バイオハザードシリーズを独断と偏見で評価してみた(メインシリーズ編)

ラクーンシティからこんにちは。
麻雀界屈指のバイオ好き(自称)、理想のタイプはエイダの厚谷です。

今回は1mmも麻雀が関係ない内容です。
ま、たまには許してください。

某龍を継ぐMリーガーの方が最近「バイオハザード7」のゲーム実況を始めておりまして、怖がりっぷりがそれはもう面白すぎるんですよね。普段とのギャップが半端ないです。
動画の大半がホーム画面かポーズ画面なのにあの面白さはもはや卑怯です。

そんな中で僕が思ったことは、せっかくなので「バイオハザード」の面白さを多くの人に知ってもらいたい、ということですね。
実況動画を見ている方の中には、「バイオハザード」をよく知らないという方も少なからずいらっしゃるでしょうし。

「バイオハザード」の実況動画を見ようとしている方、そしてこれから「バイオハザード」シリーズをプレイする方の参考になれば幸いです。

●「バイオハザード」の基礎知識

「バイオハザード」シリーズはCAPCOMが世界に誇るホラーゲームの金字塔であり、ゲームのみならず実写映画やCG映画、ドラマや小説、そしてテーマパークのアトラクションなど、その存在は多岐にわたる。
全世界でのシリーズ累計販売本数は1億3500万本以上となっている。

t-ウイルスに感染することで発生したゾンビや、B.O.Wバイオ・オーガニック・ウエポンと呼ばれるクリーチャーなどの敵を退け、生物災害バイオハザードが発生している洋館・研究所・街などから脱出するのが主な目的。


今回のnoteではメインストーリーに大きくかかわる10作品(ナンバリング+CODE:Veronica)を紹介していきます。他にも正史に含まれる作品がありますがとりあえずってことで。

・発売順は関係なく、時系列順に紹介
・リメイク作品があるものはリメイク後が基準
・以下の四項目を★☆☆☆☆~★★★★★の5段階で評価
難易度   :敵の強さ、アイテムの多さ、謎解きの難しさなど
ボリューム :ストーリークリアまでの必要時間
ホラー度  :ビビらせ度
アクション性:キャラ操作の自由度
厚谷の独断と偏見がふんだんに盛り込まれています

各作品の特色と簡単なストーリーを書いているため、多少のネタバレを含んでいます。
それでも良いという方は続きをどうぞ。

●バイオハザード 0

「恐怖の原点ゼロ。」

難易度   :★★★★☆(弾薬がめちゃくちゃ少ない)
ボリューム :★★☆☆☆(ロケラン解放条件が3時間半以内クリア)
ホラー度  :★★★☆☆(時々驚かされる)
アクション性:★☆☆☆☆(古き良きラジコン操作バイオ)

全ての始まりの作品(発売順はリメイク前「3」の後)。
主人公はビリー・コーエンレベッカ・チェンバースの二人で、レベッカはシリーズ屈指の人気を誇る美少女キャラ。
能力が異なる二人の主人公を状況によって使い分けるという唯一無二の作品。この仕様も含めて全体的に難易度が高め
ストーリー的には1番最初だが発売順は少し遅いため、後のストーリーと矛盾している設定が若干存在する。
リマスター版はコスチュームが豊富でそこはかなり良い。

●バイオハザード(リメイク)

「そこを歩く、という恐怖。」

難易度   :★★★☆☆(謎解きが結構難しい・ゾンビが復活する)
ボリューム :★☆☆☆☆(慣れたら2時間くらいでいける)
ホラー度  :★★★★☆(窓ガッシャンが多い)
アクション性:★☆☆☆☆(古き良きラジコン操作バイオ)

時系列は「0」のエンディング後、その日の夜。
主人公はクリス・レッドフィールドジル・バレンタイン。この後いくつもの作品に登場する2名である。
二人の主人公は体力やアイテム所持数などに差があり、ゲーム開始時にどちらか選択する形式。プレイ中に使い分けるようなことはない。
この作品の特色はなんといっても「倒したゾンビがしばらく経つと強くなって復活する」ことである。強くなって復活するのは後にも先にもこの作品だけの仕様である。
ちなみに操作性に関しては、リマスター版(「0」も)だと「アレンジ操作」があり従来のラジコン操作とは別の操作方法も選べるのだが、視点は従来と変わらない都合上、画面が切り替わるタイミングであらぬ方向に進んでいったりもする。

●バイオハザード RE:2

「この惨劇に喰われるな」

難易度   :★★☆☆☆(ゾンビが異常に強い以外は大したことない)
ボリューム :★★☆☆☆(ストーリーが二人分なのでちょい長い)
ホラー度  :★★★★☆(ゾンビが強すぎて追いつめられる恐怖)
アクション性:★★☆☆☆(ラジコン操作ではないけど自由さはない)

時系列は「1」の約2ヶ月後。
主人公はレオン・Sスコット・ケネディクレア・レッドフィールド。この二人も後の作品で何度も登場する。
この作品も主人公二人から選ぶ形式。だが、「レオン1st」をクリアすると「クレア2nd」(リメイク前は「表裏」)というように、二人のストーリーがリンクしている。なおリメイク前に有った、「表」での行動が「裏」に影響を与えるシステム(いわゆる「ザッピングシステム」)は廃止されている。
これまでのバイオハザードでは雑魚敵代表だったゾンビが超強化されており、攻撃力が高い・怯みにくい・狙いにくい・数が多い・復活する、と盛りだくさんである。キャッチコピーの通りに喰われるプレイヤーが続出だった模様。

●バイオハザード RE:3

「極限からの脱出に挑め」

難易度   :★★★☆☆(どの要素も平均的に難しい)
ボリューム :★★☆☆☆(ちょい長い)
ホラー度  :★★☆☆☆(びっくりはしないけど「追跡者」がしつこい)
アクション性:★★★☆☆(緊急回避アクションが追加)

時系列的には「2」とほぼ同じタイミング。
主人公は「1」の主人公でもあったジル・バレンタイン
大まかなシステムは「2」とほぼ同一だが、「追跡者」と呼ばれる敵がエリアを跨いでもなお追いかけてくる要素が追加。ただし、「RE:3」では決まった場所にしか出現しないため、この要素は実質削除されたといっても良い。
また、新アクションとして「緊急回避」が追加。敵の攻撃が当たる直前にボタン入力することで、敵の攻撃を回避することができる。リメイク前の「緊急回避」は使い勝手があまり良くなかったが、「RE:3」では極めるとボス以外をほぼ完全無視できるほどの性能を持つ。ゾンビの強さは「RE:2」と同等なのだが、このアクションのために相対的に弱体化しているといえる。

●バイオハザード CODE:Veronica

(キャッチコピーは見つかりませんでした)

難易度   :★★★☆☆(敵が多すぎて嫌になる)
ボリューム :★★★★☆(けっこう長い)
ホラー度  :★★☆☆☆(びっくりさせてはこない)
アクション性:★★☆☆☆(ほぼ初期バイオ)

時系列的には「2」「3」から約3ヶ月後。
主人公は前半部分がクレア・レッドフィールド、後半部分がクリス・レッドフィールド。兄妹でのW主人公作品である。
メインストーリーに大きく関わっている旧式ラジコン操作バイオ作品で、いまだにリメイクされていない不遇の作品。
二丁拳銃スコープでの狙撃(スナイパーライフルとリニアランチャー)など細かい新要素はあるものの、過去作と比較して大きく変わっているような特筆する点はない。
強いて言えば、「無限ロケラン」の入手がシリーズ屈指の難しさであり、長いストーリー中に1度しかセーブが許されておらず、うっかりゲームオーバーになり数時間分を無駄にしたプレイヤーが多いことくらいか。

●バイオハザード RE:4

「死をかわし、倒す快感。」

難易度   :★★★☆☆(アクションゲームが苦手だとキツい)
ボリューム :★★★★☆(けっこう長い)
ホラー度  :★★☆☆☆(びっくりはしないがグロテスク表現が多い)
アクション性:★★★★☆(自由度が大きく向上)

時系列では「CODE:Veronica」の約6年後。
主人公は「2」の主人公でもあるレオン・Sスコット・ケネディ。
オリジナル版の「4」は「3」から大きくシステムが変更され、従来の固定カメラ視点からプレイヤーキャラの肩越し視点であるビハインドビューとなった。また武器の購入や強化を通貨を使って武器商人から行うようになっている。
アクション面でも、敵を銃撃してひるませてからの体術による追撃など、戦い方の自由度が大きく向上、そして「RE:4」はオリジナル版を順当に進化させた内容となっており、国内外問わず非常に評価が高い
そして何より、ヒロインのアシュリーが可愛い
従来作品に比べホラーとしての怖さはほとんどなくなったものの、アクションゲームとしての完成度が高い。
区分「Z」(いわゆる18禁)版しかなく、グロテスク表現がなかなかにキツい。アクションゲームが苦手だと、開始早々にチェーンソーで切られまくる映像を何度も観ることになるだろう。

●バイオハザード 5

「恐怖の原点は、恐怖の頂点へ」

難易度   :★★★★★(AIパートナーが最大の敵)
ボリューム :★★★★☆(けっこう長い)
ホラー度  :★☆☆☆☆(ホラー的要素はほぼ皆無)
アクション性:★★★★☆(体術がかなり豊富に)

時系列では「4」の約5年後。
主人公はクリス・レッドフィールドシェバ・アローマ
最初に申し上げておくが、まったくもって「恐怖の頂点」ではない
体術面を中心にアクション性が向上しており、それに伴いホラー要素がさらに減少している。
今作では一人プレイの場合AIPCとしてもう一人の主人公が共闘するのだが、このAIが最大の敵である。
道中の敵を全て倒そうとして弾薬を浪費し、ロクに敵の攻撃を躱さない為にすぐ瀕死になり、いらないアイテムまで拾い集めて肝心な時にアイテム欄がいっぱいになっている始末。ストーリー中に何も悪いことをしていないのに、全プレイヤーのヘイトを集めている悲しき主人公がシェバである。
唯一狙撃能力だけは高いため、ピンポイントでライフルを持たせるのがガチプレイでは最適解となる。
ちなみに「恐怖の原点」の部分は、ウイルス発見のエピソードが語られているため、間違いではない(何故か「0」と被っているが)。

●バイオハザード 6

「すべての闇を、生き抜け」

難易度   :★★☆☆☆(プレイヤーキャラが強すぎる)
ボリューム :★★★★★(そこそこ長いシナリオが4人分)
ホラー度  :★☆☆☆☆(ホラー的要素はほぼ皆無)
アクション性:★★★★★(初期バイオと比べるともはや別ゲー)

時系列では「5」の約4年後。
今作では主人公の異なるシナリオが4本あり、それぞれが交錯しながらストーリーが進んでいく。
クリス・レッドフィールド(パートナーはピアーズ・ニヴァンズ)、レオン・Sスコット・ケネディ(パートナーはヘレナ・ハーパー)、ジェイク・ミューラー(パートナーはシェリー・バーキン)、そしてエイダ・ウォン(パートナーはエージェント)の4人が主人公となっている。
初代と比べると別のゲームと言っていいくらいにアクションへ特化しており、ダッシュ、スライディング、ステップ回避、カウンターなどなど、かなり人間らしい動きが可能。
ホラー要素は皆無と言っていいレベルで、欧米向けのゲームとなっている感が否定できない。
ただシンプルに操作性は良いので、バイオハザードとしてプレイしなければ名作と言える。
余談だが、「CODE:Veronica」以来久しぶりに「ゾンビ」が登場する作品である。

●バイオハザード 7 レジデント イービル

「すべては''恐怖''のために」

難易度   :★☆☆☆☆(慣れたら多分一番簡単)
ボリューム :★☆☆☆☆(3時間切りくらいは割と簡単)
ホラー度  :★★★★★(シリーズ最恐)
アクション性:★★☆☆☆(良い意味での不自由さ)

時系列では「6」の約4年後。
主人公は新しく登場したイーサン・ウィンターズ。ただの一般人代表という設定であるが、目の前で起こる異常事態を「F●ck!!」の一言で片づけてしまう、とてつもない精神力の持ち主である。
この作品からまた大きくシステムが変わり、一人称視点アイソレート・ビューが採用された。
この作品を一言で表すのならば、ただただ怖い。キャッチコピーは伊達ではない。前作と異なり、打撃だけで敵を倒せる超人が主人公ではではないので、アクションが不自由なのも恐怖に拍車をかける。
追いつめられる恐怖、驚かされる恐怖、虫の集団による恐怖…と様々な種類の恐怖が襲い掛かってくる。
僕はというと、驚かされたりするのには慣れているが、虫がマジでダメだった。あのBBAだけは本当に許さん。

●バイオハザード ヴィレッジ

「邪悪と狂気に満ちる村。」

難易度   :★★★★☆(敵が多くエイム力がかなり重要)
ボリューム :★★★★☆(「7」よりもだいぶ長い)
ホラー度  :★★★★☆(あるエリアだけ異常に怖い)
アクション性:★★☆☆☆(「7」からほぼ変化なし)

時系列では「7」の約4年後。
主人公は前作から続いてイーサン・ウィンターズ。現時点のナンバリング最新作である(パッケージではVillageのVillの部分が赤くなっており、ローマ数字でⅧと読めるようになっている)。
基本的な操作は「7」と同一であるが、通貨による武器購入・改造のシステムが復活、ストーリーの長さもかなり大きくなっている。
ホラー要素は全体的に薄まっているが(ロボットと闘ったりするし)、ある一部分だけ尋常じゃなく怖い。あとはDLCの「シャドウズ・オブ・ローズ」もかなり怖い。和と洋の恐怖を良い感じでミックスしているような内容である。
あと、「7」ではかなり恐怖だったミアイーサンの妻が可愛い。そしてローズイーサンの娘も可愛い


はい、ただの趣味記事いかがでしたでしょうか。

最近は尖ったことばかり書いていたのでたまにはいいでしょう。
これからもちょいちょい趣味記事挟んでいきます。遊戯王とか龍が如くとかそんなの。

前にも書きましたが、僕がシリーズで一番好きなのは「アウトブレイク」です。
マジで!現代で!リメイクしてくれ!
今でしょ!

読んでいただきありがとうございました。

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