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PM 記事まとめ

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PM(プロダクトマネジャー、プロジェクトマネジャー)の記事をピックアップする公式マガジンです。#PM、#PdM、#プロジェクトマネジャー、#プロダクトマネジャーのハッシュタグをつ… もっと読む
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2022年9月の記事一覧

プロダクト開発の経験が浅い中でProduct Owner になったら

デジタル変革や新規事業開発で、プロダクト開発責任者に任命されたり、プロジェクトマネージャーだけどアジャイルで、などと周りから期待されている方が、実際にプロダクト開発を始める際に向き合うことになることを書いていきたいと思います。 「調整役」からの脱皮これまで、上司の言うことや全体の雰囲気の中で決まっていくことを具体化することはあっても、自分が中心にコトが回るなんて経験はない。 そんな中で、プロダクトオーナーになると突然問われる「VISION」に戸惑うことになります。「とめど

PLG型SaaS でのカスタマサポート×プロダクト改善の経験が、SaaS業界におけるキャリアステップに最適な理由

はじめまして。株式会社ベーシックの佐竹と申します。 私は新卒でベーシックに入社し、formrun の事業にて、カスタマーサクセス、プロダクト企画の業務を経験したのち、2022年7月より新たに立ち上げた”エンハンス&サポートグループ”のマネージャーを務めています。 あまり聞き慣れないグループ名かと思いますので、「エンハンス&サポートグループって何?」と思った方は、たくさんいらっしゃるかと思います。 詳しくは本編にてご紹介していきますが、できるだけ一言で言うと、エンハンス&

nanaを10年間運営してきて得たプロダクト施策に対しての学び

前回、nana10周年の記事を書いたのでこちらも良かったら。 今回はもう少し具体的なお話。nanaをこれまで運営してくる中で様々な施策を実施してきたわけですが、その中で特に確信を持てた学びについて書いていく。 コア価値に直結している施策しかKPIに貢献しない本当に事業成長にプラスの影響を与える施策はプロダクトのコア価値に直結している。そしてコア価値というのは多くない。基本的には1つしかない。「あればいいな」の施策はマジで伸びない。コア価値を深掘りした上での仮説が無い施策は

ユーザビリティテストのタスク設計の手順

こんにちは。note株式会社でUXリサーチをしている仙田です。 ユーザビリティテストのタスク設計、今まで雰囲気でやってたんですが、自分なりにポイントと手順を整理してみました。 「はじめてのユーザーテストでどんな準備すればいいのかわからない!」という方の参考になれば。できるだけ具体的に書いてみました。 ユーザビリティテストの(個人的)準備ちなみに、僕は基本的に準備〜定性分析までをMiroで完結させることが多いです。 分析までやるとこんな感じになります。↓ 画面のキャプチャ

顧客を絞れば、課題が見える

こんにちは。プロダクトマネージャーのたけまさです。 先日Flyleさんのイベント"深いドメイン知識が求められる製品で、PMは顧客ニーズの発見にどう向き合ったか?"の登壇内容の要約記事です。 ターゲットはスタートアップや新規事業に関わる方を想定しています。 BtoB事業は事業開発やプロダクトマネージャーが、事業ドメインのエキスパートであることは稀です。自分が利用者にならない領域で顧客理解、課題探索、解決策の提供をどのように行うのか?というテーマです。 本日のコアメッセージ

プロダクトマネージャーが意識したい8つのスキルとPM組織の編成

どうも、ぶんたです。(@bunbuno0) 音声プラットフォームのプロダクトを作っているVoicyでPMチームのマネジメントとプロダクトマネージャーをやっています。 Voicyでは毎週誰かがnoteを公開しているので、是非こちらもチェックしてみてください! 今回は自分自身がPMであり、またPMメンバーのキャリアや組織について考えることも多く、PMがどうあるべきかというのは悩ましいなあと思っていたりするので、 自分のまとめがてらPMのスキルや組織についての記事を書いてみよ

安全安心にソフトウェア開発を行うためのDesign Doc導入ガイド

みなさん、コードを書く前に設計書を書きますか? 書くか書かないかは人それぞれだと思いますが、「設計」というプロセス自体は意識的であれ無意識的であれエンジニアであれば全員やっていることだと思います。 今回は設計プロセスの改善という文脈で私たちがDesign Docという仕組みを導入したことについて共有しようと思います。もし同じような状況を経験している人がいたら参考になれば幸いです。 導入の背景まずは導入するに至った状況からお話します。 私たちのサービスは、利用していただ

高品質なプロダクトをスピーディに提供!MoTが「PdM / PjMの分業体制」を重視する理由

プロダクトの企画・設計からリリースまでのマネジメントに関わるMobility Technologies(以下、MoT)のプロダクトマネジメント本部。この組織のユニークな点は、プロダクトマネージャー(PdM)とプロジェクトマネージャー(PjM)の分業体制を採っている点。専任ポジションを置くことで、「プロダクトのあるべき姿」と「リリースまでの進行・管理」を分けて考えられるようにするのが狙いです。 今回は、本部長の黒澤に「分業体制の理由」を、PjMとして活躍する木ノ本、増田、玉舟に

副業PMをやってみた感想と学び

こんにちは。小西です。 数ヶ月前から前職の同僚からの誘いを受けてスタートアップでPMとして副業の仕事をしています。 ステークホルダーが多く抽象的な仕事が多いのでPM副業は難しいと思っていたのですが、意外とワークして喜んでいただけているのでその内容や学びを共有しようと思います。 働き方や業務内容を自分から提案したのが良かった少ない時間で貢献できるように業務を割り当ててもらうのは難しいのでは、というのが話をいただいた時の懸念だったのですが、こちらから色々と提案をしたことでク

伴走型UXデザイナーの心得

セカンドファクトリー(以下、2FC)でUXデザイナーとして活動している有馬です。僕たちのデザインチームは、クライアント企業のプロダクトや新規事業にデザイナーとして伴走するプロフェッショナルサービスを提供しています。いわゆるクライアントワークとしてUXデザインに取り組んでいるチームです。 最近は聞かなくなってきましたが、ちょっと前まではデザイン業界でクライアントワークというと、ネガティブな印象で捉えられることがありました。 僕たち2FCは、創業からずっとクライアントワークを

あなたにとって「プロダクトマネジメント」とは? - 中間発表!日本で働くプロダクトマネージャー大規模調査🎉

プロダクトマネージャーカンファレンス実行委員会主催にて、「日本で働くプロダクトマネージャー大規模調査 by pmconf」を実施しています。本日は中間発表として1つの設問の回答をご紹介します🎉 💛 現役PM128人に聞いた! あなたにとってプロダクトマネジメントとは?定量的な設問を中心に実施する調査ですが、一番最後に「あなたにとってプロダクトマネジメントを簡潔に表すとなんですか?」というエモい設問を追加したところ、すでに多くの素敵な回答をいただけているのでいくつかご紹介しま

チームで盛り上げるファシリテーション

はじめにGLOBIS 学び放題 / GLOBIS UnlimitedのCPO(Chief Product Owner)と法人向けプロダクトのPMをしている久津(@Nunerm)です。 8/4にdevPMさん主催の「開発PM勉強会」のVol.13に登壇させていただきました。当日は150人近くの方にご参加いただき、大変盛り上がったイベントとなりました。 この記事では、私がお話しした「チームで盛り上げるファシリテーション」について、詳しく解説します。 チームで盛り上げるファシリ

建材業界で新規事業を立ち上げて、8ヶ月で「業界シェア80%」をとれた理由

ぼくは「スタートアップを量産する会社」を運営しています。 事業をバンバン立ち上げて、PDCAを回しまくって、うまくいったものだけを法人化する。「スタートアップファクトリー」とよばれる、日本ではまだ珍しいビジネスモデルです。 かつてヘンリーフォードが「T型フォード」によって自動車を大量生産したように、事業立ち上げのプロセスを「型」にして、起業に再現性をもたせる。 まるで工場のように、革新的な「会社」が次々に生まれていくーー。 それがぼくらの目指す世界です。 「そんなに

みんな使ってるNPS(ネットプロモータースコア)の基本と、どはまりトラップ前編

(NPSはアイキャッチの右側のような10点の人を特定するのに使おう) ※2022/09/09 長いため前編後編でページを分けました。 プロダクトマネジメントをしていくなかで、一人でもいたら怖いアンチユーザーや、一人でも増やしたい熱狂的なファンを調べようと思ったら、NPSという方法に辿り着くことがあります。 次のような、お薦めを0~10までの11段階でとるアンケートを見たことがあると思います。これがNPSです。 この記事はNPSの基本を紹介しますが、NPSの思ったり使い