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LAN設計・LAN工事のポイント

今日はオフィスのLAN構築について
LAN設計の基本と、LAN工事の見積・発注時の
注意点を中心に書いていきたいと思います。
目次は以下となります。
・LAN設計の基本
・LAN工事の見積もり
・LAN工事の発注

・LAN設計の基本

まず基本のネットワーク図を書いて
説明していきます。

図1. ネットワーク図

オフィスにLANを構築する際の構成要素を、
場所とリンクして表現しています。
図①のインターネット接続については、
別記事で契約や工事の説明をしていますので
必要に応じて参照してください。

まずONUを設置する場所をラックと
表現しましたが、外部から回線ケーブルを
引き込んできた場所に、ONUと呼ばれる
回線終端装置を設置します。
これは回線契約すると貸し出される機械で、
契約終了時に返却するものです。

ラック(ONU)の場所は回線引き込みの都合で
場所が決まってしまうことが多いため
パソコンやプリンタなど業務で回線を
使用するためには、業務する場所まで
LANケーブルを敷設する必要があります。(図③)

図②のスイッチですが、ユーザーやお客様から
「不要ではないか」と言われたりしますが
機能拡張性の観点から必要となります。
ルーターはLANポートの数が少なく
配下のスイッチ(業務エリア3など)が
増える可能性もあります。費用削減などの目的で
削除されないように注意しましょう。

今記事は図③のLAN配線工事について
説明していきます。

・LAN工事の見積もり

社内でLAN配線部門を持っていない場合、
外部に発注することになりますが
インターネットなどで業者を探すところから
始めると、会社としてのプロセスとしては
少し時間がかかるということを
お伝えしておきます。

と言うのも、インターネットで探した業者に
見積もりを依頼し、見積書をもらっても
即座に発注ということはできません。
なぜなら、会社としての取引実績がないからです。
まず、与信調査と呼ばれる
「取引するのに安全な会社かどうか」という調査を
する必要があります。(購買部門に相談すれば
代行してくれる場合が多いと思います。)
その調査の結果、問題無いと判断されて初めて
取引に使用する口座の取り決めなど、会社として
取引を開始するプロセスに入ります。
会社として取引実績のある業者を利用する場合は
上記の手続きは不要になりますので
業者選定の段階では、取引実績のある企業から
検討していくことになります。

見積もりを依頼する上でのポイントは、
LAN配線の床下・天井裏に関わらず
どこからどこまでLANを敷設してほしいのか
要件(依頼内容)を明確にすることです。
業者はメートル単位でLANケーブルを用意した上で
現場へ来るため、少し設置場所がズレただけでも
図面と実際の距離が違うためLANケーブルが
届かないということが発生します。
正確な図面が無くても業者は見積もりを
出してくれますが、現場でトラブルに
ならないためにも、理想は正確な図面にケーブルを
どこからどこまで敷設するのか記入して
見積もりを依頼するということになります。

・LAN工事の発注

見積書に発注期限が書いてある場合、
期限が切れる場合は見積もりの取り直しまで
見込んでスケジュールを立てる必要があります。
また、発注から工事までのリードタイムも
業者に確認をしておきます。
工事の2ヶ月程度前には発注してほしいと
言われることが多いです。

今回はLAN設計・LAN工事を中心に説明しました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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