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古きを尊ぶ

私の住む街は2022年の統計では、総人口に対して65歳以上が占める割合は48・6%で約2人に1人が高齢者で75歳以上は28・9%です。人口減少と高齢化が進んでいます。
田舎はどこでもそうではないでしょうか。
ご近所の人は高齢者のかたがとても多いです。だから今年度も町内会の組長です。組長はこれで6年連続となりました。万年組長です。町内には万年組長が、私の他にも数人います。
広報を配りながら安否確認も兼ねるのです。孤独死などあってはならないのです。

しかし、足腰の弱い方が一軒ずつ歩き広報誌を配ることは大変なことです。無理をする必要もありません。組長など遠慮なく断ればいいのです。
しかし、田舎では町内の役は誰かがやらないと困るのです。
地域では助けあいが大切です。

キリスト教【汝隣人を愛せよ】
天理教【むらかた(村方)はやくにたすけたい】

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高齢化が進む現代ですが、決して悪いことばかりではないと思うのです。
令和5年の高齢者就業率は、男性の場合は60~64歳で83.9%、65~69歳で61.0%、65歳を過ぎても、多くの人が就業しています。また、女性の就業者の割合は、60~64歳で62.7%、65~69歳で41.3%となっています。

そして、65歳以上の人口は、3,589万人。総人口に占める割合は28.4%です。日本の労働力は、高齢者に支えられているとも言えなくもありません。
働くことは側々(はたはた)を楽にすることでもあります。
人生100年の時代。いくつになっても誰かの役に立てればと思うのです。

お年寄りの方々のおかげで、今も昔もあると思うのです。
どんな言葉を発しても、所詮は昔の人が語ってきた言葉にすぎません。

古きを尊び、いくつになっても学ぶ姿勢が大切ですね。そこにまだ見ぬ気づきがたくさんあるように思います。

−了−

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