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サツドラの事例を通してコーポレートブランディングについて考えた

こんにちは。
サツドラホールディングス CIチームの満留です。

7月14日、サツドラ本社2FのEZOHUB SAPPOROにて株式会社エイトブランディングデザイン代表の西澤明洋さんをお招きしたイベント、【地方創生】事例で学ぶ地域企業のブランディング&コミュニケーションを開催しました。

2016年に発表したサツドラのリブランディングにブランディングパートナーとして伴走頂いた西澤さんをお招きし、オンライン&オフライン共に大変盛況だったこちらのイベントを振り返りつつ、弊社リブランディングのプロセスをお届けしようと思います。

▼西澤さん著書はこちら


他店のチラシを手にしたお客さまが来店される時代

1972年に15坪の小さな薬店として誕生したサツドラは、40数年で約150店舗を構えるほど多くの皆さまに受け入れて頂いていました。
同時に、同じく北海道に居を構える他企業様と似通った店構えから、他店舗と間違えられることも多く、時には他店のチラシを持ったお客さまに「何でこの商品、セールになってないんですか?」と声をかけられるほどでした。


北海道の「いつも」を楽しく

当時の打ち合わせの様子

「数あるドラッグストアの一つではなく、私たちのお店をめがけてお客さまに集まって頂けるような存在になりたい」

2012年、そんな想いではじまったリブランディングのプロジェクトは、2013年から西澤さん率いるエイトブランディングデザイン社にも加わって頂き、自社の「強み」「弱み」などを整理しつつ核となるコンセプトを検討していきました。

そこで生まれたのが、現サツドラのコンセプト”北海道の「いつも」を楽しく”です。

都市部でも郊外でも、そこにくらす人びとが等しく便利で豊かな毎日を送るお手伝いをしたい。できればそこにちょっとした楽しさを感じてもらえたら、それ以上にうれしいことは無い。創業の時代から受け継いだそんな想いがこのコンセプトには息づいています。

2つの+には、薬をイメージさせるだけでなく、いつものくらしに楽しさをプラスするという意味も込められています。

カラーリングには創業間もなくから使用されていた紫がかった濃いブルーと北海道の大地をイメージさせる明るい黄緑を採用しました。

リブランディングのプロセスはこちらの記事でも紹介されていますので、お時間ある方はぜひご覧ください


ブランディングに必要なもの

イベントの最後には観客の皆さんからの質問を受け付けました。その中の一つ「ブランディングの費用対効果はどのように考えればいいか?」という議論に弊社代表の富山はこのようにお答えしました。

「ブランディングとは今と未来の道しるべであり、コストのかたまり。稟議の障壁は相当に高い。だからこそ経営者がその必要性を理解し、意思決定すべき」

ブランディングとは見せ方や出し方ではなく、「在り方」を定義するものだと思います。単独の打ち手に頭を捻るのとはまた違った課題感に紐づくものだからこそ「やった時の費用対」ではなく「やらずに進めた時のリスク」もまた、ブランディングを実施する際の判断軸に入れるべきなのかもしれません。

このほかにも沢山の質問を頂き現場は大変白熱いたしました!これからもサツドラ、EZOHUBでは皆さんの毎日に楽しさや刺激をプラスする仕掛けを実施してまいります!

最後でお読みいただきありがとうございました。