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月桂樹の花が満開のある日

晴れたり、冷えたり、荒れたり…
気候にギャップがあるからか、地震ということもあるのでしょうか。

気温や気候が不安定だと、体調も不安定になるでしょうし。
高齢者など介護に携われていると、温度管理に気を揉まれると思います。


今朝、父の古くからのご友人が、亡くなられたとご一報をいただきました。
父が逝く前から、なんとなく不調になってきたとご様子はうかがっていました。

ご友人のおじいさんは強めの認知症があって、長い間ご家族が介護でご苦労をされているのを見聞きしていました。


父の方が少し若かったので、
「絶対、おっちゃん順番抜かしせんといてよー。うちが先やよー」と
ご家族さんからはよく声をかけていただいていたんです。


父の死後、一ヶ月経たないうちに旅立たれたおじいさん。

ご家族さんは、
「おっちゃん(ウチの父)が、『お前ももう行くで、早よ早よ』って連れて逝ってくれはったんやー」と言ってくださいました。

「そやね。あの世で、2人で、あーだこーだ畑しよるでしょう。」と返しました。

おじいさんは、長らくウチの畑を使ってくださってた方なんです。

私は、共に介護をしてきたお嫁さんと
「お疲れさま。よう頑張ったねぇ。」と
抱き合いました。
「ほんまによ。お互いに頑張ったなぁ」と。


また、それぞれ家庭の環境がちがうし、年齢もちがうので、これからの時間の過ごし方はいろいろ違ってきますけれど

でも、時をおなじくして、介護に努めてきた気持ちとか疲労とかそういうのは…
その時々、
お互いを思いあったり、弱音をはきあったり、
本当にかけがえがないつながりになったなぁとつくづく感じています。


父の友人のおじいさん、ご冥福をお祈りします。父とあの世であんじょう、畑やってくださいね。


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