見出し画像

僕の後ろを歩かないでくれ。僕は導かないかもしれない。・・・

僕の後ろを歩かないでくれ。僕は導かないかもしれない。僕の前を歩かないでくれ。僕はついていかないかもしれない。ただ僕と一緒に歩いて、友達でいてほしい。 アルベール・カミュ

***
昨年深田恭子さんが「適応障害」の診断で活動が休止となった。
今は回復されてまた活躍をされているようで何よりに思う。

適応障害というのは、ある特定の状況や出来事が、その人にとって、
とてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるもの。詳しくはこちら

「ある特定の状況や出来事」というのは、大なり小なりであって、
人によって感じるものは違うだろう。仕事かもしれないし、プライベートかもしれないし、その両方かもしれないし。
現皇后陛下もこの診断が出ていて、今でも療養なさっているらしい。
実に17年以上。
その年月の長さたるや赤ん坊が高校生になる長さ、長いよね。

適応障害って、耳にはする言葉だけど理解はされにくい。
人によって症状も違うし、同じ治療法で治っていくわけでもない。
同じ状況下でも、罹らない人もいる。
だから「メンタル弱いよね~」という言葉が出てくるんだと思う。
私も言われたっけなぁ。

「たまさん、意外とガラスの心だよね」

直属の上司に言われたっけ。

ほっとけ

思い出し怒り(⇔思い出し笑い)ムカムカ


もとい。
活動休止したり、
公務を中止したり、
休職したり。
これらは、復帰するために必要なことなんだけど、
同時に「孤独」になりがち。
所属する事務所や会社が
「できるだけサポートする」とはいっても、
そのサポートが逆に辛かったりもする。
サポートする側も大変だ。
楽しくワイワイしているときは、人が周りにいるけど、
その現場から離れると、人は離れてしまう。

プロ野球「楽天」の元監督、野村克也氏がこう言った。

「うまくいっているときは、周りに人がたくさん集まる。
だが、一番大切なのは、どん底のとき、誰がそばにいてくれたかや。」

友人でも家族でも誰でもいい。たった一人でも。
 アドバイスしてくれなくてもいい。
フォローしてくれなくてもいい。
ただ、いつもと同じように過ごしてほしい。
それが一番。
やらなくちゃいけないことはあるんだけどね。

僕の後ろを歩かないでくれ。僕は導かないかもしれない。僕の前を歩かないでくれ。僕はついていかないかもしれない。ただ僕と一緒に歩いて、友達でいてほしい。
 
んじゃ、また!

いただけるなら喜んでいただきます。