見出し画像

文学フリマやコミティアで頒布する作品を、オンラインで販売してみませんか?

「同人誌やZINEに収録した作品を、同人即売会や取扱店に来られない人にも届けたい」「小説やエッセイ、マンガなどの作品を、有料で販売したい」

そんな方に向けてこの記事では、noteを使って作品を販売する方法と、より多くの人に届けるためのコツをお伝えします。


作品をnoteで販売する3つの方法

noteでは、文章だけでなく、マンガや写真といった画像データなど、さまざまなコンテンツを販売することができます。販売方法も、記事単体で売る方法と複数の記事をまとめて売る方法、継続的に売る方法(サブスクリプション)があります。

1. 1つの記事に値段をつけて販売する

小説やエッセイ、マンガなどを1つの記事にして、自由に価格を設定して販売することができます。

まずは、noteの投稿画面(エディタ)を開き、同人誌やZINEに入稿したテキストや画像のデータを貼り付けて、記事をつくりましょう。PDFファイルをそのまま添付することもできます。

記事をつくったあとに、「公開設定画面」で有料エリアを指定して価格を設定するだけで、かんたんに販売できます。

詳細はヘルプをご確認ください。

【有料記事の活用事例】藤井青銅さん(作家)
エッセイや詩、物語をnoteで販売しています。藤井さんは作品を横書きのPDFファイルにしてnoteにアップロード。ファイルより上に有料ラインを設定することで、購入した人だけが作品をダウンロードして読めるようにしています。
https://note.com/saydo/n/ne04b3a999ca7


2. 複数作品をまとめて販売する

作品の文字数やページ数が多かったり、連作だったりして、1つの記事にしてしまっては読みづらい。そんなときは「マガジン」機能で複数の記事を一つのパッケージにまとめて販売するのがおすすめです。その名の通り、雑誌をつくるようなイメージです。

まずはマガジンをつくりましょう。プロフィールアイコンをクリックして「マガジン」を選択。「マガジンを作る」ボタンをクリックして、「有料(単体)」を選んでマガジンの詳細と価格を設定しましょう。

続いて、記事を作成します。公開設定画面の「記事の追加」の項目で、作成した有料マガジンの「追加」ボタンを選択し、「試し読みエリアを設定」ボタンを押します。

どこから有料部分にするか設定できる画面に移動するので、有料ラインを設定して記事を公開しましょう。

詳細はヘルプ(有料マガジンをつくる有料マガジンの記事に試し読みエリアを設定する)をご覧ください。

【有料マガジンの活用事例】黒柳 能生さん
日々の出来事を考察するコラムを、公開月別に有料マガジンにまとめて販売しています。一つひとつの記事も有料記事として価格をつけていて、読者が記事単位で買うか、マガジンでまとめて買うかを選べるようになっています。
https://note.com/yoshiokuroyanagi/m/m92d61d6bdd01


3. サブスクリプションで販売する

noteには、2つのサブスクリプション機能があります。

1つ目の「メンバーシップ」はサブスクでコンテンツを発信したり、コミュニティをつくることができる機能です。コンテンツを連載したり、ファンクラブ、コミュニティ運営など目的にあわせた方法で活用できます。

2つ目の「定期購読マガジン」はサブスク方式で記事を販売できる機能です。ニュースレターのように記事を読者に届けることができます。

一つの作品を読者に販売するだけでなく、定期的に作品を届けたり、コミュニケーションをとりたい方は、メンバーシップや定期購読マガジンをはじめてみましょう。

【メンバーシップの活用事例】前田シェリーかりんこさん(漫画家)
メンバーシップでマンガの先読みや仕事の裏話などを公開しています。メンバーシップでは複数のプランを作成することもできます。前田さんは特典の内容と価格が異なる2つのプランを運営しています。
https://note.com/karincolife/membership/join


多くの人に届けるための5つのコツ

1. ハッシュタグをつけよう

その作品がどんなジャンルの作品なのかが一目でわかるように、公開するときには必ずハッシュタグをつけましょう。
(例:#ミステリー小説、#エッセイ、#少女漫画)

文学フリマやコミティアなどに出品した作品の場合は、そのハッシュタグもつけるようにしてください。即売会に興味を持っている人が見つけやすくなりますし、すてきな作品はnoteのカテゴリーページなどでまとめて紹介いたします。


2. 無料部分にあらすじや試し読みを書こう

無料部分に、どんな作品なのか、この先にどんな展開が待っているのかの想像ができるような、「あらすじ」や「紹介文」、「試し読み」を記載しましょう。

どんなことをどれくらいの分量で書けばいいか悩んだら、自分が書店で本を買うときのことを思い出してみるのがいいかもしれません。あらすじや帯のコピーなど、どんな情報を参考にしていますか? 立ち読みをするとしたら冒頭どれくらいまで読んで購入を決めていますか?

「これはきっとこんな作品だ」「読んだらこんな感情を得られるかもしれない」と読者に期待を抱いてもらうことを意識するのが、おすすめです。


3. 公開前後の読者からの反響を入れてみよう

購入者からの反響や、すでに読んでくれた人の感想を入れることで、より記事の魅力が伝わりやすくなります。本の帯の推薦文や、商品レビューのような役割を果たすと考えてみてください。

マーケター・経営者の大倉佳晃さんは、前職で培ったマーケティングの考え方をnoteにまとめて販売しています。周りのマーケターなど想定する読者層の方に事前にレビューをもらって記事に追​​加したり、公開後の反響も記事の冒頭に入れています。
https://note.com/brand_builder01/n/n2613891a49c0

このように公開前後で読者から感想をもらうことで、作品の価値が伝わりやすくなります。


4. プロフィールやポートフォリオを充実させよう

作者がどんな人なのか、これまでにどんな作品を書いてきたのかを見て、購入を決める人も多いです。プロフィールやポートフォリオに、これまでつくってきた作品や好きなジャンルなどを書くことで、あなたのことを読者に伝えることができますし、それをきっかけにアカウントのフォローもしてくれるかもしれません。

こんなことを書くのがおすすめです。

  • あなたの経歴や活動内容

  • つくっている作品のジャンル

  • これまでの作品(リンクがあれば貼る)

  • あなたの人柄が伝わる内容(好きな作家・作品や趣味など)

プロフィールには、各種SNSのリンクを貼ることもできます。

プロフィールやポートフォリオを記事にまとめた場合は、その記事を「プロフィール」としてクリエイターページに設定しましょう。設定方法はこちら


5. 記事を投稿したらSNSでもシェアしよう

noteのフォロワーだけでなく、X (Twitter) やInstagramなどのSNSでシェアすることで、新しい読者に書いた記事を知ってもらえます。

シェアする際は、タイトルとURLを記入するだけではなく、記事の要約やコメントなども合わせて投稿するのがおすすめ。

noteのAIアシスタント(β)を使えば、SNS投稿用の文章がかんたんにつくれますのでぜひご活用ください。


最後に

noteのミッションは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」というものです。

収益化は創作をたのしみながら続けるための手段のひとつ。いろいろと試してみながら自分にあったスタイルを見つけてみてください。

noteの収益化メニューの概要や成功事例については以下のページにもまとめていますので、あわせてご覧ください。

この記事が参加している募集

文学フリマ

コミティア

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!