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419.noteという世界⑭noteのみんなはクリエイターさんたち。著作権者なんだよ。


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note雑感①「noteの世界のクリエイター」

noteを見ていて思うことですが、不思議だな?と思うことがある。
それは、noteを書いている人たちはほとんどがクリエイターさんたちだということです。

そもそも、「Creator(クリエイター)」とは、商業的であろうが、なかろうが関係ない。

お金をもらおうが、もらうまいが、プロや専門家でなくてもクリエイター。クリエイターとは、、様々なものを創作する人、絵やイラストでも写真や文章(詩、俳句、短歌、川柳、その他)を制作して創作をする。

一般的にその範囲は広く職業の総称としても利用されている。
その仕事領域はテレビ、ゲーム、広告、Webコンテンツなど、多岐に渡る。

だから、職業でない人、プロでない人は、自分がクリエイターなんだという自覚が少ない。

写真などもスマホが簡単にあるので自分はカメラマンだという意識が低いような気がする。

しかし、クリエイターは特定の職種を示しているものではない。

クリエイターとは、プロ・アマ関係ない。
小さな子どもたちが描く絵でも立派な創作物だ。また、創作物に上手い下手はない。下手であっても創作物であって、立派な権利がある。

それが「著作権」。
創造的、独自性、オリジナル性のあるもののすべては著作物(創作物)であり、著作権のあるもの。

ですから、有名、無名は一切関係ない。


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note雑感②他人のモノを使うとき

noteのすべての人は著作権を持つクリエイターさんたち。
ただ、注意して欲しいことがある。

それは、「他人のモノを使うとき」例えば、
1.ヘッドが有名な人の漫画やイラスト、または写真。
2.アイコンが有名キャラクターや漫画。
3.絵本や本の表紙。
4.noteのクリエイターさんたちの写真。
5.noteのクリエイターさんたちの漫画やイラスト。
6.noteのクリエイターさんたちの文章や言葉。
7.その他。

実際にはまだまだたくさんありますが、その他を除いて6.まで。
1.と2.は許可を取っていれば別ですが、ほとんどが許可なしのように見える。もし、許可をちゃんといただいているならば作者名を入れるべきです。許可が取れていなければ著作権侵害です。

3.の場合、かなり絵本や本の表紙を入れて要約したり、自分のnoteの中に絵本の登場人物などを掲載しているものもある。

厳密にいえば、絵本や本の表紙は、人さまに著作権のあるもの。本来であれば無断使用は著作権侵害になる。

ただし、「引用の定義」にあてはまっていれば何も問題はない。(過去作参照)つまり、本自体がメインでなくて、あくまでも自分のnoteがメイン(主)であり、その本が自分のnoteに必要として見せたい、説明したい、参考資料として伝えたい、という場合以外は問題がある。

例えば、自分のnoteをそのまま「引用」だということで使用し、その引用したものがメインで、自分の言葉や文があまりにも少なければ、自分がメイン(主)でなくなってしまう。

あるnoteでは、他のクリエイターさんの紹介ばかりで、自分の言葉や文が圧倒的に少ない人もいる。

また、「紹介記事」なども特に問題はないように思えるが、自分の作品とまるで関係ないものを取り上げたり、紹介の説明もないまま、自分のnoteに貼り付けている。

これは著作権侵害行為でないとしても、その取り上げられたクリエイターさんに配慮がなければ失礼になる場合も多い。

また、自分の都合のいい部分だけ引用して紹介している人もいるが、全体が伝わらずのただの「切り取り」でも、そのクリエイターさんに対して敬意が足りない気がする。

4.5などの「noteのクリエイター」さんたちの作品をヘッドや本文の中で使用している人も多くなってきた気がする。

もちろん、著作権侵害でない場合もたくさんある。
それはその絵や写真を撮ったクリエイターさんたちが自由利用を認めている場合があるからだ。

だが、不安もある。

人さまのモノを借りる、貸すという行為が明確でないことだ。
無料、有料と問わないが、悪用されたら困る。

note以外の媒体で使われるのも不安。
また、自分のイラストや写真が自分の意と反したものに使われてしまう、悪用も恐ろしい。
人を傷つける内容や、政治、宗教、思想的なものに使用されるのも怖いこと。しかし、その辺のルールをしっかりしているのだろうか?
借りる方も、貸す方もその辺の意識があれば後にトラブることはないが、かなりの注意が必要な気がする。

また、無料だから、簡単に借りれるから、といって、その作品を貶めることは勘弁して欲しい。
イメージアップとなるのならいいが、マイナスになるのならお断りですね。
それに勝手なトリミングは、許可がなければ「著作者人格権」侵害になる。

また、無料でお貸ししている写真やイラストなのに「有料記事」にしている人たちがいる。

せっかく無償でお貸ししている作品なのに自分の「有料記事」の宣伝媒体に利用されてしまう。(そのクリエイターさんの作品を販売しているのではないが、自分のnoteのヘッドに訴求効果として利用する)

そして、無料で貸してくれているクリエイターさんたちに対する尊敬と敬意が欲しい。つまり、使用するたびにきちんと作者名、著作権者名を出すこと。せめて、その方の宣伝くらいして欲しい。

なぜなら、自分が気に入って使用しているわけなのだから、そのくらいの配慮は必要な気がする。
つまり、もし、自分が逆の立場ならどうだろうというのが「著作権」の問題意識となる。

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第8章「noteという世界」シリーズを少しずつ始めましたのでどうかお読みください。
また、日々、拘束されている仕事のため、また出張も多く、せっかくいただいているコメントのご返事。お問い合わせメール、お手紙等のお返事がかなり遅れています。しかし、必ず読ませていただいて、翌週には必ずご返事させていただいていますのでどうかお許しください。


では、また(月)(水)(金)にお会いいたしましょう。
いつも読んでいただいて心から感謝申し上げます。


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※本内容は、シリーズ第8章「noteの世界」というテーマで著作権等を交えて解説、感想及びnoteの素晴らしさをお伝えしていく予定です。
私たちの著作権協会は市民を中心としたボランティア団体です。主な活動は出版と講演会活動を中心として全国の都道府県、市町村の「著作権・肖像権・SNS等を中心」にお伝えし続けています。皆様から頂いた問題点や質問事項そのものが全国で困っている問題でもあり、現場の声、現場の問題点をテーマに取り上げて活動しています。
それらのテーマの一部がこのnoteにしているものです。ぜひ、楽しみながらお読みください。
noteの世界は優れたアーティストの世界です。創作した人たちにはわからないかも知れませんが、それを読む人、見る人、聴く人たちがリアルに反応してくれる場所です。もし、本格的なプロの方々が参入してもこの凄さには勝てないかもしれません。プロもマネのできないnoteの世界。これからも楽しみにして皆様のnoteを読み続けています。

私たち著作権協会では専門的なことはその方々にお任せして、さらに大切な思いをお伝えします。
本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
                    特定非営利活動法人著作権協会


「クリエイター著作権全般」特定非営利活動法人著作権協会(NCA)

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