を教えてくれる 良いサービスは、画面が現在地を教えてくれます。 上の画像は Notion のページですが、サイドバーとヘッダーで階層がナビゲーションされていて、「いま自分がどの画面にいるのか」がパッと見で

プロトタイプ検証したのに使われない機能が生まれるパターンの振り返り

「どんな機能なら使われるのか」という問いは、プロダクトの体験・機能をデザインするとき、本当に恐ろしく本質的な悩みになると感じます。 どんな価値を提供するアプリだったとしても、使われなければ無価値です。 そして、「提供した機能の64%は使われない」とも言われています。 これは、アプリの機能を提案することを仕事にしている人間には、本当に大問題です。 上のグラフは、あまり高い信憑性はあるとは言われておらず、2002年の研究で社内向けのプロダクトを対象にデータを出しているよう

#3-2 顧客理解・ユーザ理解にサヨナラを(UX戦略の教科書)

昨今では、顧客理解 / ユーザ理解に取り組む必要性が様々な所で主張されており、一般常識になりつつある。そして「顧客のことを深く理解すれば、良質な仮説を立案できる」という言説が広く信じられており、マーケティング戦略を検討したり顧客体験をデザインするうえでの前提条件となっている。しかし、このような言説は本当に正しいのだろうか。 結論からいえば「顧客を深く理解すれば、良質な仮説を立案できる、という言説は間違っている」というのが本記事の主張である。この間違った言説が広く信じられてし

SQLとLooker Studioで、インタビュー対象者を定量的に観察できるようにしてみた話

お久しぶりです。バイトルの会社でPdM/UXデザイン領域をやっている田中です。 このnoteでは、「インタビューの対象者選定を定量的に行うことで、定性調査(UXリサーチ)の精度を向上する」ためのデータに適したサマリーの作成方法と、実際に作成したダッシュボードをご紹介します。 インタビューで定性調査する前に、定量的に対象を決める仕組みを作ることで施策(企画)ディレクションの打率を高め、効果量達成までの再現性を高める助けになると考えています。 はじめにUXリサーチの常套手段

プロダクトを死へと誘う複雑性の恐ろしさと、それを最適化する10個の方法

ある研究によると、80%のユーザーがプロダクトの機能のうち20%しか使っていないことが分かっています。 優れた体験のプロダクトを作り上げ成長を実現する上で、複雑性の弊害をしっかりと理解し、それに正しく対処することはスタートアップや新規事業を始める企業にとって必要不可欠な能力です。 この記事では、複雑性がUXに与える悪影響を複数の研究を引用しながら示し、プロダクトの複雑性を最適化して優れたサービス体験を作り上げる10個の方法を紹介します。 複雑性がUXに与える悪影響プロダ

ユーザーのお店探しを助ける『フック』の活用を考察してみた -バイキング型サービスを例に-

この記事は、Retty Advent Calendar 2022 Part2の7日目の内容です。 Part1もあるのでぜひご覧ください。 僕は今年の9月Rettyにプランナーとして入社し、toC領域のプロダクト開発に携わってきました。 この約3ヶ月『ユーザーさんがもっとお店探しをしやすくなるためにはどうしたら良いか?』について試行錯誤しながら施策をリリースする中で、重要な観点の1つ『フック』についての理解が深まったので、今回の記事ではその内容についてご紹介したいなと思います

B2B SaaSのUXデザイン、プロセスとアウトプットを公開します

こんにちは、カミナシでPMをしているかもしー (@96kemu96) です! 外気浴が楽しい季節になってきました。 さて今回は、今取り組んでいる新機能開発にあたって「どのように仮説検証をしたか」を具体的に紹介していきたいと思います。 先に前提をお伝えすると、今回は全く新しい概念のコンセプトや課題を検証したのではなく、既存ユーザーからも声が上がっていた課題をベースに仮説を立てました。そのため、課題や解決策の方向性はある程度あたりがついていたところからスタートしています。

みんながUXリサーチできる組織にするための3ステップ

こんにちは、カミナシでUXデザインとリサーチをしている渡邊 (@nabetaro_san) です! カミナシのプロダクト開発では、UXリサーチを起点に議論や意思決定を進めています。が、今はカミナシには専属のUXリサーチャーがいるわけではなく(ご興味ある方是非🙏)、チームメンバーみんなが実践していく必要があります。 今回はカミナシでみんながUXリサーチを行う上で取り組んだことを3ステップで書きたいと思います。 UXリサーチを取り組む中で、出てきた課題カミナシでUXリサーチ