続く縁、それは「尊敬」という思い。

久しぶりのnoteだが
皆さんお元気だろうか。

私自身は
すっかり仕事に邁進する日々を送り
過去の記事たちも
今思うといい思い出と化してしまっている。


出会いを貪欲に求めていた時期は
会話に加えて肉欲も少なからず求めていたこともあったため

“まぁ奔放だったなと”

今でこそ他人事のように思えてしまう。

そんな風に
生物としての出会いを求めていた時期も含め
ずっと続く縁とはどういうものなのかと考えるきっかけも重なり
今一度自分に問いかけてみてみたのだ。　

私が思う
人と人との縁が続く最大且つ最重要の要素として

「尊敬できるか、できないか」

にあると思っている。

以前の記事でも紹介した男性とは
もうかれこれ15年以上の付き合いになるのだが
今でも親交が続いている。

本当に彼とは色々な事があった仲で
音信不通の時期もあれば
死ぬほど愛し死ぬほど嫌いな時期もあったのだから
私の人生の一部を彼が形成したと言っても過言ではない。

ただ
今は私の良き理解者であり
恋愛感情抜きにしても本当に失いたくない存在であるので
これからもこの縁を大切にしたいと思える人物の一人である。

なぜこのように紆余曲折ありながらも
彼をそう思えるのか考えてみたのだが

それは“尊敬できる人間”だからなのだ。

勿論傷つけられたこともあり
過去の事を全て許せる訳ではない。
しかし
何故彼に対して嫌悪感が芽生えないのかと問われたら

それは
ただただ彼を尊敬してやまないからなのだ。


人として

とにかく彼の生き様は
ブレのない筋が通ったものであり
心からその姿に感銘し尊敬しているからなのだと思う。

「愛した男だから、そう思うのは当然じゃないか」

そう思われてしまいそうなので、弱腰で弁解させてもらうのだが
彼も年齢を重ねそれなりに歳を取り
お世辞にもあの頃と同じ容姿を保っているわけではない。

所謂“おじさん”世代にしっかり足を浸かり
外見も内面も年相応となっている。

ただ、15年以上経った今も
根幹の部分は何一つ変わっていない。

きっとそれこそが
出会った頃から彼に対して変わらずにある

「尊敬」

なのだ。

不躾な質問で申し訳ないが

今あなたの傍にいる恋人や友人は
心の底から尊敬できる人だろうか。

特にも一番身近な恋人や妻や夫が
例え立場が変わったとしてもその相手を尊敬できる存在か
今一度あなた自身も考えてみて欲しい。

恐らく
この記事を読んでいる読者の方々の中には
楽しさを優先させてしまいがちな若い世代の方も多いかと思う。

その年代は特にもその目が曇りがちだ。

ただ、時はあっという間に過ぎてしまう。
気づいたら30代、そして40代という現実が待っている。

私自身もそんな時代や経験を経てきたからこそ
早い段階から「尊敬できる人」を沢山自分の周りに作ることが
これから先の人生を豊かにしてくれると言えるのだ。

勿論、そのように生きていく中で
続く縁もあれば切れる縁もある。
これは仕方のないことであるし、もはや宿命として受け入れた方がいい。

そして何より

“切れた縁には執着しない”

これも大切なことである。

繋がる時は
例え形を変えたとしてしても時を経てまた繋がる。
何故なら私がそうだったからだ。

ただ、何度も言うが
そこには揺るがない「尊敬」があるかが
何より重要である。

逆を言えば
尊敬できない相手は遅かれ早かれ縁は切れる。
これは間違いない。

一緒に過ごす時間が幸せ。
一緒に遊ぶ時間が楽しい。

勿論大切な感情である。

しかし
その感情の裏に「なんだか尊敬できないな」と感じる部分があったとしたら
そこには目をつぶらず素直に従って欲しい。

何故なら
いくら目をつぶって良い面だけを盾にしても
尊敬できない相手には必ず嫌気が指す時が訪れ
その思いが矛となって自らを貫く事になる。

だからこそ
あなた自身も常に誠実で生きることこそが
また相手からも

「ずっと一緒にいたい」

そう思われ縁が続く事になるのだ。

そう。

お互いがお互いを「尊敬」できる存在であれば
その縁は自ずとずっとずっと続いていく事になる。

LEON