見出し画像

『ZINE FEST吉祥寺』にZINE1を作り出店した『のしてん、こだいら。』

念願のZINEを作り『ZINE FEST吉祥寺』に乗り込んだ話。

いつかは書籍化をする。実は『のしてん、こだいら。』にはそんな野望があるんです。その足がかりとしてZINEを作ろうと意識をし始めたのは2023年の10月頃。11月中には完成させてZINE FESTへなんて目標を立てました。

まず、noteの初めの10記事をZINEにすると決め、文字数をシェイプして再編集をすることから始める。

その原稿をもとに(い)が考えたこんなイメージでが、もうこの時点でかっこいいになる予感。それでも、いろいろな忙しさで過ぎていくゆく年くる年。

3月のこと。(お)と浦和で8月に開催する『ZINEFEST埼玉』に出ましょうかなんてやり取り。この埼玉と秋頃にやるだろう吉祥寺を目指して、年内に2冊目、3冊目も作れるといいですね!なんて会話をしていたら、(い)が見つけてくる吉祥寺での開催の告知。

開催日は4月13日。1か月後。それでも、その日にZOOMでの編集会議で参加しようと決めた。そこから怒涛の(い)の進行が始まる。お尻に火が付いた『のしんてん、編集室』。

台割をどうする、はじめには、自己紹介、あとがき、など記事以外の文章のこと。その文字数はどうしようとか、やり取りが飛び交うメッセンジャー。スクロールして戻る会話を確認しながら進めていく作業。

そしていざ姿を表すZINEのプロトタイプに感激と感嘆。うん、かっこいい。手に取りその質感を愛でて沸く愛着。それぞれの想いが詰まるこの一冊にこのメンバーで活動できていることに感謝。

最後の数日は印刷から手製本する(い)の孤軍奮闘で迎えた当日。集合するPARCOの裏の通用口に集まる出店者さんたちの姿を見て、初めて出店者として迎えるZINE FESTに感慨深くなりました。

テナント用のエレベーターで屋上に上がるが僕たちは出店者と気持ちが高まる。

『初出店』『東京都小平のZINE』『勝手にこだいら観光案内所』『めざせ!単行本』『うどんアンバサダーいます』と貼り紙を用意しすぎて少し照れますねという(い)に、エヴァンゲリオンの世界観みたいで好きですと(は)。そんな会話をしながらする設営が楽しい。



12時になり、お客さんが屋上に上がってくる。

チラシを手渡しして、アピール、アピール、アピールをする。「こだいらって知ってますか」から始めるトーク。「いや」、「いえ」、「知らないです」、「なんとなく」、「あっちのほうですよね」。『こだいら』を知らない人率の多さに凹んでくる。ここ吉祥寺なのになんて。

でも、そうか、『こだいら』を日本中に認知させるローカルメディアを作るという目標は間違ってなかったと再認識して心に火が灯る。

サンプルを読んでくれていた男子から、「ください」って小さな声。「えっ」と漏れる言葉。「あ、これ、ください」と遠慮がちに男子。メンバーみんなで心から「ありがとうございます!」。

「ください」って言葉がこんなに嬉しいんだってはじめて知りました。

お話しをした方から、「見過ごしてしまうようなまちの情報を、こう愛を持ち、汲み取ってもらえると、その町への興味がわきます。いいZINEですね」と伝えられ、やっていることは間違っていないって勇気をもらう。

デザイン、装丁、手製本のことが気になると興味を持ってくれた方が多々。のんびり興味を持ってくれた方に数冊売れれば、なんて思っていたけれど、頑張ってチラシを渡してアピールして、思った以上の販売になりました。


ZINEは「のしてん、カフェ。」でも販売しています。


たっぷりと日に焼けた一日。気持ちは次のZINE FESTに向かうメンバー。この勢いで次。ZINE 2を楽しみに待っていてください。

(は)

会場となった吉祥寺PARCOの屋上

※ZINE FESTを運営する(BOOK CULTURE CLUB)のnote

【ZINE 1】
  東京都小平市


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?