【書評リレーマラソン⑥】『解剖から理解する頚椎診療』―臨床現場ですぐに役立つ情報が満載
本書を読んで本書の2人の編者の先生は,2008年に第4回日本脊椎脊髄病学会トラベリングフェローシップにご選出され,2週間の海外研修をともに経験された旧友です。日本の脊椎脊髄外科医がお互いを最も深く知り得るチャンスのひとつがこのトラベリングフェローシップです。私も第5回に和歌山県立医科大学の中川幸洋教授と参加させて頂き,中川先生とは今でも良き旧友です。頚椎疾患の診療と研究に尽力され,かつ息の合った2人がご執筆されたと伺い,この教科書は本物だと思いました。
実際に本書を手に取