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打姫オバカミーコに学んだこと⑥

今回はライトな話題。ネット麻雀関係。
オバカミーコ連載当時は2004-2010年。

天鳳が2006年だからそのあたりなのかな?
2006年というとインターネット環境はまだそこまで広がっていなかったんじゃないかな?

ここらへんから急激に家庭に1台はインターネットできる環境あるみたいな感じになった気がします。
iPhoneが2007年らしいからこの辺のネット環境の変化はすごかったな。

自分は大学時代でしたね。
ネット環境はありましたが天鳳の存在は知らず。

今回はネット麻雀の功績ってすげーよなーって話。

≪彼らには痛みが無い≫

マンガ内では、ミーコがあるネット麻雀のイベントゲストとして入るため師匠もたくさん打って協力することに。

師匠のアドバイスは、
「彼らには痛みが無い」

オンレートの麻雀は相応に痛みがあるが、
ネットの麻雀は成績には響くものの、実質的な痛みはない。

みんなアガリたくてガンガン来るので。
かわし手は人任せ、自分は常に決めてのみ。

というのが師匠のアドバイス。

※あくまで当時のイメージで、先生がこんな風に思っているわけではありませんし、プレイヤーの多くも変化しています。

≪痛みは・・・ある!!≫

痛みありますよ。師匠。
もうねぇ。痛みしかない。(笑)

1回のラスならまだいいよ。
2連ラスなんてもう。。。
降格なんて絶望ですよ。(笑)

でも当時はネット麻雀やる人のイメージってそうだったんでしょうね。

たしかに、リアル麻雀と違って、
・好きな時に好きなだけ打って
・お金もかからない
・アガりたいから全ツッパ
・メンバーいなくてもネットにいる
ネット麻雀がただ麻雀ができるだけと思えばこんな感じです。
(全然否定してるわけじゃないです。たかが麻雀ですから。)

そう考えると今はすごいですよね。
みんな段位をあげるために一生懸命勉強してるし、
麻雀が強いということがステータスになっている。
一定程度ハマるひとはめちゃめちゃ真剣に打ってます。

≪ネット麻雀の功績≫

麻雀牌や卓といった道具を用意しなくていいし、そもそもメンバー集めなくていいし、移動もしなくていい。
手軽にはじめられるためライトユーザー数が拡大したことなどあげだしたらキリがないが自分なりに考えた功績を挙げてみる。

≪天鳳位≫

まず、強いことをブランド化した「天鳳位」
これがすごいですよね。
「天鳳位」になるとプロに特例でなれます。
初代天鳳位の朝倉pがそうですね。
瑞原pも天鳳での実績がMリーガーになった一因と思われます。

強いことをブランド化した天鳳のおかげでネット麻雀のイメージはものすごく変わったと思います。
強いを可視化した。

最近では雀魂の勢いがすごく「魂天」が最上位ですが、まだまだ「天鳳位」の価値はかなり高いですよね。

≪データ解析≫

あとはデータですね。
自分がどう打ったかなんてリアル麻雀では撮影くらいでしかできません。
が、ネット麻雀では簡単にできてしまう。

加えて、とつげき東北さんをはじめとする研究者さんがネット麻雀のデータを解析・研究したことで感覚でしか語られなかったものが、新たなセオリーとなり、確率などの数字としてあらわされることで麻雀は運だけじゃない知的ゲームだという認識が広まったと思います。

それまではなにが有利かの証明は難しかったんですが、一気に確立され、またネット環境により多くの人のもとにいろんな情報が届いた。
一定程度の勉強すれば、強い人とやっても勝ったり負けたりできるようになったことは(運もあるため)、麻雀界のレベル上げに大きくつながったと思います。

いままでの、
麻雀始める⇒適格な指導ナシ⇒負ける⇒つまらないが、
麻雀始める⇒セオリーを覚える⇒負けるけどたまに勝つ⇒勝つと嬉しい
って感じに変わったと思います。
まだまだユーザーが増える時期かなと思うので初心者から中級者向けのコンテンツはニーズあると思います。

強さが段位やスタッツなどで数値化されたことで自分が可視化できるのもいいところ。

≪ノーレート≫

これは自分独自かもですが、ノーレート麻雀もネット麻雀の影響だと思います。
師匠が言う通り、ネット麻雀は金銭的な痛みはないです。

そもそもオンレート麻雀も賭けるのがお金だからダーティーなイメージありますけどなんでお金か?ってみんなが共通の価値として認識してるからですよね。(お金ってスゲー。)

でも今はノーレート雀荘や健康麻雀などがあり、半荘5連続のトータルポイントで表彰されたり、ノーレートでも麻雀が成立しています。

結局、お金じゃなくてもお互いに同価値と思えるものならば、真剣勝負は成立するんですよね。

この文化は、
⇒ネット麻雀で強い人が評価されるようになった
⇒麻雀をお金ではなくても、お互いのプライド賭けて真剣勝負する
⇒ノーレート麻雀が成立する
ってな感じでノーレート麻雀が成立する要因に1つになった気がする。

ということでノーレート麻雀、あるいは健康麻雀が広がった背景にはネット麻雀の礎があったと自分は思っています。

余談ですが、結構ノーレート麻雀とか健康麻雀はビジネスとしていけるんじゃないかと密かに思っています。(笑)

≪オマケ 盲牌≫

健康麻雀に関連してオマケ。

リアル麻雀では牌に文字が掘ってあります。

麻雀が健康麻雀として頭角を現した理由として、
①複数人でのコミュニケーション
②手先を使う運動
③記憶力の向上

などが挙げられるそうです。

その中には盲牌も。

たしかに、指の腹まで使うゲームってあんまりないかもです。

トランプは紙だし、将棋は掘ってありますがスリスリしないし。

ネット麻雀だと視覚だけですが、リアル麻雀も刺激的ですよ。

≪まとめ≫

今回はネット麻雀に対して自分が思ってることをまとめた記事みたいになりました。

ネット麻雀によって、
①ユーザーが増えたこと
②データの蓄積
⇒強さの可視化
⇒統計からセオリーの構築
⇒数値化による知的ゲームという認識の確立
 (ギャンブルイメージの脱却)

が、大きな功績だと思います。

最近勝てなくて正直しんどいですが、周りのレベルも上がってるはずと勝手に思い込み、そこで勝ち上がることに意味があるんだと自分を鼓舞しながら頑張ります。

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