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金利と株価の関係

YouTube動画をご覧頂いたかも知れませんが、分かり易く絵を追加して記事にしてみました。

今さら聞けない金利って?
金利と株価の関係

今さら聞けない金利って?


そもそも金利の働きってなに?
「経済の体温調節」をしていると考えて下さい。
過熱したら冷ます、停滞したら温める。

金利には短期金利と長期金利があります。
普段上がった下がったというのは長期金利の方を指していることが多いです。ちなみに日本は0.9%程度、米国は4.6%程度です。(2024/4現在)

長期金利は短期金利で決まります。(★重要)

では、短期金利は誰が何をみて決めているのでしょうか?
答えは中央銀行です。日本は日本銀行、米国はFRBです。だから短期金利は政策金利とも呼ばれます

何をみて決めているかの前に、彼らの目標を理解することが大切です。それは「毎年2%ずつ物価が上がっていくこと」です。

なぜ2%なのか?それくらいが適温だからです。

例えば日本は30年間物価が上がらないデフレが続きました。問題は賃金も上がらないことです。物価が上がらなければ賃金もあがりません

米国はどうでしょうか。これまで500円で買えていたハンバーガーは5000円(10倍)出さないと買えません。爆発に物価が上がりました。賃金も上昇しているので良いのですが、中には賃金が上がっていない人もいるので、経済全体としては良くない状況なのです。それで、物価目標2%が適温という訳です。

では目標が分かったところで、日本銀行が何をみながら金利政策をきめているのかを見ていきましょう。

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