見出し画像

レイビィを聴きに行った

Laufeyと綴ってレイビィと呼ぶ。23歳のアイスランド出身
シンガーソング・ライターである。彼女が奏でるジャズ風の音楽は
ジェンZ世代に新たな作風として受け入れられており、
と同時にかつてジャズに馴染みのある世代にもファンを増やしているようだ。

とても20代の子が歌っているとは思わなかった

ボストンのバークレー大学出身。この大学は音楽家を育てる大学として有名だ。パンデミックの最中に作ったという曲はリリース1か月以内に10万のフォロワー数を記録した。TikTokでは1800万以上の“LIKE”を得たという。
その3年後にはアイスランドの交響楽団とのパフォーマンスを行うまでに
成功したレイビィ。彼女自身もここまでの短期間の成功は目を見張るものがあったかもしれない。

最初に彼女の曲を聞いたのは娘のSpotifyのプレイリストから。
心地よい低音で失恋の心の痛みや、ほろ苦い感情などをジャズ風
あるいはボサノバ風に歌い上げる。
バックグラウンド・ミュージックとしてずっと聴いていても
飽きのこない、そんな感じに最初は聴いていた。

なんとなくエラ・フィッツジェラルドを思い起こさせるような
声でもあった。

ワールドツアー開催中

たまたま小1時間ほどで行ける場所にレイビィがやってくると言うことで
学校でどうしても行けない娘の代わりに私と旦那で聴きに行くことにした。

最初の30分は前座で別のシンガーソングライターの女性が自前の曲を披露する。
そして20分の休憩後にいよいよレイビイの登場だ。
ギターとピアノをそれぞれ自分で演奏しながら1時間以上歌っただろうか。
それぞれの曲の前に必ず、どう言う状況でその曲を作ったか、
背景を説明してくれる。
さすが20代の女性らしく、多くは好きだった男の子との気持ちのすれ違い、
失恋して立ち直る上での感情の推移、また男の子との出会い。。

16日間電話しなかったけど、昨夜電話をしてっしまった。よくないこととはわかっているのに・・

Laufeyの曲一部抜粋

あー、こう言うことってあったよなあ、大昔のことだけど。と思う世代と
まさに私の気持ちを代弁してくれている、という若い世代の2層が客席に
多く目立った。特にレイビイ風のドレスを着た20代前半の女性グループが非常に目を引いたのと同時に50−60代(自分達も含めて)も非常に多かったのは興味深い。

魅力の理由

彼女の生の歌は非常に聴いていて心地よかった。
詩もすんなりと頭に入ってくる。
それにもまして彼女のピアノも素晴らしかった。
しかし彼女の音楽の魅力は
他にもあるんじゃないかな、とコンサートの帰り道考えていた。
そしてこう思ったのである。まるでディズニーの曲のように
いつまでも頭の中に残るようなそんな感じがするな、と。

サイン入りのLPをつい購入してしまった。でも我が家にはLPプレーヤーは
ない。今年の誕生日にでも自分へのプレゼントとして購入しようか。


#私のプレイリスト


この記事が参加している募集

私のプレイリスト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?