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魅力がいっぱい!チップソー切断機!


こんにちは。営業部のF子です。突然寒くなりましたね。

今朝、滋賀工場のある甲良町では濃霧が発生していたのですが・・・・

これから大阪方面へ出発するトラックが数台止まっていました。

なぜか能勢鋼材の敷地内だけ、霧が薄くなっていました(笑)
霧が出ると冬の訪れを感じますね。皆様お体にはご自愛下さい。

さて今回は、前回の記事で「同業他社にはなかなかない」と書いたチップソー切断機についてお話しようと思います。





そもそもチップソー切断機とは

正式には「丸鋸切断機」という名称です。

チップソー、メタルソーといった丸鋸刃により材料切断します。従来の切断機より高精度でより良い切断面が得られ、高速切断が可能です。

津根精機㈱様 ホームページより


当社では、チップソー刃を取り付けているので「チップソー切断機」と呼んでいます。



チップソーの刃って?


チップソーの刃にも数種類あるのですが
当社ではチップ数の違う2種類の刃を、切断するモノによって使い分けています。

入社後の研修で、「ピザカッターみたいですね」と言ったら苦笑いされた記憶が・・・


多くの企業が導入しているバンドソー切断機は、写真中央の帯のような刃で鋼材を切断します。

別名:帯鋸切断機とも呼ばれます。


対してチップソー切断機は、チップソーが高速で回転し、鋼材を切断します。

チップソーが|д゚)チラッ



チップソー切断のメリットは?

チップソー切断のメリットは3つあります。


 メリット①切断スピードが早い(=短納期でお届けが可能!)

  直径Φ50の丸棒なら、10秒で切断可能!
  (バンドソー切断だと5分かかります ※当社比)
  ここにも短納期の秘訣あり!です。


 メリット②切断面がキレイで、バリが少ない

  例えば「両端削って仕上げるから、素材は+3mm長く買うんや!」と、材料を注文すること、ありませんか?


  そのような手間、省けます。


  切断面が波打つことが無く、後加工もラクラク!
  

(左)バンドソー切断
(右)チップソー切断

   バンドソー切断の断面は、指でなぞると若干の凹凸があります。
   ズームしていただくとよく分かるのですが・・・写真って難しい!


おわかりいただけただろうか・・・?

    チップソー切断の断面は写真左です。
    写真右のバンドソー切断の断面は、はっきりと波打っているのが分かりますね。
    このあとの工程を考えると、少しでも手間が減るのはありがたいですよね・・・!


 メリット③寸法精度が高い

  切断するサイズにもよりますが、切断公差は±0.3mm~±0.5mm!
  
フライス仕上げには敵いませんが、そこまで精度が求められない製品であれば、十分な範囲ではないでしょうか?
  
 

チップソー切断機のスペックは?


メイン工場の滋賀工場では、3台のチップソー切断機が稼働しています。

愛称:1号機、4号機 (津根精機 TK5C-72GL)

    【切断範囲】 丸棒:Φ5~Φ45
           平角棒:厚み3~40mm、幅~65mm


愛称:2号機 (津根精機 TK5C-160G)

    【切断範囲】 丸棒:~Φ160
           平角棒:厚み28~150mm、幅~150mm

一番稼働率が高い機械を、1号機と4号機の2台体制にすることで、多ロット品の納期をグンと短縮しています。




おわりに


当社自慢の”チップソー切断機”はいかがでしたか?
この記事を読んで

   「ぜひチップソーで切断してほしい」

そう思って頂けたら幸いです!

”チップソー切断指定”のご注文も多く頂いております。
お気軽にどうぞ!



抜くな点検!省くな手順!ヨシ!!!!


「機械を稼働し続ける」ための心がけも、短納期のヒケツですね(=^^=)




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