退職宣言してもなおスッキリしない現象
5年越しの退職宣言をしたのに
なぜかスッキリ感がない。なにこれ??私まちがった??泣けてすらくる。どういう種類の感情で泣いてるのかすらわからない。理由はなんだろう。
優しい上司に申し訳ないから
社会とのつながりが絶たれて怖いから
社会人としてやってけなくて悲しいから
楽しくやれてた時期を思い出して淋しいから
悲願を達成して嬉しすぎるから
今後の人生が不安だから
自分の物語に酔ってるから
どれも当てはまるけど、
いまいち「これだ!」という感覚がない。
私は自分の気持ちを見つめる時間が他人より長い(と思う)。だから長年の鍛錬の成果として、感情の理由づけが、早くて正確だと自負してる。大抵の感情についてはサクッと意味付けできるし、noteを書いている内に「はいはい、コレとアレがつながってたのね。了解了解。」となる事がほとんどだ。
それなのに、なんだこのモヤモヤは。
辞めたい気持ちに嘘はなく、伝える事ができて良かったと思っているんだけど「あー楽しかった時期もあったなぁ」「全部終わっちゃうんだなぁ」「あの頃にはもう戻れないんだよなぁ」って気持ちが、涙に変換されてるのかな。え、恋?
という所までが昨日で、もしかすると
「退職理由が自分の中のタブーに触れるから」モヤモヤしてるんじゃないかという可能性に行きついた。
私は、上長との関係が上手く築けず、適応障害で半年休職しているのだけれど、その時から「ここは私の居場所じゃない」「退職が正解」という確信があった。
でも、その時点での私は、自分の能力に自信が無かったし、そもそも退職して新たな人生を歩もうなんてエネルギーが無かった。「いつかは退職する」という未来は確定していたけど、あらゆるものが足りなくて、どうしても動き出せなかった。
今は無理です!
流れに身を任せることしかできないです!
決断とかさせないでください!
という気持ちだった。
それで、休職期間中は、過去の嫌な記憶から逃げて、極力職場のことを考えないようにしていた。心療内科や人事担当者との面談の時はもちろん、仲の良い同期と話す時でさえ、具体的に説明するのがしんどすぎて虚偽の報告をしてた。「なぜか職場に行くと体調が悪いし、涙が出る」という設定で押し通してた。「謎のストレスが原因です!」みたいな。
上長とのいやな記憶を封印して「辛かった」を発表しないで来たから、1年半経った今もしっかり傷心中なのかもしれない。それで「あの時から退職は決めていたんです」と話そうとすると、過去の記憶が刺激されて泣けてくるシステムなのかも。
文字で表現するのは、全然平気なんだけどな。
喋ると自動的に涙が溢れてくる。
文字だと自分を俯瞰で語れるけど、口頭だと自分の肉体を背負ったままだから、また心持ちが違うんだと思う。そこは立ち入り禁止区域じゃん!開けるな危険!と身体が警告してるのかも。
そうだよね、しんどかったよね。解決済みみたいな顔してたけど、喉の奥に押し込んだだけだったらしい。悲しいとか辛いとかじゃなく、ただただ泣けてきてしまう。現象としての涙。
でも、今回はちゃんと過去を掘り返さないといけない。じゃないと今の優しい上司に申し訳なさすぎる。
現上司が悪いわけじゃなく、昔の上長との関係性に問題があって、その時から私が職を離れる事は決まっていたんだ。そこの所、ちゃんと伝えなくちゃ。泣きそうだけど。
明日は部長との面談。
次は人事かな。あーイヤだけど、がんばろー。
2024/05/14_29
私のnoteを見つけて読んでくれてありがとう♡