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【1杯2,500円のラーメン】大衆食の高級化は定着するか!?

2024/03/22の日経速報ニュースによると、米ボストンの人気ラーメン店「Tsurumen Davis」を運営する大西益央氏は、4月1日東京都内に1杯2,500円の完全予約制のラーメン店を開業するとのことです。

アメリカにおけるラーメン店の位置づけ

アメリカでは、ラーメン文化そのものが後から入ってきたものですので、店舗にソムリエがいてお酒を飲みながらウェイティングしたり、店舗の利用シーンもデートなどで使われることもあるそうです。

今までの日本の飲食店舗の成功法則

これまでの日本で大きく成功してきた業態というのは、日常的にあまり食することができなかったものを大衆化することで成功してきた歴史があります。

古くは、牛丼がそうですね。焼肉もそうです。
トンカツにしても天丼にしても、ある程度のご馳走だったものを低価格商品にすることで、一気に市場に浸透していきました。

日本におけるラーメンの位置づけ

もともと中華料理店で出していた商品を取り出し、ご当地ごとに味が分化し、精力的な経営者が独自の味を生み出していきましたが、価格を見てみると、やっと最近で1,000円前後が当たり前になっています。

もちろん、日本における原材料費や人件費を勘案し、更に海外の外食商品と比較すると、もっと高い価格でも良いというのは、誰もが納得するところなのですが、、、

何となく、1,000円前後と刷り込まれている市場価格を大幅に高めていくには、意外性を含めた大きな付加価値の提供が必要なようにも思えます。

今回の大西益央氏のチャレンジは、今後の日本の外食価格の見直しの起爆剤になる可能性も秘めていますが。。。

大西益央氏のラーメンは特別に美味しいから2,500円でも繁盛している可能性もあります。

新しい付加価値とともに、業界全体の底上げになることを期待しています!

今日はここまでです。

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