見出し画像

ぼくはみんながそばにいて欲しいって思うような人になりたいんだ。・・・

ぼくはみんながそばにいて欲しいって思うような人になりたいんだ。つまりね、「見ろよ、チャーリー・ブラウンが来るぞ!これで安心だ!」って人が言ってくれるような。 チャーリー・ブラウン

こんにちは、たまです。
今日の東京地方、青空が見えていたり、薄い雲に覆われていたり。
現在午後4時11分、外気温は27℃。
湿度は50%前後なので、それほどジメジメしていません。
***

前回の「電話応対」では、
「目の前に相手がいるつもりで」
という話をした。そして、
「相手にも見えている」
という話もした。
とっても大事なこと。
その点を踏まえたうえで、今回は「声」についてのお話。

電話に出るときも、かけるときも、
最初の第一声が、その後に大きな影響を与える。
ビジネスでの電話応対の第一声を「オープニングトーク」というのだが、
そのオープニングトークで、相手の印象が決まるのだ。
【オープニングトークの例】
●お電話ありがとうございます。〇〇の田中でございます。
●お電話ありがとうございます。〇〇田中が承ります。
●○○の田中と申しますが、今お時間よろしいでしょうか。


オープニングトークは、最初のコンタクトであり、
その印象によって、その先に進むかどうかを左右する大事な入り口。
言うなれば、電話応対における玄関なのだ。
誰かの家を訪問したとき、
その家の玄関がきれいですっきりしていると、安心するが、
逆に暗くじめっとしていると、なんだか不安になり、先に進みたくない。
そういう気持ちになったことはあると思うが、それと同じ。

このオープニングトークを成功させるためのポイント。
それが「声のトーンとペーシング」。
今回はそのうちの「トーン」にフォーカスを合わせよう。

動物は、相手を威嚇するときは低い声を出す。
これは、相手を怖がらせるため。
人間も動物なので、低い声は相手を怖がらせてしまう。
いわゆるチンピラ風情の方に
頭の先に突き抜けるような甲高い声で、
「てめぇ!ふざけんなよ!」と言われても、
ミスマッチに唖然とするか、笑いを堪えるのに必死になるかも知れない。
しかし、低い声で
「てめぇ!ふざけんなよ!」
と言われるとビビってしまうのではないか。
低い声というのは、わかりやすくいうとこういうこと。
この例は極端だが、
何が言いたいのか、というと、
低い声を低いままに扱うと、あなたがどんなに心優しい人であっても、
相手にその1/100も伝わらない。

相手が目の前にいるつもりで話していても、
心優しい部分が伝わらないのは、あまりにもったいない。
であれば、伝わるよう工夫をしてみる。

意識して高めの声を出す。
明るいトーンで話をするように意識するのだ。
ほんの少し目線を上げ、笑顔で話すのだ。
そのちょっとした工夫で、聞き違えるほど声は明るくなるのだ。
ちょっとやってみよう!

はい!

電話応対の際は、はずかしがらずに、ぜひやってほしい。
周りの人が、
「電話なのに笑って喋ってる〜」
なんて言っても気にしない。
周りがどう思おうが、相手が「感じいいな!」って思うことのほうが、
周りの評価より数百倍大切だから。

さて、そうは言っても、
高い声が出ない人もいるだろう。
もともと地声が低く、高い声も無理がある人。
男性や女性にもいるだろう。
低いままで開き直って話しても、先の「てめぇ〜」と大差なくなる。
さて、どうするか?

その場合は、
無理をして高めの声を出すのではなく、
「落ち着いた声」を意識して話すことによって、
相手に安心感を与えることができる。
トラブルで、コールセンターなどに電話をしたとき、
明るいオペレーターから、落ち着きのある声のオペレーターに代わられて、
安心した覚えがあると思う。
無理をせずに、自分らしさを活かすことで、優位になるのだ。

そして高めの声も、低めの声も、
必ずあなたの中にある「優しさ」を加えること。
大切なことは、相手に安心してもらうこと。
安心はコミュニケーション成立の大事な要件の一つだから。

ぼくはみんながそばにいて欲しいって思うような人になりたいんだ。つまりね、「見ろよ、チャーリー・ブラウンが来るぞ!これで安心だ!」って人が言ってくれるような。
***

いかがでしたか。
声のトーンの大切さ、ざっくりとご理解いただけたかと思います。
すでにできている方はこれまでどおりに。
初めての方はぜひ参考になさってください。
いつもひっそり読んでくださっている読者のみなさまに感謝いたします。

◆今日の研修◆
オープニングトークは、玄関と一緒。入りたくなることを意識して。
電話応対はコミュニケーションで成り立っている。

See you!


いただけるなら喜んでいただきます。