点数計算とプロテスト

※完全に個人の意見です。文句等々はできる限り私に直接お願いします。
ちゃんと読んでいただいた上での批判・反対意見は大歓迎です。むしろくれ。

読者の皆様ごきげんよう。
「アイシールド21」で一番好きなキャラは如月ヒロミ(白秋ダイナソーズ)の厚谷です。大学の時は同じ背番号(96)にしてました。

さて、今回のテーマは「点数計算とプロテスト」です(また燃えそうなテーマを…)。
1年というのは早いものであっという間に12月になってしまいました。
そして12月といえば、各麻雀プロ団体からプロテストの告知が出される時期でございます。
今回の受験者は連盟だと40期になるんですって。僕29期ですよ。11年やってるんですよ。この11年何してたんだよ。

自虐はともかくとして、「何の成果も得られませんでしたっっ!!!」とならないように、noteの更新だけは続けていきたいと思います。
悪名は無名に勝るっていうしな。うん。

では本題に入ります。
僕にしては珍しく後半部分を有料に設定しています。日和ひよりました。


●点数計算ができなくてもプロになれるのか

色々なことがあり最近よく目にするこの言葉ですが、僕が訊かれたら答えはもちろん「否」です。「否、否、否!!!」です。さすがに点数計算ができない状態では合格はできません(プロテストを担当してるわけじゃないから知らんけど)。

とはいえ対局で自分で和了した点数がすぐに言えないのに合格している人が散見されるのもまた事実です。
なぜこのようなことが発生するのか、完全に僕の主観的意見ですが述べていきたいと思います。

まず初めに、プロテストで行われるのは大きく3つ、「筆記」「面接」「実技」です。そしてこの中で点数計算がかかわるのは言わずもがなですが「筆記」です(「実技」でも点数申告するだろうけどそこは一旦置いておきます)。

「筆記」の内容はHP等で公開されている過去問を見てもらえるとわかりますが、「点数計算」「混一色・清一色の待ち」「条件計算」などです。そして「点数計算」は当然ですが毎年必ず含まれます

麻雀のプロテストに限らず一般的な筆記試験全てに言えることですが、筆記試験の優劣は「正誤による得点」でしか付けることができません。
途中式を書くものでなければ答えを書くまでの過程も関係ありません。

「プロテストの筆記試験における点数計算」でこのことを考えてみましょう。

「1問あたり2秒で答えを出せたが、ドラを数え間違えて1問だけ間違えてしまった人」と、「計算して答えを出すまで1問あたり1分かかったが、全問正解した人」がいるとします。
プレイヤーとして適正が高いのは前者だと言えそうですが、筆記試験で優秀と判断されるのは間違いなく後者です。
採点する側からは、「問題ないスピードで計算できている」のか「時間をかけないと計算できない」のかの判断ができません。
さらに言えば、「他に何も考えなければ早い」とか「リアルの牌だと遅くなる」とか「特定の形だけものすごく苦手だけどそれ以外は問題ない」とか「雑に計算したけど時間余ってめちゃくちゃ検算したから結果的に全問正解」とか色々なパターンがあり、1問の正誤にも様々な意味が含まれてます。実際僕の周りにも「筆記の点数はかなり良いのに、対局になるとまるでできなくなる人」がいます。

それを判断するために「実技」や正規合格までの「研修」があるのですが、筆記がそれなりにできていれば「時間経過で改善される」と判断されるのもごくごく普通のことかと思います。
プロテスト受験の時点では筆記がそれほど良いわけではなかったけど、今では「女流プロのお手本」のようになっている人も存在します。

ダラダラと自分の意見を述べてしまいましたが、要するに何を述べたいかと申しますと、「将来的にどう成長するかは本人次第だからしばらくは温かい目で見守ってほしい」です。

●ぶっちゃけどう思っているか

前段では「点数計算が遅いのに合格する人」がいる理由について圧倒的主観で意見を述べました。
ここからはそのような方々について「厚谷がどう思っているか」を書いていきたいと思います。

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