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「しじみ汁理論」で考える、電車で化粧は是か非か。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:電車で化粧の是非?いまさら?でもあえて考えてみました。しじみ汁の貝の身は食べるべきか、残すべきか理論で考える、マナーとは何か。

久しぶりに電車でお化粧に遭遇

GWで山手線に乗って立っていたら、眼の前に座っている若い女性が、お化粧を始めたんですね。

あー、最近この光景を見てなかったなぁーと思いながら、女性の様子を盗み見していました。

一生懸命ファンデーションを塗って、次はまつげを整えて、夢中でお化粧をしています。

https://qr1.jp/fR1pAy

「これは若い女性の生態を堂々と観察できるチャンスだ、何か世相の一端でも感じて、noteに書きつけることができるかもしれない。」

などとほくそ笑み、長期戦の構えをしたのです。

でも、僕はだんだん不快になってきて、観察をやめて他の車両に移りました。

電車で化粧がいい、悪いを論じるつもりなどありません。

昔の女性は決してしなかったけれど、今の女性はする、っていうのは、時代の価値観の違いだと思うからです。

でも、こんなことをいうとその女性に失礼かもしれませんが、3駅通過する時間、僕は「電車でお化粧」をずっと見ているのは、生理的にダメだとわかったのです。

行為と社会性

電車で化粧は、法律で禁じられている行為ではありません。

だから、堂々とやっていいわけです。

でも、この所作はかつて社会的な物議を醸したことがありますよね。

でもここ最近全くお目にかかることがなく、改めて検証する機会に恵まれたのですが、心と体が拒否反応を示したのです。

これは一つ化粧だけの問題ではないな、と思えてきました。

言葉遣い、服装、挨拶、食事の作法等々も、同じかな、と。

要するに社会性というか、その行為が社会に受け入れられるか否か、
という問題かな
、と思ったのでした。

しじみ汁の正しい飲み方

最近、いわゆる社会的禁忌行為に関して、腑に落ちる論考を目にしたんですよ。

それは、「とんかつ屋さんで出される、しじみの味噌汁の正しい飲み方」について、です。

https://qr1.jp/wVYN70

ポイントは、しじみの貝は食べるべきか、残すべきか、ということなのですが、正しい答えは「どちらでもいい」でした。

ただ、貝を手にとって口に持っていき、その身を歯で剥がすのはタブーだというのです。

シジミの身を食べるならば、お椀の中でお箸で上品に取り出し口にいれるのがマナー正しいやり方だというのです。

要するに、「その所作が同伴者に不快に思われる行為はマナー違反であり、やってはならない」、というのが正しい考え方だ、というのです。

この論者によると、これはしじみ汁だけではなく、あらゆる行為に通底するマナーの原則だ、というのです。

僕はちょっと腑に落ちた気がしました。

今後は、他人の前で何か所作をする時に、こう自問自答しようと思います。

「お前がやろうとしているその動作、見てるかもしれない人を不快にさせないか?」と。

考えてみると、noteもそうなんですよね。

この語句はどうかなあ、こうした表現は誰かを不快にするんじゃないかなあ、最近僕も気をつけるようにしています。

野呂 一郎
清和大学教授

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