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とあるファーストフード系のお店が下した決断(アメリカでの話)

facebookで投稿されていた記事の話である。
チキンフィレで人気のあるファーストフード系
チェーン店が16歳以下の場合は保護者同伴
なくしては店内で食事をすることを禁止とした。
テイクアウトはOKとのこと。

ここのチキンは実は美味しい。アメリカのファーストフードでは
一番に好きなお店である。

店舗が決断を下すまでに要したプロセス


ここの店長によると、16歳以下だけで来店している顧客による店内での飲食態度、従業員への威圧的な態度、駐車場での危険な行為、その他度重なる行動を重く受けとめ、大人同伴でなければ店内での飲食を禁じる、と決断を下した。


親を批判しているわけではない(店のコメント)

店舗は親へメッセージを投げかけている。
我々は親御さんを責めているわけでなはい。
未成年であるが故に、親や教師などの監視元を離れれば、友人同士で羽目を外すこともあるだろう。
そしてつい勢いで、大人を試すようなことを態度をすることもあるだろう。
それは理解できる。
しかし我々のレストランではそのような態度はこれ以上、受け入れないと判断をした。

このチェーン店は日曜が休みであることでも
有名である。
(モールなどに出店している店舗は異なる)。
創業者が週に一度は従業員とその家族が休みを共にすることは
大切である、と判断。
日曜は教会へ家族で出かける習慣も未だアメリカでは強く残っており、創業者のクリスチャン的な背景もこの店のマネージメントに大きく影響している。

ニュースでの店舗がある地域がどんなところか私は知らない。


子供達が徒歩で行ける場所にあるのか、車を必要とする郊外にあるのか。
また、安全な地域なのか、そうではないのか。
一体どの程度のワルサが店内で行われてきたのか。

いずれにせよ、16歳以下を一括りでお断りと判断を下すのにはかなりの決断力を要したと想像する。

ファミリー向けのお店としてのイメージを守るために、従業員を守るために。
ブレない経営理念を持った創業者を尊重した結論なのだろうか。

変わりつつある流れの中で

様々な選択がある現代、客だからといって甘えた態度をしていられる時代も
変わりつつある。
客はサービスを受けるための対価を払い、
サービスを受ける側でありそれ以上のものではない。

最近の日本での飲食店での信じられない
客のマナーによるニュースを見るたびに
“どうして?”と思わざるを得ない。

ちびまる子ちゃん世代の私にとって、子供時代の
外食は贅沢なイベントだった。
しかし時は移り、安価で美味しく食事できる場所もたくさん増えた。
外食がごく普通の日常の一部となった。

それでも公共でのマナーは忘れてはならない。

久々にチックフィレに行ってチキンサンドイッチを食べたくなった。
そんなことを思わせてくれた記事であった。



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