人見知りこそポールダンス

私は大人数やチームワーク、
人混みが苦手。

自分を売り込んだり、
自分から人と仲良くなることも
できない。

こんな性格だと損だなと感じてい時に、
私とは正反対の性格の知り合いに、
ポールダンスを勧められた。

ポールダンスをすることで、
自分の表現の仕方・
声の張り方・歩き方
全てに変化が起きるのだとか…

インドア派だからこそ、
激しく動くことで
ストレス発散にもなると思うよ！
とのこと。

いやいやいや、、

ただでさえ
人前に出るのも嫌なのに、
ポールダンスなんて
絶対に無理！
と当初は思っていた。

でも
自分の殻を破ってみたかった＆
新しい趣味に挑戦したい
という気持ちもあって

ポールダンス教室で
体験レッスンを受け、
そのまま月額会員になった。

体験レッスンまで

体験レッスンを予約したものの、
寸前までキャンセルするか迷っていた。

どう考えても
自分とは全く合わない気がするし、

ポールダンスをしている人の
イメージも少し怖かった。

しかし、
「これは趣味ではなく、
自分の性格を変える治療」
と自分に言い聞かせ、
レッスンに向かうことに。

レッスン当日

スタジオは普段行かない
駅の雑居ビルに入っていて、
ビルの前で引き返したくなった。

一階では飲み屋のお姉さんが
客引き?していて、
「やっぱ怖いわ…」とビビった。

勇気を持ってエレベーターでスタジオへ。

ビルの一室にスタジオがあり、
「本当にここか？」
とキョロキョロしていると、

他の受講生らしき人が
挨拶をしてきたので、
その人についてスタジオに入った。

狭いが天井の高い部屋に
ポールが4本ある
小綺麗なスタジオだった。

インストラクターと、
年齢層の幅広い生徒が
私含め4人いた。

人見知りの私も溶け込めるほどに
とてもフレンドリーな人たちで
ひとまず安心。

受講者同士で和気あいあい♪と
いったことは私の経験上なく
新鮮だった。

自分の特性とは違う趣味をすることは、
新しい人々と出会えるってことなのだな、
という発見があり少し嬉しくなった。

The Bling Ring

レッスン内容

ポールダンスはストレッチを
十分にする必要があるので、
15~20分ほどストレッチタイムがある。

そのあと実践に入るのだが、
初心者は私だけで
基礎を１から教えてもらった。

私のためだけに
基礎の時間を取ってもらうのが
とても申し訳なかったのだが、

"みんな初めての時があるから"
というマインドで、
みんなとても応援してくれた。

簡単な動きができただけでも
拍手をしてくれたり、
わからないことは
積極的に教えてくれたり、

受講前は
「ポールダンスしてる人達って
ちょっと怖そう・・」
と思っていたが、
偏見だったんだなと反省した。

ポールダンスのすごいところ

①しなやかなダンスの裏には相当な筋肉と練習がある

筋力がなかった私は
ポールで少し回っただけで
息が切れるし、目も回る。

掴まっているのに必死だった。

相当な練習と筋肉がないと
「ポールダンス」と呼ばれるような
「ダンス」をできるようには
ならないのだなと
ポールダンスの深みを感じた。

②体型・年齢・性別に関わらず全ての人が魅力的に見える

「細い体になりたい」と
ダイエットをしてきたが、　

ポールダンスをしていると
自分含め全ての体型が
とても魅力的に見えた。

細さは一つの特性でしかなく、
それだけが美の基準ではない。

男性のポールダンスを
目の前で初めて見た時も、
女性とは違う力強さと
しなやかさがあり、

ポールダンスは
「みんな違ってみんないい」
を表現する手段であるとも感じる。

③ものすごくストレス発散になる

ポールに掴まって動いている時は、
手を離すと大怪我にも繋がるので、
全集中が自分の体とポールに集まる。

一点に集中することと、
激しい動きで汗をかくことが重なり、
終わった後の爽快感が
とてつもない。

これは何よりもストレス発散になる。

Hustlers - 私が100年かかっても出せないであろう雰囲気

新しい趣味を始めるということ

一時間のレッスンはあっという間で、
すっかりポールダンスに魅了され、
後日近所の他スタジオで月額会員になった。

次の日は全身を殴られたかのような
激痛の筋肉痛で3日ほど苦しんだが、

体も心も良い意味で
新たな筋肉が育っているのを感じ、
とても新鮮だった。

おそらく私のような
インドア&人見知りの「静的な人」は、

普段汗をかいたり
筋肉痛になる機会が
そもそも少ないはずなので、
「動的な趣味」を取り入れると
頭がスッキリすると思う。

また新しい趣味、
特に自分とは無関係だと
思っていたことを始めると、
単にその事柄を楽しむだけでなく、

行ったことのない場所に出向き、
関わったことのない人と出会うことで
新たな発見がある。

平凡な日常に新たな刺激を
取り入れることのできる
手っ取り早い方法でもある。

インストラクターの人たちのように
綺麗にしなやかに踊れるように、
体作りもしたいし、
自分の見せ方ももっと研究していきたい。

ポールダンスを始めてからの変化

これまで何度かレッスンを受け、
まだ社交的な性格にはなれていないが、
少しずつオープンになろうと
殻が破れつつはある。

これまではなるべく人を避けていたが、
自分から挨拶をしてみたり、
人と会話する時は胸を張って
笑顔を心がけるようになった。

また、
レッスン後の筋肉痛の痛みも
回数を重ねるごとに
マシになってきているので、
筋力も少しずつついているのを感じる。

ポールダンスは
大人の青春とも言われるそうだが、
人見知りの人はもちろん、
男女・年齢問わず全ての人におすすめです！