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私の体験レポート【男性から見た立ち合い出産】

ご覧いただきありがとうございます。
30代新米パパの「みつ」と申します。

公開が遅れてしまい申し訳ありません。
ここ数週間は、子どもの通院や検査(詳細は後日お伝えします)、自分自身の体調不良(ウイルス性胃腸炎&蕁麻疹)で執筆が滞ってしまいました。

さて、本日は私の体験レポートと題しまして、立ち合い出産について執筆します。

これから出産を控えているプレママやプレパパにとって、少しでも参考になれば幸いです。

立ち合い出産までの流れ

私たちが「無痛分娩」を選択した理由

まず初めに、私たちは「無痛分娩」を選択しました。
無痛分娩を選択した理由としては、①妻が痛みに対して不安をもっていたこと、②私自身が出産に伴う苦痛を医学的に取り除けるのであればその方が良いと考えていたこと、が挙げられます。

2020年4月に厚生労働省より発表された報告によると、日本全体での無痛分娩の割合は約9%だそうです。

「無痛分娩」という言葉は、出産を控えている方であれば、多くの方が聞いたことはあるかと思います。しかし、実際に実施されている方は、日本ではまだ多くはないようです。

前述した理由に加えて、私の近親者に無痛分娩経験者がいたこともあり、私たちは相談の上、比較的早い時期から無痛分娩を希望していました。

「無痛分娩」については、様々な意見や考え方、もちろんリスクもあるのでパートナーとよく相談し、医師の説明を十分に聞く必要があると思います。
中には、条件によって無痛分娩が行えない場合(破水してからでは実施できないなど)もある施設があるようなので、そのあたりも確認しておくと安心です。

私たちがお世話になった施設では合計で3回程度、無痛分娩についての同意書の提出がありました。
同意の撤回は出産直前まででき、無痛分娩のリスクについても詳しく説明していただけました。
具体的には、陣痛が弱くなるため分娩にかかる時間が長くなることや、麻酔の効き具合には個人差があること、麻酔による副作用などでした。

上記について、十分に理解した上で、私たちは「無痛分娩」を選択しました。

いざ、立ち合い出産へ!

出産予定日になっても、音沙汰なし…
定期受診のため病院へ受診し、その翌日には入院し、促進剤を使用して出産をするという運びになりました。
あまりのスピード感に驚きながら、入院に必要な準備を開始しました。

入院に必要な物品に関しては、比較的早い段階で病院からアナウンスがありました。パートナーの体調に応じて早めに準備しておく方が良いです。
恥ずかしながら私自身は、入院に必要な物品について全く把握しておらず、妻に任せきりでした…
妊娠初期からもっとコミュニケーションをとっていれば良かったと後悔しています。
男性は出産直前までなかなか意識が向かない方も多いと思います(私もそのひとりでした)が、妊娠や出産に関してのコミュニケーションは、とればとるほど良いと思います。

入院当日は朝早くから病院に向かい、入院手続きを行いました。
私は妻を病院に送り届け、付き添えるタイミングになったら改めて連絡が来るとのことで一時帰宅となりました。
この時にはもうドキドキで出産に備えて早めに昼食をとりましたが、全く味を感じませんでした(笑)。

10時くらいに妻から促進剤を始めた旨の連絡がありました。
その後徐々に陣痛による痛みが強くなってきたようで、麻酔を開始した連絡がありました。

13時頃に付き添いに来ても良いとの連絡があり、急いで病院に向かいました。
「大丈夫かな?」と恐る恐る病室に入ると、笑顔で余裕の妻。麻酔がよく効いていたようで痛みはほとんど感じていないようでした。
その後は、定期的に看護師さんがやってきて、出産の進み具合や麻酔の効きをチェック。
私はその都度部屋の外で待機。の繰り返しでした。
途中、痛みが強くなり、麻酔の量を調整していただいたり、赤ちゃんが苦しいかも、とのことで酸素マスクを一時的につけたりと若干の不安はありましたが、概ね順調に経過しました。

施設によるかもしれませんが、麻酔を開始するとベッドから動けず、食事も飲水とゼリー状のものだけしか摂れない場合のあるため、スポーツドリンクやゼリーを準備しておくと良いかもしれません。

20時頃に出産の準備が整ったとのことで、いよいよ分娩室へ。
妻は看護師さんの手を借りながら車いすで分娩室へ移動しました。モニターなどをチェックしながら、いきむ練習を始めました。
この頃になっても妻はほとんど痛みを感じていないようで、普通に会話しながら過ごせていました。

その後も赤ちゃんの向きなどをみて、姿勢を変えてみたりと様々…

いよいよ!とのことで私もいきむ手伝いを始めました。

「おぎゃー!おぎゃー!」とその時は突然やってきました。
妻と顔を見合わせてふたりで涙。
赤ちゃんを見た妻の顔を見て私の涙腺は決壊。
「感動」の言葉では表せないですが、それ以外の表現が分からない感情と妻への「感謝」が沸き上がりました。

その後は、赤ちゃんの体調確認や妻の処置などがあり、落ち着いたところで初めての抱っこ。
小さいけれど力強い命に圧倒されながらも「可愛い」という感情が溢れました。

その後、2時間程度分娩室で妻と赤ちゃんと過ごし、車いすで病室へ帰室。
徐々に痛みも出てきた+貧血の影響もあってか、ふらつく妻を見てなにもしてあげられない無力感を痛感しました。

諸々落ち着いた深夜に私は帰宅。
興奮のためか眠れず翌朝を迎えました。

以上が私の体験レポートになります。
総じて出産は「大変」。それを乗り越えてくれた妻には感謝しかありません。初産は時間がかかる傾向にあるようで、私たちも合計で半日以上かかりました。
立ち合い出産の場面で男性にできることは正直ほとんどない。というのが私の感想です。
特に無痛分娩の場合、麻酔の効き具合にもよると思いますが、よくテレビなどで見るような背中をさすってあげたり、手を握ったりというようなことはありませんでした。

ただ、近くにいて心強く思ってもらえるような関係性が必要なのではないかと思います。
そのためには、日ごろからパートナーとのコミュニケーションを大切にすることや、妊娠・出産に積極的に関わっていくことが大切なのではないでしょうか。

ちなみに出産~退院までにかかった費用は合計で90万円程度でした。出産育児一時金を頂けたので、私たちが実際に支払った金額は40~50万円程度でした。

次回は、子どもの「てんかん」について、精密検査を受けた話について執筆予定です。
てんかん?って何?、どんな検査をするの?、その時の私の心境など、子どもの病気の可能性に向き合うリアルな体験をお伝えできればと思っています。

こんな内容を発信して欲しい!などありましたら、是非コメントをお願いいたします。

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